9月25日 土曜日 天気は晴れ
優泰の補習校も本日を持って最後となる。最後と言うことで、本日は補習校側からの依頼事項が多く、その処理のために11時過ぎまで時間がかかってしまった。まぁ、依頼事と言うのが、補習校のホームページの作成で、昨年あるウェブホスティング会社にほとんど詐欺同然で引っかかってからホームページの作成作業そのものが宙に浮いたままになっていた。
今日は補習校が終わりしだい、家族で旅行に出る予定にしていたが、K.K.トラベルに入ってからジョン君のパソコンの設定で予定外に時間がかかってしまった。実はジョン君は一昨日私から500バーツで買ったパソコンからハードディスクを取り出し、自分のノートパソコンのと交換を試みたのである。しかし、その後不具合が出て、昨日再びOSの再インストールを業者に依頼したのだが、インストールを終えたパソコンを確認してみると、3ギガはあるはずのハードディスクの容量が1ギガになっていた。どうやらパソコンの修理屋に預けていた間に、内部を取り替えられてしまったらしい。高級時計などではよく聞く話しながらノートパソコンでもチェンマイはこうしたトラブルが発生するらしい。そして、この再インストールのおかげでアプリケーション関係のソフトもすべて入れ直しになってしまった。が、たったの1ギガでは、大した容量も入らず、フリーズを繰り返すようになってしまった。
と言うことで、旅行に出発できたのは、大幅に時間が遅れ、午後4時となってしまった。こんな時間に出発するくらいなら、今日の出発は諦めて、明日の朝一番で出発するのが得策とも思えたが、まぁ、我が家で早朝に出発するなどと言うことの困難さを思えば、今日どこまで走れるかは別として、「出発することに意義がある」と考えて、南に向かってビートルを運転する。ビートルでの長距離ドライブもこれが最後となるだろう。
ランパーンからはスーパーハイウェイ、国道1号線ではなく、マイナーな国道11号線で南下する。このルートは道も片側1車線で、峠道も多く、スピードを出せないのだが、その分景色を楽しみながら走るのには都合がよい。もっとも、ランパーンを過ぎたあたりで、夕方の気配となり、デンチャイを過ぎたらば、完全に日が暮れてしまった。今日中にピサヌロークあたりまで走りたいと思っていたが、その手前100キロにあるウタラディットの町で宿泊することにした。時刻は夜7時を回っていた。
ウタラディットでの宿泊は街の中心にある大型ホテルのシハラトと言うところに部屋を取った。見た目は堂々とした立派なホテルで、ここだと宿泊料金も結構高いのではないかと心配になったが、駐車場の誘導係りに宿泊料を聞いてみると750バーツだと言う。まぁ適当な値段である。見たところ、このホテル以外に、「ホテル」と呼べそうな施設は他に見当たらなかった。ウタラディットと言えば、このあたりの中心都市で、県庁所在地でもあるが、観光資源が開発されていないのか、外国人観光客にはほとんど知られていない、素通りされる町のようである。
ホテルの部屋は、極一般的なツインルームで、バスタブもあるし、冷蔵庫もある。夕食はホテルの中で済まそうかと思ったが、館内唯一のレストランは生バンドの演奏つきで、結構賑わっていたが、そのため騒がしく落ち着かないので、外に出てみた。ところが、やはり静かで気の利いたレストランが見当たらない。どうしたわけがちょっと小奇麗なところはどこも生バンドが盛大に演奏している。この町の人は生バンドの演奏が好きなようだ。
結局落ち着いたのは、ホットポットと言うタイスキ屋である。小奇麗でエアコンも効いていて、チェーン店なのかも知れないが、田舎町としてはちょっと料金が高めであった。味はチェンマイのコカの方が各段に上であった。