8月31日 金曜日
優泰を幼稚園へ送った後、お母さんとインターナショナルスクールへ入学願書を提出に行く。まだ必要書類は不備なものが多いが、とりあえずはすぐに揃えられたものから持っていく。しかし、今日は校長先生がいないとのことで、正式な受け取りはしてもらえず、後日連絡をもらう事になった。その間にその他の書類を揃える事にする。
10時にお母さんはチェンマイ在住の韓国の人とショッピグセンターで待ち合わせているとのことで、再び出かけていった。私は入学書類のひとつである「出生証明書」を作ってもらいに空港近くの日本領事館へ出かける。
領事館で「出生証明」を発行してもらうには、パスポートと戸籍謄本が必要であり、私は少し古いが平成11年発行の戸籍謄本を持っていった。領事館で応対してくれたのは日本語の上手なタイ女性であった。彼女によれば戸籍謄本の有効期限は発行後6ヶ月とのこと、すでに2年も過ぎている戸籍謄本では古すぎると言う。しかし、こちらは何も戸籍謄本の翻訳版を欲しているわけではなく、ただ出生証明が欲しいわけで、何年前に発行された戸籍であろうと、出生日や届出場所がその後変更されるわけもなく、「マイペンライ(かまわない・問題ないの意)でしょ」と主張した。係りの女性もやはりタイ人なのか、納得してくれたようで、月曜日の夕方までに用意しておいてくれるとのことであった。しかし、証明書は「1999年(平成11年)の戸籍に基づく」と記載するけど「マイペンライか」と付け加えてきた。昼ご飯はひとりなので、アパート脇の小屋がけ食堂で、たけのこカレーかけご飯を買ってきて食べる。ここのカレーかけご飯は普通は10バーツなのだが、私には何も言わなくても大盛りにして15バーツとなる。
午後、お母さんが戻ってきたので、PCのメールの書き方を教える。特にハングル入力のための新しいソフトを導入したので、簡単にその使い方を説明するが、まだキーボード上にハングル表記がないので、実際の入力までには至らなかった。
優泰を幼稚園へ迎えに行くと、今日は洗濯袋に入れて寝具類まで持ち帰ってきた。これらの洗濯は大仕事だし、洗濯屋に任せるのも気がかりなので、今朝インターナショナルスクールの帰りに見つけたコインランドリーへ持ち込んでみることにした。コインランドリーはアパートから歩いて7、8分ほどのところにある。ここのは本当に無人で、軒先に全自動洗濯機が何台か並べられており、10バーツコインを2枚または3枚入れて使うようになっている。が、洗剤は各自投入しなくてはならず、日本のコインランドリーの雰囲気とは大きく異なる。いままで、この場所で見かけた記憶がないので、最近設置されたものだろうが、5台ほど並んだ洗濯機のうち3台ほどが稼動していたから、稼働率は良いほうであろう。もっとも物珍しさで除きにくるヒマ人が多いので、おちおち洗濯機から離れるわけにもいかず、かといって椅子があったりするわけでもないので、洗濯が終わるまでの1時間ほどを路上でボンヤリ待たされる事になる。
夕食には、昨日から優泰が騒いでいる「ブタ鍋」へ行くことにする。本来ならば野外で炭火焼のジンギスカン風の鍋を囲むから、ビールを飲みたいところだが、ぐっと我慢をして、ビートルで出かけ、水で我慢する。優泰はやはり「ブタ鍋」が食べたいのではなく、付属の遊園地とデザートにあったようで、デザートを3回もお代わりをした。また、どこからやって来たのか、小さなカブトムシが蛍光灯脇に止まっていた。日本のカブトムシとは、角の形が大きく異なり、2本の角のうち頭上の角のほうが長く伸びていた。