優泰を学校まで送り迎えしてくれていた赤いピックアップトラックが先週の金曜日に突然、「月曜からもう来ないよ」と言ってやめてしまった。理由は「採算に合わない」からだそうだ。まぁ、タイではこんなこと日常茶飯事なのだろうが、優泰の学校の送り迎えをしなくてはならなくなるのは、面倒な仕事が増えたことになる。朝の送りは仕方がないとして、午後の3時前後と言う時間帯に学校に迎えに行って、アパートまで送り届けなくてはならず、1時間ほどの時間が無駄になる。現在のようにKKトラベルの手伝いをしているのに、午後の時間に穴をあけなくてはならないのは辛い。新しく送迎をしてくれる車を探すのも大変である。しかも、今日は午後の時間帯にランプーンでアポイントをとってあるので、迎えには行けない。お母さんに代役を果たしてもらわなくてはならない。
空気が乾燥してきて、このところ鼻や喉の粘膜が痛みがちである。チェンマイは緑多く、自然の豊かな都市ではあるが、それ以上に最近は車が増えて、大気汚染の深刻さは東京の比ではない。チェンマイに来て一番良かったことのひとつは「花粉症がない」ことであったが、この大気汚染の影響で、花粉ではないが、鼻水は止まらないし、喉も痛いし、オマケに目も痒くなる。この乾季は朝晩涼しいのだが、私のもっとも嫌いな季節である。この季節になると、市内中心部のアパートなど引き払って、どこか郊外の大気汚染などないところへ引っ越したくなってしまう。
午後からランプーンの工業団地へ出かける。ここの工業団地に入っている日系企業のひとつで総務系の仕事をされている方と、面会しお話をする。本来はK.K.トラベルの営業名目で伺ったのだが、話はすぐに脱線し、タイ人従業員とコピーの話になった。「コピーがちゃんと撮れるタイ人だったらすぐに採用しますよ」とその方は言った。裏を返すと、満足にコピーもできない従業員が多いということなのだろう。それは私も見ていてそう感じる。タイでは文書の書き間違えを、役所への提出書類であっても、修正液で消すのが一般的である。その修正液が乾ききる前にコピーにかけたりするものだから、コピー機のガラス面やローラーに修正液が着いてしまったりして、次にコピーをしようとすると、綺麗にコピーが出来ない。ホチキスが付いたままソーターにかけて元の書類をダメにしてしまう、、。コピー中に何らかのトラブルでジャムった場合(紙詰まり)、その詰まった紙を取り除かず、知らん振りしてその場から立ち去ってしまう。これなどは、ジャムらせたら叱られたり、給料が減らされるとでも思っているのだろうか、、。結局次に使おうとした人が、処理するか、また知らん振りして別のコピー機を求めて他へ行くと言うことになる。もう、こんなことは数え始めたらキリがない。
しかし、さすがに日系企業だけあって、KKトラベルとは比べ物にならないくらい、規律はしっかりしているようで、パソコンでのゲームは禁止されているし、私用メールもご法度らしい。もちろん、職場へお菓子の持ち込みも許されない。そんなことをしたらば即刻解雇だと言う。私も日本への社会復帰を考えて、KKトラベルで仕事のまねごとをしているが、KKトラベルのようにタイの職場丸出しの環境下にあっては、社会復帰の訓練どころか、逆効果になりつつある。KKトラベルでは、勤務中のお菓子は常であり、みんなお菓子を齧りながらパソコンでゲームをしたり私用メールをやり取りしているのでパソコンのキーボード周辺にはいつも蟻がウロウロしている。最近では、職場の女中さんが運んできてくれるお菓子を私も食べるようになって、しばしば私のノートパソコンにも蟻が出没するようなかった。やはり、社会復帰は難しいかもしれない。
帰宅後NHKを見ていると、地上デジタル放送記念番組だとか言って、特別番組を放送しているが、海外生活者にとっては何の恩恵もない地上デジタルなどの特別番組を海外向けのNHKワールド(プレミアム)でなんか放送してくれなくても良いように思う。見ててもちっとも面白くない。日本にいる視聴者の大半もそうではないだろうか、こんなものはテレビ局の社内イベントとしてのみ意義があり、役員さんや株主さんへのアピールだけで十分で、私は通常番組が見たかった。ちなみに、我が家で見ているNHKもデジタル送信を受けているものらしく、しかし、ハイビジョンなるものではないので、画面の動きがビデオCD並みの品質である。
朝食
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ご飯、海苔、ほうれん草の韓国風味噌汁。 |
昼食
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クオッティオうどん。 |
夕食
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焼き鯖、千切りキャベツ。 |