ビートルの一年車検を受けに行く日である。昨年に引き続き二度目の車検であるが、必要書類に何が必要だったか記憶に無い。しかし、確か車検と納税証明を受けるためには、民間車検場で「問題なし」のお墨付きの書類を発行してもらう必要が経ったことだけは覚えている。そこで、最初に民間車検場を訪れる。ビートルの登録証を出して、行員に検査をするように伝えたところ、「色を塗り替えたのか」と聞いてくる。塗り替えたのではなく、塗り直させたのだと答えたところ、登録証では車の色が「赤」になっているという。そして、検査をする前に登録証に記載されている車の色を「赤」から「緑」に書き直してもらうように教えられる。書き直しは自動車登録事務所(免許センター)で行うらしく、民間車検場から、登録事務所へ回る。
色に関する書き直しをいとも簡単であった。登録書上に「赤」と書かれているものを手書きで書き直されただけであった。そして、書き直された登録証を持って再び民間車検場で検査を受ける。日本の車検とは大きく異なり、非常に簡単である。たぶん6ヵ月点検以下ではないだろうか、、。やったことは、ライトが点くかどうか、クラクションは鳴るか、エンジン音の騒音はどうか、排気ガスの濃度とその程度である。検査中に判明したことは、クラクションがまともに鳴らない、右のウインカーが点灯しない、同じく右のスモールランプが点灯しない、、。これらについては思い当たることがある。先日板金塗装屋で色の塗りなおしをさせたのが右側のフェンダーで、クラクションホーンも、ウインカーもスモールランプもみんなその右側のフェンダーに取り付けられている。きっと、塗装時に取り外したまま、取り付けの際に配線を忘れていたのに違いない。それでも、検査証には「問題なし」と書かれていた。これで合格なのだから、車検制度そのものの意味を疑ってしまう。検査料は150バーツ。
検査合格証を持って再度登録事務所へ向かい、税金(888バーツ)を払い込む。車検と納税済みのステッカーが交付されるまでの約1時間を使って、右フェンダー絡みの配線を確認する。案の定、滅茶苦茶な配線である。まったく、どんな素人がこんなことをするのだろうか、、。まぁこれでよくショートしないでいたものだと感心してしまう。配線をつなぎ直して、きちんとランプ類が点灯するのを確認してから、まだ時間があったので、前回の再塗装で、塗り残しされている小さな傷などの個所にペンキを塗る作業をする。これも塗装屋には指示しておいたことだったが、やり残されており、これ以上酷くされても困ると思い、ペンキだけ分けてもらって、自分でやることにしていたものである。すべてが完了して、ステッカーの交付を受ける。昨年までは丸いステッカーだったが、今年からは四角いステッカーになっていた。
午後からは、ひたすらレモンツリーのメニュー作成にいそしむことにした。その前にプリンターのインクを買わなくてはならない。パソコン屋に行くと、プリンターのインクカートリッジはやはり結構な値段がしている。300バーツ以上だ。これで、一体何枚のプリントができて、するとプリント代は一枚いくらになるのだろうなんて考えていると、なんだか馬鹿らしくなった。店の店員さんに、もっと安いのないの?と聞くと、「インクだけ充填すればイイじゃないか」と教えてくれた。なるほど、そんな方法があるのか、、。さすがタイである。まぁ足しが知らなかっただけで、日本でもそんなものなのかもしれないが、私はインクカートリッジは使い捨てだと思っていた。200バーツを払って黒インクを充填してもらう。
1階のインターネット屋に私が作成したチラシを持ち込む。店の主人は大変喜んで「スアイ(きれい)」だと言ってくれたが、私が作ったのは三つ折り両面のチラシだったが、主人いわく、片面だけがほしいと言う。なぜならば、表面は英語、裏面に日本語でチラシを作りたいと言うのだ。なんだか、中途半端な気もするが、、。それと、動作環境について確認しようとしたら「大丈夫、どんなコンピューターだって動くよ」と言う。そんなわけ無いと思うのだが、これもタイ式なのだろう。
夕方、レモンツリーの店員がフロッピーディスクを3枚届に来た。日中ずっと、レモンツリーのメニュー用の台紙をスキャナーで取り込み、加工するのに苦労していたので、メニューデータがこうしてフロッピーでちゃんと届けられると知っていら、ずっと作業が楽になっていたのに、、と、思いながらフロッピーを開いてみると、何もデータが入っていない。「アレ?なんだ」と、びっくりして、ひょっとして、私のパソコンでは拡張子が合わないのか、認識しないのか、それともマッキントッシュで作られているのかと考えたが、どうやら、空のフロッピーが届けられたようだ。私が再三紙媒体ではなく、フロッピーでデータがほしいと言ったために、とりあえず空のフロッピーでも届けておこうと考えたのかもしれない。
本日からNHKで「おしん」の再放送が夜10時過ぎからある。小屋がけ食堂のおばさんはおしんのファンなので、夜遅くだがおばさんに声をかけて我が家に招待して一緒におしんをテレビ観賞する。しかし、初回はほとんどおしんが登場せず、台詞のシーンが多かったため、日本語のわからないおばさんにはあまり面白くなかったかもしれない。おばさんも一般日本人同様子供当時のおしんが大好きだと言っていた。
朝食 |
もち米と小豆を使ったタイのお菓子。 |
昼食 |
フランスパン風の硬いパン。 |
夕食 |
クリームシチュー。 |