バンコク〜ペナン
12月23日
ホテルのバイキングの朝食。朝からチャーハンや野菜炒めをもりもり食べる。コーヒーも2杯飲む。
朝食後、優泰を誘ってドゥシット動物園へ行く。本来はまたメナム川で舟遊びをしようと思っていたのだが、優泰は最近お母さんの真似をしたがり、外へ出たがらない。「お部屋で遊んでいる」などと言う。しかし、部屋の中にいればどうせお母さんにべったりで、お母さんを疲れさせるだけなのだから、私が優泰を連れ出さなくてはならない。「動物園なら行く」と言うので、ドゥシット動物園に行くことにしたが、泊まっているホテルはバンコク市内の南はずれ、一方ドゥシット動物園は市内の北側に位置していて、結構距離がある。ホテル前のニューロードから75番の市内バスに乗り、中央駅前で降ろされ、ドゥシット動物園の行き方を地図とニラメッコしたところ、バスの便はなさそうだったので、トゥクトゥクに乗る。かなりの距離があったが運賃は40バーツであった。
動物園の入園料は大人30バーツ、子供5バーツであった。園内の中心には広い池が配置され、獣舎は池を取り囲むように配置されていた。爬虫類館は別料金になっていたが、優泰は蛇やワニなどを見るのが好きなようで、入ってみる。ワニも結構いたが、亀も多かった。蛇たちはとぐろを巻いてじっとしてままなので見ていても面白くない。せいぜい緑色の蛇が鮮やかだとか、黄色と黒の縞模様が大胆だなどと感心するくらいであった。洗面器ほどの大きさの亀に手が届き、甲羅を叩いてみると「シューシュー」と威嚇音を出すのだが、首はすぼめたままだった。ワニの池にはなぜかコインがいっぱい投げ込まれていた。ワニの池にコインを投げるとなにか好い事があるのだろうか、、。コインを投げ込むなとの張り紙もしてあるのだが、、。
タイは象の国だし、象など珍しくもないのだが、ここの動物園での一番の人気者は象であった。象の檻は立派だし、園内奥の一等地に位置していた。タイの人たちはよっぽど象が好きなようだ。なお、ここの動物園ではパンダもコアラもいない。ライオンも一匹しか見当たらず、全体的におとなしい動物園だった。しかし、檻の柵はいずれも手の届くところにあり、「危険」とは書かれているが、勇気のある人はトラの頭でも撫でてやる事ができそうだ。
帰りは動物園前からバスに乗り、エメラルド寺院前で乗り換えてホテルに向かう。今日は日曜日なのでバンコク名物の渋滞もさほどではなかったが、それでも中華街あたりではひどい渋滞に巻き込まれ、ホテルに辿り着いたのはチェックアウト時間を少し過ぎた12時10分であった。急いでチェックアウトをし、ホテル前からタクシーに乗って中央駅に入る。まだ、汽車の時間には間があるので、構内のクーポン食堂で昼ご飯にする。スーパーのクーポン食堂と比べると、かなりお粗末であったが、値段はバンコクだけあってちょっと高めであった。
マレーシアのリゾートアイランドであるペナン島へ向かう国際特急は2時20分の出発である。終点はペナン島そのものではなく、対岸のバターワースと言う港町である。そこには明日の昼に到着する事になっているから、約22時間をこの汽車で過ごす事になる。私たちの指定された車両は2号車で、1号車は荷物車なので実質的には一番前の車両である。16両もの長い列車は改札口側にお尻を向けているので、2号車まで延々とホームを歩く事になった。
定刻にバンコクを出発。寝台車も昼の間は向かい合わせの座席となっており、真中にテーブルを配して、ゆったりとくつろげる。食事の係りがカラー写真入のメニューを配りながら夕食の注文を取って歩く。私たちも料理を4品ほど6時に持って来てもらうように注文する。
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