旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

７月２５日　金曜日 　　　天気は曇り　ときどき雨

　午前中に預かりもののパソコンをお返しする。私の処置は応急手当的なものなので、次回日本へ帰国する際にでもメーカーである東芝のサービスセンターなどへ持ち込まれて、接続ケーブルの交換なりをしてもらう方がイイと進言する。しかし、私のおこなった応急手当が何時まで持つのかも気がかりである。また画面が振動しだしたら、どこをどうすれば良いかコツはつかんだのだが、パソコンを使う身になるとストレスも溜まられるのではないだろうか、、。

　昼前にリフォーム用の道具類を買いにでる。まず、木部を塗装するためのエナメル系の塗料。ペンキを塗るための刷毛、塗装する面を平らにするサンドペーパーその他考えつくものを適当に買う。あわせて、室内のコーナーなどに貼り付ける化粧板も確認する。チェンマイでは以前に木工が盛んだったことがあり、彫刻などの入った化粧板などが室内装飾に良く使われている。あまりゴテゴテとしないで、スッキリしたシンプルなデザインの化粧板ならば、部屋の雰囲気を和ませてイイのではないかと思い、化粧板屋を覗いてみる。しかし、かつては林業が盛況だったチェンマイも現在では森林保護のために木材の伐採が禁止され、木製品はとても高くなっている。安易な家具類など、最低級の合板で、しっかりした木製家具など日本のほうが安いくらいである。私の探している化粧板も幅１０センチで、極めてシンプルな直線だけで構成されている化粧板も、メートルあたり１５０バーツもする。材質も余りよくなく、これにニスで加工したらずいぶんな金額になりそうである。室内の化粧板作戦は、何か別の方法を考えることとする。
　買い物ついでにお母さんからサラダを作るから菜っ葉を買ってくるように言われていた。サラダ用だからレタスが良かろうとリンピンスーパーへ立ち寄ってみるが、レタスがずいぶんと高い。キロで６０バーツもしている。市場ではキャベツがキロで１５バーツほどだから、この値段は破廉恥なほど高い。スーパーでレタスを買うのをあきらめて、ムアンマイ市場へ行ってレタスを探すことにした。しかし、ムアンマイ市場ではレタスが見つけられない。白菜やキャベツなどなら山のように売られているのに、、。探し当てたのはサニーレタスだけであった。値段を聞くと１束が５バーツと言う。１束では物足りないので「１０バーツおくれ」と言うと、何と３束もくれる。「これじゃ多すぎるよなぁ、サービスは嬉しいのだが、、、。」と独り言を言いながら受け取ると、市場のおばさんは、私にはチンプンカンプンのチェンマイ語で何か言っている。「３束だから、１５バーツだよ」とでも言っているのだろうかと思っていたら、さっき渡してくれたサニーレタスの入ったビニール袋を手元に引き寄せようとする。「なるほど、私が１５バーツ払う意思がなさそうなので、サニーレタスを回収しようとしているのかな」と思ったら、なんと逆で、もう一束ビニール袋に詰め込んだ。１０バーツで４束とは、、、。ありがたいが、食べきれるだろうか、、。

　昼ご飯にブラウニーという名前のスーパーハイウェイからドイサケット街道に入ってすぐのところにあるタイ式ステーキ・ブフェの店に言ってみる。最近はこのステーキ・ブフェの店が増えている。食べられるものの構成や値段はだいたいどこも同じようで、チキン、ポーク、ビーフのソテーと魚のフライ、付け合せはフレンチフライ。スパゲティーとパンが用意され、生野菜のサラダもある。これで料金が一人６０バーツから７０バーツほどなので、安い食べ物である。肉そのものもビーフ以外は美味しい。この店は比較的小奇麗な作りになっていて、店内の感覚が日本の小さ目のファミリーレストラン風というか、広めの喫茶店風といった作りである。ちょっとアパートから遠いが食べに行くだけの価値はありそうだった。優泰はスパゲティーばかりを二回もお代わりをしていた。

　午後にペンキ塗りの作業を開始する。すでに主要部は小屋がけ食堂のおばさんのご主人にやってもらっているのだが、正直なところ仕事があまり丁寧ではない。タイではスタンダードな仕上げなのだろうが、日本人の感覚からすると「やり直し」が必要と感じられる。まぁ、私が気に入らないのは、ローラーを使ったペンキ塗りだけをして、隅のほうなど、刷毛でなければ塗れないようなところにムラが沢山あるのである。そこで今回私が刷毛を使って隅の方を重点的に塗りなおすことにした。
　この刷毛だが、あまり材質が良くないのか、ペンキを塗っているとすぐに毛が抜ける。抜けた毛が塗装面に張り付く。張り付いた毛を塗装面から剥がす、、。ずいぶんと面倒な塗装である。この塗装作業は今日の分だけは一応塗り終えたが、数日後二度塗りをして完成させないとダメだろう。中学校の技術科の時間に塗装は薄く塗って何度も重ね塗りをするのが原則と教えられた。タイでも普通はそうしているのかも知れないが、私が見る限りではローラーを使って厚塗り一回仕上げのように感じられる。そのためか塗装面のひび割れなどを良く見かける。

　本日もLANと私のウェブサーバーとの相性が悪い。この問題は調べてみると私のホームページだけの問題ではなく、http://www.kk.iij4u.or.jp/~XXXとなるアドレスのサイトが全部ダメである。プロバイダーとウェブサーバーを結ぶホップ上のどこかのサーバーに問題があるのだろうか、ここからではどうにも手出しができないのがまどろっこしい。こうしたことはタイでは実にしばしば発生していて、以前CSインターネットというサービスを利用していたときにはYahoo Japanで同様のトラブルが発生していた。

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(2015年5月からのブログ)

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