旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

６月２３日　月曜日 　　　天気は曇り　夜に雨　　　　　

　朝、東京の私の母(優泰の祖母)の家に行っているお母さんにパソコン電話をかける。パソコン電話の調子は快調である。優泰に話をさせたところ、長々と２０分も話してくれた。もし、これが一般の電話であったら、どれほど高額になって、私は今日１日不機嫌にしているかわからないところだが、格安のパソコン電話のおかげで、笑っていられる。２０分話したところで、通話料金はたったの１ドル少々である。日本の公衆電話で市内通話をかけるよりも安いのだから、貧乏所帯には大助かりである。私が以前勤めていた会社も、地道にこの手のサービスを続けていれば、今ごろは北米のサービス会社と並ぶくらいの規模になっていたと思うのに残念である。まったく、パッと狂い咲きして、あっという間にグシャグシャになって、消えてなくなってしまうのだから、、。欲の皮が突っ張った経営者の勝手にさせると会社がとうなるかと言う見本のような結末であった。

　午前中は優泰の勉強に付き合う。朝一番に来てくださる英語の家庭教師に続いて、国語と算数。算数は前学期まで学校で使っていたプリントをそのまま与える。国語は一年生用のドリルである。優泰の場合、算数の計算はほぼ日本の小学２年生と同じレベルに達すると思うのだが、文章問題に弱い。やはり家庭外では日本語を使わない環境にあるし、家庭内でも私たちがそれほど積極的に優泰に対して話し掛けるほうではないことが問題なのだろう。本当なら、同じアパート内にちょっと年上の日本人のお兄さんでもいれば、日本語の能力などグングン伸びると思うのだが。まぁ、その点、本人には酷だが、１年生の国語ドリルを繰り返して勉強してもらうほかない。

　毎週火曜日定例のワタノー学校で日本語を教えるための準備をする。明日の分はすでに先週用意してあるので、来週用のプリントを作成する。生徒たちはジャニーズ・ジュニアが好きだと言っていたので、会話に登場する人物名をドラえもんからジャニーズ・ジュニアのメンバーに改める。しかし、初めての日本語にふさわしい丁寧語で構成された言葉遣いなどジャニーズ・ジュニアのメンバー同士の会話としては違和感も感じられるが、まぁ仕方ないでしょう。市販のタイ人が日本語を学習するための教材でも使えば簡単だし、生徒たちにもわかりやすいのではないかとも思うが、生徒には悪いが、当面は試行錯誤でやらさせていただきたい。

　夕方前にモーターバイクの修繕をおこなう。先日からヒューズが飛んでエンジンがかからなくなっている。また、ウインカーも後方左側が点灯しないので、それらの作業をおこなう。ヒューズなど簡単に交換できたが、ヒューズを交換してもエンジンがかからなかった。点火プラグを取り外してみると、油でベトベトと真っ黒になっていた。どうやら、エンジンがかからずに、何度もキックを繰り返したために、プラグが被ってしまったのだろう。油をふき取り、再装着するとエンジンは回転を始めた。ウインカーはもう少し手間がかかった。電球には問題なく、点滅させるリレーからウインカーまでのどこかで断線しているのだろうけど、それがどこで断線しているのか探すのに苦労をした。タイの修理人は、こうした配線に無頓着で、電線と電線を接続するのにコネクターを使わず、銅線をよって、ビニールテープを巻いただけのものばかりだ。いくつか目のビニールテープを剥いたところで、断線部分を発見。銅線が腐って千切れていた。私も最近はタイ人以上に無頓着になってきて、銅線をよるのもタイ式だし、しかも絶縁には手元にあったスコッチテープを使ってしまう。

　夕食を作るのが面倒だったのでプーカムホテル近くのラーメン屋台へ出かける。以前に何度か来たことことがあり、まぁ値段がラーメン類はほとんど３０バーツ程度なので、日本食屋と比べると格段に安い。私はこの店での毎度食べている唐辛子味噌ラーメン。これはスープが結構美味しい。優泰はちょっと高いけれど４９バーツのカツどん。「すかいらーく」のカツどんが確か３５バーツくらいだったから、値段から言うとだいぶ高い。が、出て来たカツ丼を見て値段の違いを納得する。豆腐の味噌汁にキムチ風の漬物、ナスと挽肉炒めの小皿(ほんの一口です)が付いて来ているし、どんぶりフタ付きで大ぶりである。優泰一人では食べきれないだろうと思っていたが、ほとんど全部食べてしまった。このところ優泰はずいぶんと食べるようになった。昼だって大盛りのドライカレーを食べているのだから、、、。

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(2015年5月からのブログ)

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