6月26日 木曜日 天気は曇り 午後ににわか雨少々
昨夜はイスラエル・グループたちはおとなしかったのか、煩くて眠れないと言うことはなかった。その代わり部屋に蚊がいて、それが気になり何度も目を覚ましてしまった。結局起きたのは朝8時近く。昨夕にパイの集落にあるイスラム教徒の店でパンを買っておいたのでそれを食べる。
パイの温泉に来ても優泰の勉強を継続する。一年生用の国語ドリル。課題は1時間半の予定で出したのだが、国語力の弱さから予定時間を1時間もオーバーする。特にこちらでの生活で普段目にしないものの名前や、修飾語に関する単語力に問題があるようだ。低学年向けの図書や物語の本などを読み聞かせれば、自然と身に付きそうなのだが、優泰の言語能力形成期にチェンマイに来て、日本語、タイ語、英語、そして韓国語が身の回りで飛び交い、本人の知らない単語は聞き流してしまう習慣がついてしまっているようだ。そのため、本文の内容に直接影響しない修飾語などをなかなか覚えられないのかもしれない。
宿を出発する直前に温泉につかる。お湯の温度はだいぶ暖かくなり、適温になっている。それと昨日は熱くて入れなかった浴槽は逆に温度が下がり、こちらも適温である。しかも、巨大なプールのような露天風呂よりも、お湯が清潔である。たぶん、いままで熱すぎて誰も入ってこなかったから、お湯が汚れていないのだろう。正午に宿を出発してチェンマイに戻る。途中、チェンマイ県との県境にある簡易ドライブインで昼食を食べる。料理は一品が25バーツで、水もボトル一本に5バーツの請求を受ける。この山越えの街道、西洋人旅行者に人気のルートで、この県境にも何軒かの簡易ドライブインがある。定期路線バスもここで休憩を取るようになっている。そんな関係でか、かなり俗っぽい印象をうける。
予想通り、運転中に例のトラブルに関して携帯電話のベルが何度も鳴った。峠の電波の悪いところが多いので、そのたびにビートルを路肩に寄せて通話する。やはり、今回はビルマ奥地に入らなくて良かったようだ。チェンマイにたどり着いてすぐに弁護士さんと落ち合い、情報確認に動き回る。どうも相手もずいぶんともがき始めているようだが、意外としぶとく、相手も弁護士を立てたようだ。そして、別のチャーンプアク警察署に「被害者側の日本人に騙されて、権利書を盗まれた」と大胆不敵にも訴え出たらしい。まったく、相手の行動のとっぴさには驚くばかりだし、自分で自分の首を締めるような行為にも思われるが、警察署間の連絡の悪さから、その訴えが受理されてしまったようだ。そのため、この事件はますます複雑になってきてしまった。そして、更に面倒なのは、日本人側に寄せられる情報がずいぶんと錯綜している。情報の出所がはっきりしないものを、事実確認していくことはまったく疲れる。夕方のチェンマイの町を小雨に濡れながらモーターバイクを走らせた。
朝食
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昨日パイの集落で買った調理パン。 |
昼食
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メーホンソンとチェンマイの県境にあったドライブイン風の簡易食堂にて生唐辛子炒めライス。 |
夕食
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小屋がけ食堂の豆腐のバジル炒めライス。 |
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