5月31日 土曜日    天気は曇り 正午前後に集中豪雨    

 土曜日なので優泰を連れて補習校へ行く。補習校にて優泰と同級生のH君のお父さんから、以前YMCAで一緒にタイ語を勉強していたKさんが市内で日本語とタイ語の語学教室を開くことになり、昼からそのお祝いのパーティーがあるから行きましょうと言われる。

 先日買った小さなモーターバイクだが、走行練習をサイモンキャバレーの広い駐車場でさせていたが、さて帰ろうとしたところで、エンジンがかからなくなった。さて、どうしたことだろう、かって早々に故障のようだ。自分で修理しても良いのだが、工具を持ってきていないし、バイクの修理屋へ持ち込んでみる。私はキャブレターなど燃料系統が詰まっているのではないか思っていたが、トラブルの原因はスパークプラグであった。プラグそのものはまだ新品のように新しいのだが、点火部分が真っ黒に煤けている。修理工が言うには「チャンピオンのプラグは良くない。NGKにしといたよ」と言う。なるほどタイではプラグはNGKが良いと言う事になっているらしい。

 パーティーを開催する語学教室へ向かおうとビートルで走り出したらば、スコール並みの豪雨に見舞われた。そのためか道路が渋滞する。その語学教室の名前は亜矢語学学校と言い、堀の北西端にあるチェンマイボウルと言うボーリング場の2階にあった。小さな教室が3部屋とすこし広い事務を兼ねた休憩スペースがあり、日本人とタイ人が何人もお祝いに駆けつけていた。お昼時と言うこともあり、盛大にお寿司の大皿や揚げ物が盛られる大盤振る舞いだ。しかも、値段が高いことで有名なロイヤルプリンセスホテルに入っているミユキから仕出しのようだ。タイの料理も隅のほうに並べられている。
 お客さんたちの顔ぶれは、チェンマイ市内で何度も見かけた顔ばかりである。まぁ狭い日本人社会だからそうなるのも当然かもしれないが、チェンマイに多くたむろする胡散臭い日本人の姿は見かけなかった。しかし、この教室の生徒さんになろうと言う感じの人たちでもなく、私もそうなのだが、なんだかこうしてご馳走になっているのに恐縮してしまう。それでも、さすがにお寿司も果物も美味しかった。このところあちこちに日本人を対象としたタイ語教室がオープンしていて、生徒の獲得競争も熾烈であろうが、ここの校長先生はもとのYMCAで教鞭をとっていたミン先生だと言うから、きっと日本人の受講生には評判の良い授業をすることだろう。チェンマイのタイ語教室に共通していることだが、初心者コースには受講生が多いのに、レベルが上がっていくと受講生が減っていき、初級も半ばあたりになると受講希望者が集まらず、開講しないケースが多くなる。きっと、意気揚揚と初心者クラスに臨んだものが、途中で挫折したり、面白くなくなってしまったりしているケースが多いのではないだろうか、この亜矢語学学校では、是非受講生が長く受講を続けられる環境を提供して欲しいものだと思う。

 今晩も例の日本人とタイ人関係で警察署へ弁護士さんと同行する。まず、私たちがこの件に着手する前に、作成された調書について不誠実なもので、真実ではないことを申し出て、修正してもらわなくてはならない。先の調書はその日本人が同席し、その日本人の通訳役を買って出た別の日本人とそのタイ人配偶者がタイ語のできない彼の代弁をして作成したものと言うが、彼の主張とは180度反対の内容が書かれている。しかし、一度本人同席の上で書かれてしまった調書を書き直させるのは容易な作業ではない。その調書を書いた警察官に事情を再度説明して書き直されなくてはならないそうだ。今日はそれだけではなく、彼のアパート駐車場に置いておいた車が、問題のタイ人が合鍵を使って持ち出してしまった。スペアキーを含めて彼がカギを持っていたにもかかわらず、合鍵を使ったのは、相手側が以前に車を乗り回していたときに、勝手に合鍵をこさえたものだろう。弁護士さんと3者で協議をして、相手の「犯罪行為」を三点に集約して、その集約した事項を元に警察を動かして、相手の身柄を拘束し、車を取り戻そうと言うことで意見の一致を見る。私としては、たぶん、そのタイ人の周辺にいる胡散臭い日本人もこの際一気に一網打尽にして欲しいも思う。

朝食

塩で握ったおにぎり。

昼食

開校祝いのパーティーにてお寿司。

夕食
焼きサバ、春巻き、シュウマイ。

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