12月25日 火曜日
タンジュンブンガのビーチは正直なところあまりきれいではなかった。ジェットスキーなどのマリンスポーツはあるのだが、海辺に出たいとった気にはなれなかった。
市内バスを乗り継ぎながらペナンヒルのケーブルカー乗り場へ向かう。シーズンだからであろうか、ケーブルカーは長蛇の列であった。乗車するまでに1時間近く待たされ、ケーブルカーの車内も超満員であった。とても景色を眺められるどころではなかった。
ペナンヒルの頂上はさすがに涼しく、気持ちが良かった。が、お母さんは「こんな苦労をして何でみんなここへ来るの」と言う。涼しいだけならホテルの部屋が涼しいし、景色だってここより眺めの良いところはいくらでもあるというのだ。御説ご尤もだが、それをいっちゃあお終いよ。優泰も景色よりは頂上の児童公園のほうが楽しかったようである。
下りもケーブルカーを待たされ、詰め込まれて降りる。ジョージタウンの中心にあるコムタワーのショッピングセンターに入る。ここもチェンマイのカドスアンケウと同様にまとまりのないショッピングセンターでどこに何があるはさっぱりよく分からない。捜しまわってようやくお目当ての本屋に辿り着く。優泰用に英語の絵本を買うのもペナンに来た目的のひとつである。マレーシアはさすがにタイと比べて英語の出版物が充実していた。ここでイギリスのものなど絵本を10冊ほど買いこむ。価格はイギリス本国よりも安いようだ。当然学校で斡旋してくる絵本よりも安い。それに内容を確認しながら手にとって選べるのが良い。
夕食には少し早かったがマクドナルドに入ってお母さんと優泰にはハンバーガーの夕食を食べてもらう。お母さんたちには地元の食べ物よりもこの手のファーストフードを食べてもらっているのが無難である。そして、私はホテル近くの屋台街へ出かけて、マレー名物のサテー(カレー風味の焼き鳥)を楽しむ。ビールも飲みたいところだが、イスラム国家のマレーシアはビールも高く1本400円くらいする。