8月23日 月曜日 天気は曇り バンコク周辺は晴れ ナコンサワンは豪雨
昨夜から泊まっている宿には食事が取れる施設が無い。そのため、悲しくも朝食はコンビニで買ったアンパンとカップラーメンである。それでも、ホアヒンの出発はズルズルと遅れ、11時過ぎとなってしまった。どうしてこうも午前中の時間と言うのは早く過ぎてしまうのだろうか、、。今日はピサヌロークまでのドライブと長距離なので、なるべく早い時間に出発したかったのだが、、。
ビートルの始業点検でワイパーに異常を発見。どうやらワイパーのヒューズが飛んでしまったらしい。原因が何かわからないし、テスターも持ってきていないので、ホアヒン市内の修理屋に立ち寄る。これで20分ほどまた遅れる。修理屋はゴソゴソと弄くって「ヒューズが飛んでいる」と説明してくれた。そんなことはわかっているのだが、、。結局ヒューズを交換しただけで、100バーツとちょっと高いことを言うが、まぁ仕方ないだろう。
国道4号線を北上する。スピードは控えめの時速80キロ前後。本日もエンジン快調。本来、マレー半島部からタイ中部に向かえば、乾季から雨季へと気候が変化するはずなのだが、今年は異常気象なのか、バンコクに近づくにつれて、天気がどんどん良くなっていく。空は青空、入道雲も浮かんでいる。気温も相当に高い。ビートルの貧弱なエアコンでは、車内を涼しくしてくれると言うより、外気よりも若干温度を下げてくれる程度にしか過ぎない。
バンコク市内には入らずに、外環状道路からスパンブリーへ抜ける。広い4車線の道ながら、走行する車は少ないので、実に走りやすい。スピードもマイペースで走れる。スパンブリに入って、雨がパラついた。ワイパーのスイッチを入れたところ、ワイパーが3、4回左右に往復しかと思ったら、止まってしまった。またもヒューズが飛んだらしい。まったく、ホアヒンの修理屋はヒューズが飛んだ原因を確認しないまま、ヒューズを交換しただけだったんだな。幸いにも雨はワイパーの助けが無くては運転できないほどの降りではなかった。スパンブリーを越えてしばらく走ったところで、再び電装品の修理屋に立ち寄る。若い修理人が主にエアコンの修理などをしている店であった。こごでも、修理人はヒューズを交換しただけで「直ったよ」と言ったが、私がワイパーのスイッチをしばらく動かしっぱなしにして見せたら、またヒューズが飛んだ。これを見て、ようやく修理人も原因追及をはじめて、30分ほどゴチャゴチャと弄くって、ようやく電線の絶縁不良個所を発見したようで、なんとかワイパーを動かしつづけてもヒューズが飛ばなくなった。もともと、絶縁不良と言っても、電線のつなぎ目をコネクターを使うのではなく、ビニールテープで巻いただけである。漏電して当然である。
2度の修理のために、ずいぶんと時間的ロスをしてしまった。ナコンサワンを過ぎたのは夜7時を回っていた。今晩の泊まりはスコタイに予約を入れてしまったことを後悔した。ナコンサワンからスコタイまではまだ200キロ以上もある。急いでも夜9時過ぎとなってしまう。さらに悪いことに、ナコンサワンを過ぎたあたりから、酷い豪雨となった。車軸落としとか、バケツをひっくり返したなんて甘いもんじゃなく、ナイアガラの滝のようである。視界もヘッドライトもまるで利かない。前方を走る車のテールランプがかろうじて見える程度である。車道を走行する車はほとんど無く、みんな路肩に停車して雨が止むのを待っている。走っている車は大型のトラックやバスばかりである。私は大型車の後ろにぴったりとついて、慎重に進んだが、時速50キロ以上の走行は困難であった。しかも、横を追い抜かれたり、追い抜いたりする際に、大型車がはねる水飛沫で、小さなビートルは水圧ではじかれそうになる。
スコタイのパイリンホテルに到着したのは、夜10時になってしまった。優泰もすっかり寝ぼけてしまっていて、とてもこれから食事に出られそうな状況ではない。ホテルの食堂も既に朝食用バイキングの準備をはじめている。ホテルの外にも出てみたが、カラオケの店や薄暗い店ばかりで家族で食事ができそうな店がまるで無かった。今朝も貧しい朝食だったが、夕食もコンビニのホットドックとずいぶんと貧しかった。
朝食
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アンパンとカップラーメン。 |
昼食
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サムットソンクランのガソリンスタンド隣接の簡易食堂にて豚挽き肉のバジル炒め。 |
夕食
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セブンイレブンのホットドック。 |
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