2月23日 土曜日    天気は晴れ 

お母さんは先月足首をひねってしまい、それ以来いまだに足首が痛いのだという。もうそろそろ一ヶ月になるので、ちょっと心配になり病院へ連れていくことにした。今回行った病院はチャーンプアク病院。病院の建物は近所のラム病院と比べると、ずいぶん小さく、古く見える。しかし、受付へ行くと、看護婦さんは日本語を話すし、日本人のスタッフまで出てきてくれた。だいぶ日本人を意識した病院経営をしているようだが、残念ながら日本人の患者さんは見当たらなかった。受付が終わると血圧と体重の検査があった。私も体重だけ量ってもらう。74キロ。1年前と比べて2キロほど増えていた。

診察はあっけなかった。患部を見て、ひねった時の状況を聞き出しただけ、あとは延々と私に日本のことを質問してくる。日本の経済はどんな状態かとか、タイと比べてどうかとか、挙句に先生は診察室から出てきて、待合室までやって来て薬をもらうために待たされている私に話しかけてくる。日本のテレビドラマを見ると10代の少女たちの行動がすごいようだけと本当かとか、日本が景気が悪いと言っても世界第2位の経済大国なのはなぜだとか聞いてくる。私は適当に「ドラマは見ていて面白くしないと視聴率が稼げないし、スポンサーも納得しない。タイのドラマだってそうでしょ」と答えたり「日本の物価はタイの物価の10倍なんだし、単純に通貨換算したって意味がない。ひとりあたりのGNPでいったいどれだけの生活ができるかが重要じゃないか」と反論したりしてみた。しかし、まだ「やくざ」についても話したかったようだが、また今度と言う事になった。

ビートルのタイヤとバッテリーを交換したいと考えているのだが、どちらもそれほど安いものではない。どの位するのだろうかと思って金額を確認すると、バッテリーはひとつ1500バーツくらい、タイヤも1本が1400バーツほどと言う。全部交換すると7千バーツを越える買い物になる。円換算で2万円以上だ。とても私の小遣い銭では歯が立たない。まずは安全性を優先して、前輪タイヤ2本を交換するのが先決だろう。これだけでもブレーキの効きが良くなるはずである。バッテリーは上がらないように注意すればしばらくは騙しながら使えるだろう。とりあえずの対策としてディストリビューターの中に入っているローターと燃料フィルターだけを交換してもらう。これでアイドリング安定して、バッテリー上がりも回避できるだろう。

午後、同じアパートに住む日本女性が部屋を引き払い、部屋の荷物を友人の作業場に置かせてもらう事になっているそうなので、荷物運びを手伝う。しかし、これがなかなかの重労働となった。アパートからトラックに荷物を運び込むのはエレベーターもあり大した作業ではなかったが、搬入先はタウンハウス風民家の5階にあり、エレベーターもない。狭く急な階段を荷物を詰めた段ボールを抱えて上り下りするのはかなりの重労働であった。昔は配送トラックの助手席に乗ってかなり重いものでも平気で抱えて飛び回ったことがあるが、あれから20年以上が過ぎ、階段を登ると息が切れてしまうと言うていたらくである。若いつもりでいても身体はだいぶ老けてしまっているようだ。

 

朝食
そばを茹でてもりそばとニラ饅頭(私はタケノコ饅頭)を食べる。
昼食

きょうもカウマンガイ(鶏肉のせご飯)を食べる。ムーサテと言う豚肉の串焼きにカレー風味のピーナツソースを絡めたものも注文したが、注文のし方が悪かったのか20串も盛って来た。

夕食

コカへ行ってタイスキを食べる。お母さんは前回味をしめたチャーハンも注文。今日は労働をして汗をかいたのでチャーンビールがヒトキワ美味しい。

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