4月28日 水曜日 天気は晴れ 夜一時雨
結局、昨晩お客さまはチェンマイにいらっしゃらなかった。6時半、お客さまから電話連絡が入る。「8時過ぎの便でチェンマイに向うから」とのことであった。となるとチェンマイ到着は9時半である。が、昨晩の確認では6時半の便にも予約が入っていたので、車とガイドを7時に空港へ行くよう指示してあった。こりゃまずいと私も大急ぎで空港へ向う。更に今朝8時半から予定していたゴルフも間に合わない。ゴルフ場へも時刻の変更をする。
8時半過ぎに、お客さまたちはゴルフバックを担いで到着ロビーへ出ていらっしゃった。今からゴルフに向うと言うことで了解いただき、ガイドとともにゴルフ場へ出発してもらう。私はお客さまのチェックインが午後になる旨ホテルへ連絡するとともに、再三の変更についてお詫びする。そしてお詫びとともに昨晩のドタキャンについてキャンセル料を免除していただくように交渉に当たる。お客さまにお願いしていたN航空からの費用支払いに関する書類は、「遅延証明」1枚であった。まるで通勤途中に地下鉄のダイヤが乱れて「遅刻」してしまうときに改札係りが配るような遅延証明が1枚で、しかも遅延理由も書かれていないし、当然ながら損失に関する支払いなどまるで書かれていない。このザラ紙1枚を元にN航空と交渉に当たる。まず、こちらの事情を書面にまとめ、バンコクにあるN航空支社と空港事務所へファックスする。そして、「費用支払いに関して払うかどうか午後2時までに書面で回答してほしい」と書いておいた。
昼近くになってN航空タイ人スタッフから電話が入った。空港スタッフは2時過ぎにならなければ出社しないので、事情が良くわからないと言うので、昨晩から今朝にかけての事情を口頭でも説明した。その後、2時になって空港事務所の日本人スタッフの方から電話をいただき、「今出社したばかりで、まだ掌握しきれていないので、後ほど連絡を入れさせる」とのことであった。
それから1時間ほどして、N航空のタイ人スタッフから電話が入った。そして「飛行機が遅れて、乗り継げないために、こっちはチェンマイのホテルよりも何倍も高いホテルをお客様のためにご用意して泊まっていただいたんだ」と開口一番に言われる。「ホテルのキャンセル料も勘弁してもらえるんだろう、なんでN航空が費用の支払いに応じる必要があるのか」と言う。「N航空でホテルと掛け合ってキャンセル料を免除してもらう」途まで言う。私は、ちょっと頭にきた。が、日頃K.K.のスタッフたちに鍛えられているので、「あー、また責任回避がはじまったな」と理解し、「そちらの名古屋空港スタッフさんが、当社に経費を負担するとお客さまにお約束したそうで、しかし支払わないなら支払わないと、その旨を書面で書いてもらわなければ、こちらもお客さまに説明がつかない。N航空から費用負担を受けながら、こちらがホテルとキャンセル料の値引き交渉をしているなどとお客さまが感じたら、こちらの信用問題に関わる」と熱弁したが、まるで理解してもらえていなかったようだ。さらに先方の話振りには「零細旅行社のクセに」と言った感じを受け、まったく不愉快である。
5時を過ぎてからタイ人スタッフと思われるがとても日本語の上手な女性から電話が入った。そしてまた1からの事の次第を説明し、こちらが要求しているのは「お金」ではなく、「費用支払いに応じるかどうか」そのことを書面にして送ってほしいと依頼していることを漸く少しは理解してくれたらしい。
7時過ぎになって、同じく女性の声でFAXを書面で送ったからと電話してきた。そして、それと前後して、昼に電話がかかってきたN航空の空港事務所の日本人男性から、「その後どうなってますか」と低調に電話が入った。まだ、FAXが送ったことをご存知では無いようであった。しかし、こちらもはじめから下手なタイ語や英語で交渉したりせず、はじめからこの男性と話をしていたらもっと簡単に話がついていたかもしれないとちょっと後悔する。
夕食時よりお客さまと行動をともにして、10時過ぎに事務所に戻り、経営者から依頼されていた名刺作りを完成させる。終わったのは12時半、帰宅して寝たのは2時近くになった。明日の朝は5時起きして、お客さまに同行してチェンライへ行くことになっている。この2日間N航空にはずいぶんと振りまわされてしまった。お客さまから航空機が遅れたそもそもの原因を教えてもらった。名古屋空港へ向っていた乗務員が乗った電車が遅れたため、出発時間になっても乗務員が集まらなかったそうである。その乗務員さんたちもJRあたりから「遅延証明」など受けていたのだろうか?
朝食
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ご飯と大根とにんじん豚肉などの煮物、味噌汁。 |
昼食
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鶏肉とキノコの炒め物。 |
夕食
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グランドランナにてオードブル類など少々。 |
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