旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

５月２４日　金曜日 　　　天気は晴れ　午後と夜に２度スコール　

　私の行き付けの軍人銀行の窓口には、とてもチャーミングな女性行員がいる。窓口へ行くといつも笑顔で話しかけてくれる。今日は昨夜両替したお金を持って口座へ入金に行くと、いつもの彼女がいない。男性行員が「タローさん、いつ日本へ行くんだ」と聞いてくる。私の知り合いのタイ人たちは皆私のことを「タロー」と呼ぶ。屋台のオジさんオバさんから、YMCAの先生まで、ここは銀行だから「タロー」と呼び捨てにはされず、尊称をあらわす「クン」をつけて「クン・タロー(タローさん)」と呼んでくれる。
　日本には当面行く予定がないと伝えると、ちょうど今ここの女性行員が日本へ観光旅行へ行っているのだと言う。日本へは２週間の予定の旅行だそうだ。そして、来週の月曜日に帰ってくるのだと言う。そう言えば、以前から私が窓口に来るたびに彼女からしばしば日本の事について質問を受けていた。私のタイ語能力ではちゃんとした答えができないので、いつも「今度調べておくよ」と言ってほったらかしていた。悪いことをしていた。本当に日本へ行くとは知らなかった。
　日本へ行って楽しんで来てもらえれば良いが、、、タイ人の若い人たち一般が持つ日本人のイメージはたぶんに日本のテレビドラマの影響が大きい。そのため、タイ人たちはテレビに出てくる俳優さんたちを見て「日本人は美男美女ばかりだ」と誤解している節がある。ここの彼女もいつもとてもチャーミングにお洒落をしているから、誤解組である可能性が高い。日本の男性については窓口に来る私を見慣れているだろうから、「美男ばかりじゃない」と理解しているだろう。しかし、実際にはじめてみる同世代の日本の女性たちを見たらば、ガッカリするのではないだろうか、、。それとも、ポジティブに考えて「日本風に化粧をすればこのくらいまでは修復可能なんだ」と考えてくれるのだろうか、、。

　ホームページのトップを大幅に修正してみる。まだ、満足できるもではないが、カウンターの数字の伸びを見ると、明らかに私の知らない人もこのホームページを見てくれているのだろうと想像がつく。いままでのトップだと、このホームページが何のホームページだか良く判ってもらえなかっただろうと思い、簡単な紹介文で構成してみた。文字ばかりで、ビジュアル感に乏しく、大変不満である。いたずらで画面にラビットスクーターを走らせてみたが、ただ煩いだけだ。もう少しデザイン的に考え直したほうが良さそうだ。
　ホームページ改定に伴い、試作中のチェンマイ生活情報を中途半端ながらアップし、リンク付けする。このサイトは従来の我が家の生活と言った狭い話ではなく、私が１年暮らしてきて見知ったことを広く一般に開放して、チェンマイでの生活に興味がある人に見てもらおうと言うもので、今までのポリシーとは１８０度異なるものである。基本的には毎日のウダウダ日記の中で書いてきたことのまとめなのだが、書いた私でさえ、読む気になれない日記から訪問してくださった方が、情報として取り込んで下さることは無理があるとも考えていた。
　もともと、このウダウダ日記は、将来チェンマイでの夢(一体どんな夢か知らん)破れて日本へ落ち延びる事があった時、「あーあの時は楽しかったんだなぁ」と回想できればそれで良いのであって、一種のタイムカプセルである。タイムカプセルだから、Webの中深くに埋めて、時が来たら開いて読み直そうと考えている。

　昼間何度もバンコクでガイドをしている友人Fから電話が入る。設立しようとしている会社の事務所は友人の弟の所に間借りする事で話を進めているようだ。今日の相談は、会社登記をするには、７人以上の人が必要で、保証金も必要になるし、税務処理もある。個人商店式でやれば面倒はないと言う。今彼のように資本もマーケットも開拓できていない状態では、会社組織にしても成り立って行けるとは考えにくい。むしろ「会社」と言う組織にこだわらず、フリーのガイドとしての立場を生かした商売の方が目があるような気がする。

　夕方また昼寝をしてしまう。最近は全然運動をしていない。身体を動かさない。そのためかえって体がだるくなる。そうしてダラダラした生活が身につくと、ますます身体を動かすのが億劫になってくる。人間とはこのようにして溶解していくのかなどと考えてしまう。気持ちの上では今も１８歳のつもりでいるが、体質的には、６０歳以上になっているのではないだろうか、、。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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