3/9-3/13の間は日本に滞在していますので、チェンマイ日記はお休みです。

この間ラビット日記を、ざっと以下に紹介します。

3/9 (土) バンコク発午前3時のエジプト航空に乗り込み、マニラ経由で午後1時にようやく成田空港到着。機内アナウンスで帰りの便のリコンファームを必ず72時間前におこなうようにと言っていたので、成田空港について直ぐに出発階のエジプト航空チェックインカウンターに向かう。しかし、ここの係員は日本航空からの派遣なのか知らないが、ここではリコンファームできない、電話番号を教えるから電話で済ませろと言う。しかし、どうせ電話しても、週末はエジプト航空の事務所に電話が通じるわけもなく、不親切な対応と、ぞんざいな口のきき方にちょっとムッとする。旅行会社勤務当時から感じていたのだが、成田空港の日本航空派遣の受けつけ係員のマナーは低すぎる。乗り継ぎの情報や荷札の処理についての知識もお粗末だ。そのくせ、なにか勘違いしていて、客を客と感じていないようだ。全てがそうではないが、その手のスタッフが多い。その点、キャセイ航空など自前のスタッフで対応しているところは感じが良い。

3/10 (日) 多摩クラシックモーターサイクルの集会の日である。2ヶ月に一度、奇数月の第2日曜日に八王子の多摩御陵に古いバイクで集まって近郊を走る行った集まりである。今日は穏やかで暖かい絶好のツーリング日和とあって、40台近い古いバイク達が集まった。国産も外国製もあり、私と同じラビットも何台か参加している。ほとんどのバイクの製造会社はもうとっくに無くなっているか、バイクの製造を中止して久しい。中に一台ラビット仲間でもあるIさんは三菱重工が昭和39年に製造中止したスクーター、シルバーピジョンで参加していた。シンバーピジョンと言うスクーターは私の富士重工製のラビットのライバルスクーターであったが、当時ラビットの方が断然売れていた。現存する当時のスクーターでもラビットとシルバーピジョンでは圧倒的にラビットが多い。しかし、良く見せてもらうと、シルバーピジョンはラビットには無い工夫があちこちにされていた。ラビットよりも長い車体、エンジンは125ccなのに2気筒で静か、照明などの電装も凝っていた。デザインもかなり斬新なもので、子供向けテレビでヒーロー達が乗って登場しそうなデザインだ。しかし、これほど凝ってしまったのがアダに成ったのか、値段が高かったのか、ラビットほどは売れないスクーターだったそうだ。
夜、吉祥寺の焼鳥屋で、前の会社で一緒だったK君とその恋人に会う。焼酎を飲みながら情報交換をしたり、来月タイへ遊びにくると言うから、そのことについて話したりする。焼鳥代をご馳走になってしまった。それにしても彼はイイ男だ。ちょっと子供っぽいところもあるが、純情な好青年である。

3/11 (月) 岩手県北上市に住む叔母が、従兄妹のお産の手伝いに京都へ行った帰りに東京へ立ち寄る。私はこの叔母夫妻には子供時分に大変に世話になった。ちょうどその頃は私の父母が離婚する直前であり、かなりガタガタしていた時期であったが、私と弟は夏休み中を親元を離れ、この叔母夫妻の家に世話になっていた。そして、叔父は夜勤明けなどに、ホンダの360cc軽自動車で、三陸の海や北上山中を連れまわってくれた。私が家庭内のことに悩むことなく、子供時分を楽しく過ごせたのは、多分にこの叔母夫妻によるところが大きい。夕方、その叔母と母と3人で散歩に出る。私が小学校に入るくらいの頃まで住んでいた都営住宅跡地などを歩く。2時間半ほどで1万2千歩ほど歩き、夕食にすき焼き鍋を囲む。

3/12 (火) 日中は銀行回りをする。今回日本からタイへ持ちこむお金はこの数日来のドル安傾向から見て、ドルの旅行小切手が優位と考えられる。私はいつも第一勧銀で旅行小切手を作る事にしている。第一勧銀だと発行手数料を0.5%にしてくれるから、50万も作ればちょっとした小遣い銭にはなる。しかし、口座を置いているひばりが丘支店で確認すると、ドルの旅行小切手は額面100ドルまでのものしかないという。以前は住友銀行系の額面500ドルを使ってとても重宝していた。と言うのも、タイでは旅行小切手からバーツへの両替には、旅行小切手1枚あたり23バーツの手数料と税金がかかるのである。そのため、日本での発行手数料が半額の0.5%にしてもらっても、500ドル分にかかる手数料は、住友銀行系で$500*1%+21バーツ=$5+23バーツ=210バーツ+23バーツ=233バーツとなる。で、第一勧銀の額面100ドルで5枚だと、$500*0.5%+23バーツ*5枚分=$2.5+23バーツ*5枚分=105バーツ+115バーツ=220バーツとなり、第一勧銀の優位性がほとんど無くなってしまう。しかし、第一勧銀の商品窓口へ電話をかけて確認してみると、第一勧銀でも額面500ドルの旅行小切手を取り扱っているし、額面1000ドルのものまでもあるそうだ。しかし、どこの支店に用意してあるかはわからないが、大きな支店にあると思うとの事であった。ひばりが丘支店に無いので、石神井支店に行ってみるが、ここにも無かった。公衆電話で、池袋支店、新宿支店と電話で確認してみたが、「額面100ドルまでのものしかないはずだ」と言う。とうとう、本店にまで電話してようやく1000ドルまで用意してあるとの回答を得た。しかし、このわずかな手数料の差で内幸町の本店まで行くのもバカらしくなって、次回都内に出た時に行ってみる事として、ふたたびひばりが丘支店で円建ての旅行小切手を作った。
夜、以前の会社の先輩社員二人と会って、居酒屋で焼酎を酌み交わす。

3/13 (水) 午後からの飛行機なので、午前中にチェンマイへ持ちかえる食料品を中心に買出しをする。レトルトのカレーやうどんなどを大量に買い込む。
エジプト航空のカウンターに並ぶ人の列はそれほど長くなかった。しかし、カウンターの処理は遅かった。たった数人を処理するのに30分以上を要した。そして、打ち出された搭乗券は喫煙席となっている。禁煙を希望しているのに喫煙とは、、。ここでクレームをつけて禁煙席にするように粘ったが、やはり日本航空派遣のスタッフではまるで埒があかず、エジプト航空のスタッフをつかまえて何とか禁煙席を確保する。
マニラ経由の便は時間がかかるのと、アルコールが提供されない以外は、食事も美味しく満足できるものであった。そして、バンコクには23:15に到着。スムースに入国審査を抜けて、鉄道駅へ向かう。これなら十分ピサヌローク行きの特急列車に間に合いそうだ。これに乗れれば、ピサヌロークで先に出発しているチェンマイ行きの急行列車に追いつける。
「ピサヌローク行きは無い」と切符売り場の窓口氏は言った。「え!売りきれなの?」と、聞き返すと、「走らないのだ」と言う。良く聞いてみると先月末にダイヤ改正があり、この夜行のピサヌローク行きは廃止されたそうだ。

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