旧チェンマイ通信のページへようこそ。 (2001年から2004年まで、3年半の記録)このページ「チェンマイ通信」はIIJ4Uサービスのホームページ機能が2016年3月31日（木）をもって終了した関係で、chiangmaikk.comのサーバへ引っ越ししてきました。設定不備もあるかと思います。 |
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１２月２８日 日曜日 天気は晴れ本日は優泰の誕生日なり。しかし、何も特別なことをする計画はなし。いつものように７時にはムエタイ・ジムに送り込み、トレーニングをさせる。ただし、今年はムエタイ・ジムも今日が最後である。チャンピオンに挨拶をしたかったのだが、残念ながらチェンピオンはバンコクへ行ってしまったまままだ戻ってきていなかった。日曜日の朝と言うこともあり、トレーニングに集まってくる練習生の数も少なかった。 昼前に、お母さんとラムポーン寺へ行く。この寺はK.K.トラベルの経営者が通う寺で、私も良く知らなかったのだが、瞑想の寺としてチェンマイでは有名だそうで、特に外国人を受け入れていて、西洋人の修行者が多い。寺へ向かう道すがら、お母さんは不安そうであった。私に盛んに「どんな寺だ」「何はどうなっている」「どんな人がいるんだ」と聞いてくるが、私だって一回きりしか、それも夜ちょっと寄っただけなのだから解りやしない。それにこれから行くのだから、自分の目で見て確認してもらえばいいのにと思うが、どうやら、お母さんが心配している背景には、ずいぶんあちこちでいい加減なことを吹き込まれているためらしい。お寺に子供を預けると性的な虐待を受けるとか、市中で犯罪を犯したものが寺に逃げ込んできているとか、一体何を根拠にそんなことを言っているのだと言うようなことを盛んに心配している。たぶん、そんなくだらない噂などはキリスト教徒の多い在住韓国人の主婦たちから興味本位に流しているものであろう。 昼に優泰をムエタイ・ジムに迎えに行く。本日のトレーニングは半日のみとする。午後からはお母さんが優泰を映画に連れて行くのだという。見る映画は「ロード・オブ・リング」とか言うシリーズものらしい。昼食にはジム近くのクオッティオ屋が多い。どうしてこんなにクオッティオ屋ばかりが集まってきたのか解らないのだが、それも結構店の雰囲気に特徴がある。優泰に案内されたクオッティオ屋は鳥だらけの店である。大きなオームやインコ、綺麗な羽を持つニワトリ、そして日本の動物園が垂涎しそうな大サイチョウなど。きっとオーナーは大の鳥マニアなのであろう。店の作りもその辺のクオッティオ屋よりも洗練されている。その分値段も少々高めで、一杯が20バーツである。 昨日、K.K.トラベルの経営者から、「明日の晩(つまり今晩のこと)は中国人の集まりに参加してもらうからね」と言われていた。なんでも、担当しているラジオ番組にしばしば電話を入れてくる中国人女性からパーティーの招待を受けているのだと言う。「明日は、子供の誕生日なんで、、。」と私は断ったつもりが、「それは、ちょうど良かった、子供も奥さんも連れて参加しなさい」と言われてしまっていた。が、よく聞いてみると、ただの中国人の集まりなのではなく、中国からキリスト教の布教に入り込んでいるミッショナリーの集まりだそうだ。中国も変わったものだ。宗教を禁止していた文化大革命から、もう三十年。外国に布教に中国人が出かけていく時代になったとは、、。あんまり気が進まなかったが、まぁ仕方ないかぁとあきらめていた。しかし、今日になって、経営者から、「今日のパーティーは行かないことにしたから」と言われた。一緒に行こうと誘った実弟のチュンポン氏が「行きたくないよ」と断ってきたので、「よく考えたら、キリスト教のパーティーなんて行っても面白くなさそうだし、商売にもなりそうに無いから」と言う。この経営者は熱心な仏教徒である。それに商売感覚もあまりよくないようなので、「行っても仕方がない」との判断は正しいであろう。 夕方、映画を見終えた頃の時間に優泰とお母さんをエアポート・プラザに迎えに行く。三時間半もの長編だったそうで、お母さんは「もう、疲れちゃった」と言う。優泰に「晩御飯に何食べたいか」と聞くと「パーティー・ブッフェがイイ」と言う。たぶん、ここのバイキングはアイスクリームも食べ放題なので、それが目当てなのだろうと察しがつくが、値段も手ごろだし、同意する。
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