旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

１２月２８日　土曜日 　　　天気は曇り

　今日は優泰の７歳の誕生日である。まだ７歳かと言う気持ちと、もう７歳かと言った気持ちが両方ある。朝食にはインスタントでアズキなどの下ごしらえがされているものを使って、お赤飯を炊く。

　朝食後、３人でムアンマイ市場へ野菜の買出しに出る。今日は久々にホウレン草が並んでいる。１キロ３５バーツと値段も手ごろになっている。キャベツも変わったものが並んでいた。タイでも通常キャベツは丸いものなのだが、このキャベツは円錐形をしている。店の主人は、こっちのキャベツが美味しいんだよと言う。なるほど、葉っぱに弾力があり、柔らかそうだ。それでいて肉厚なのである。値段は通常のものより５割も高いキロ１５バーツであったが購入する。
　ムアンマイ市場に引き続き、リムピンスーパー、タニン市場とまわる。ずいぶんたっぷり買った。これでしばらくは自炊が可能だろう。私は玩具屋で優泰に最近タイで流行している機械仕掛けのコマを買ってやった。このコマだが、どうやらテレビの日本製アニメ番組の影響で子供たちの間で流行しているものらしい。コマには日本のメーカーのものとタイのメーカー、そして中国製まである。私は日本のものとタイのものの２種類を買った。

　色々買い、またケーキ屋も何軒か回ったのだが、優泰の気に入るようなバースデー・ケーキが見つからない。こんなことなら私が独断で昨日までに発注しておけば良かった。一旦、アパートに引き上げ出直すこととする。そして、再度外出する際、アパートのエレベーターが故障して、私たちはエレベーターに１０分ほど閉じ込められてしまった。毎度のことで、気長に待っていたら、玩具を買ってもらってご機嫌な優泰がじゃれ付いてくる。適当にあしらっていたのだが、そのうち、優泰が頭で、私のアバラを突いてきた。これは堪らず痛かった。息が止まりそうになり、ちょっとのの振動でも骨に響く。左の胸から腕にかけてひどく痛み、右手だけでビートルを運転してスアンドーク門近くの食堂へお母さんと優泰を運ぶ。私は、痛みがひどいので食事をとらず薬局へ回り、事情を話して薬を買う。ちょっと高い薬だった。その後も車の後部座席で横になり、二人が食事を終えて帰って来るのを待つ。薬は凄く効くのだが、左腕の感覚が麻痺している。

　再び右手だけで運転してケーキ屋めぐりをする。日本と同じ右ハンドルなので、ギアチェンジが大変である。そして散々苦労して、見つけたケーキは振り出しのリンピンスーパーに入っているＳ＆Ｐのものであった。但し、サンタクロースの人形が配された、いかにもクリスマスの売れ残り的なものであった。たぶん、チョコレートの人形などが沢山載っているので優泰が気に入ったのであろう。

　飲み薬は眠気を誘うようで、帰宅後夕方まで寝てしまう。そして、夕食には優泰が待望にしている、バースデー（？）ケーキを食べる。一応ローソクも７本立てる。夕食後、おかあさんは遊びに出かけた。このところ「今が私の青春なんだから」と称して、しばしば夜遊びにでる。シンデレラの魔法がとける前に帰っておいでと言ったが、馬車がカボチャに戻った頃帰ってきた。明日も朝から出かけるそうだ、、。

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(2015年5月からのブログ)

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