5月30日 木曜日 天気は晴れ
朝9時にはお母さんの見舞いに病院へ行く。トウモロコシが食べたいと言っていたので、道端で売っている茹でたてのトウモロコシを買っていく。冷蔵庫には先日お母さんが買って食べ残したままのトウモロコシがまだ何本かあるのだが、茹でたてが美味しいだろうと、新しいのを買っていく。病室のベッドに寝ているお母さんは手術をしたところが痛いのだそうだ。目には涙まで浮かべている。まぁこの手の手術は、術後がやたらと痛いと聞く。それに傷口が傷口だから、朝の生理現象からして辛いのだろう。今朝はあまりの痛さで、出なかったそうだ。
昨晩の夕食は高級日本食レストラン「赤門」から出前を取ったそうだ。今朝はクラブサンドウィッチを注文していた。しかし、これが続くと、病人(?)には酷だが、退院時の請求書が気になる。そこで、その打開策として、昼食から私が仕出しをすることとする。これなら経費が安くつくはずだ。
10時にはYMCAへ行く。火曜日から延期されていた中間テストだ。テストそのものはやはり簡単なものであった。クラスの大半の人がその場で採点を受けて満点であった。テストに要した時間はものの15分ほどであったが、以前の英語のクラスなら試験後は帰っていいことになっていたが、このクラスでは試験後はそのまま英会話の授業となった。
昼にアパートへ戻り、ご飯を炊いて、お母さんが食べたいと言っていた焼きオニギリを作る。水加減を間違えたか、炊飯器のフタを早く開け過ぎたか、ご飯が少し水っぽく炊きあがってしまった。
オニギリと果物を持って病院へ。痛みのほうは鎮痛剤が効いてきたのか、だいぶ楽になってきたようである。晩ご飯も何か作って持ってくると約束して、アパートへ戻る。このところ優泰が戻ってくるのが早くなって3時過ぎには帰ってくることがある。
優泰は4時頃に帰ってきた。宿題をさせようとすると「宿題は無かった」と言う。2日も続けて宿題が無いとは考えにくいので、カバンの中を検める。確かに宿題は入っていなかったが、その代わりあまり見たく無いものを見つけてしまった。優泰は先週から学校へお金を持っていくことをお母さんに禁じられている。理由はそのお金で、学校の前で売っている遊戯王カードを次々に買って来るからである。もともとお金は優泰の昼ご飯を食べるために渡しているのであり、お小遣いではない。それがあまりに続いたので、お金を持たせるのを止めたのである。しかし、昨日はお母さんを病院へ入れたり忙しくて、私は優泰の弁当の用意ができなかった。そこで、優泰に「お昼ご飯以外のものを買ってはいけない」と言い渡して、お金を持たしたのだが、カバンのポケットの中にはまたもやぎっしりと新しい遊戯王カードが詰まっていた。優泰を信じてお金を渡したのだが、裏目に出てしまった。
信じることに自身が無くなると、ますますほかの事まで疑わしくなってくる。2日も続けて宿題が出ていないのも不審である。優泰は以前にも、宿題をするのが嫌で宿題のプリントを捨てて来たことがある。「お父さんが明日学校へ行って先生になぜ宿題が無いのか聞いてくる」と優泰に言った所、、「本当は宿題があった」と言う。それでも最初はプリントをどこかに無くしたとか、シドロモドロのことを言う。問いただしていくと、通学のバスの窓から外へ捨てた事が判明する。まったく残念なことだ。お母さんが入院中は、優泰にちゃんとしててもらって、お母さんを安心させたいと考えていたのだが、次々に裏目に出る。
何よりも私は嘘をついたり誤魔化そうとする心根が許せないので、罰を与えることにした。明日は優泰が楽しみにしていた学校のクラスでアイススケートに行く日である。しかし、反省させるために学校へ行かせなくするか、今お尻を10回叩くかのどちらかを選ばせることにした。しかし、どちらも嫌だと言う。「どうして僕が罰を受けなければならないのか?」などとホザクので、パンツを脱がしてフルチンにしてアパートの部屋の外へ出して30分間正座をさせることにした。こんな事で性根が直るとも考えられないが、し方が無い。子育ては心身ともに疲れる。
朝食
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忙しかったので朝っぱら即席麺に野菜をたっぷりいれて食べる。 |
昼食
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お母さんが食べ残したトウモロコシが冷蔵庫に溜まっているのでそれを食べる。 |
夕食
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お母さんの所へ届けた食べ物の残りをあり合わせて食べる。 |