9月24日 月曜日
朝はうどんを茹でて食べ、学校へ優泰を送り、アパートにもどってビートルのエンジンを見てみると、エンジンとダイナモをつなぐベルトに傷がついているのが確認された。これは早めに交換しなければ、エンジントラブルの原因になりそうだ。
午前中は週末分の日記を書いたり、コインランドリーへ洗濯に行ったりして過ごす。ビートルの修理は、午後にお母さんをダンス教室に送るときにでもおこなう事とする。
昼食は小屋がけ食堂で、弁当を買ってくる。弁当と言っても中身はタイ料理で、オカズ載せご飯であり、オカズも炒め物の単品である。が、ちょうど昼食時ということもあり、近所の専門学校生たちも食べに来たり、弁当を買いに来たりして、私の注文が通るまでに20分以上かかった。
昼食後、ビートルでお母さんをダンス教室まで送り届け、その間に車の修理屋に立ち寄って、ベルトの交換を依頼する。ビートルのベルトはどうやらこの修理屋には在庫が無かったようで、工員がモーターバイクでどこかへベルトを買いに行った。しかし、ベルトのサイズ表示は工員が買ってきたものと、ビートルのベルトに記載されているものと同じであったが、どうにもベルトがエンジンにはまらないようだ。工員は何度もはめようと努力するが、ちっともかみ合わない。やがて親方風が出てきて、ベルトを再度確認すると、日本車用のベルトとドイツ車用のベルトでは、表示されたサイズが同じでも、ベルトの幅が異なり、使えない事が判明。ドイツ車用のベルトを買ってくるのに1時間かかると言うので、先にお母さんをダンス教室に迎え、その足で優泰を学校に迎えに行く。さらに今日は日本語補習校のある日だとかで、補習校へ優泰とお母さんを連れて行く。補修校は、チェンマイには日本人学校が無いため、地元の日本人子弟が日本に戻ったときに、日本の学校について行けるように補習をおこなうもので、領事館や進出日本企業が後援している。日本の学齢では優泰はまだ未就学児扱いなので、補習校もお遊び的なもので、時間もたった1時間である。その1時間の間に、私は再びビートルを修理屋に持ちこんで、ベルトの交換をしてもらう。ビートルにはベルトが2本ついており、もう一本はエアコン用である。このベルトもついでなので交換してもらう。
4時に補習校が終わり、お母さんと優泰を迎えてアパートへ戻る。優泰の手に今日は×印がついていない。どうやら今日は学校で授業妨害をしなかったようだ。これでひと安心。
夕方、自転車でリンピンスーパーへ行き、晩ご飯の材料を買う。小海老がちょっと高かったが新鮮そうだったので100グラム、先日焼いて食べた餃子が美味しかったのでこれもひとパック、豚挽き肉、パン、牛乳などを購入する。このスーパーは日本食材料コーナーを作ったり、日本の調味料コーナーを大きく場所をとったりして、ずいぶんと日本人客を意識しているようだ。
夕食には、中華風の野菜スープ(シイタケ味の固形スープ使用)、焼き餃子、海老の玉子炒めを作る。海老の玉子炒めは、味付けが薄すぎたようで、今ひとつであったが、海老そのものはプリプリでとても美味しかった。ビルマの国境免税店で買ったシンハビールを飲んでみるが、味はその辺のスーパーで売っているものと、当然ながら変らなかった。私が苦心して作った夕食だが、優泰はご飯にフリカケをかけて食べた。
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