9月21日 日曜日 天気は晴れ
今回のチェンライ行きでもっとも気がかりだったことは、昨日までに業務を終えられるかどうかであった。特にログステイ関係での視察候補が8件もあると言われていたので、実際のところ今日までずれ込むのではないかと危惧していたのである。しかし、初めに釘を刺しておいたこともあり、ロングステイ関係の視察はすべて取り止めとなり、夕べのうちに私は解放された。なぜ、日曜日の今日まで長引いたら困るかと言うと、今日はワタノータイパヤップ学校での補講をしなくてはならない日だからである。生徒たちが私を頼って集まってくれているので、キャンセルしたくないのである。
朝一番に学校へ行き、補講を開始。今日は覚えてもらうことがたくさんある。代名詞、英語で言うところのBe動詞、疑問形、否定形そして助詞の「は」と「を」である。生徒たちの覚えは早く、2時間ほどでほとんど理論的なところは押さえてくれた。あとは練習をして身に付けてもらうだけである。教え方も、今回から少々改めた。まず、テキストにタイ語で書かれている説明文をみんなで順番に声を出しながら読むことからはじめた。私が下手なタイ語で説明するよりも、理論的なところは押さえやすいであろう。そして、前半に文法的なところをやってしまってから、後半はロールプレーを中心として会話練習に取り組む。特にPinと言うニックネームの生徒は始めて習う日本語なのに、実に覚えが早く、まだ3回目と言うのに、過去に教えたことは忠実に覚えていてくれる。きっと、復習を熱心にしてくれているのであろう。
学校の次は弁護士さんと合流して、近隣国出身者に対する労働許可についての手続き進行状況の報告を受ける。そして、弁護士さんが言うには、基本的には労働許可が認められたそうである。労働許可があると言うことでチェンマイにも合法的に今後一年間の滞在が認められるようになったと言う。つまり、今回の件についても、一応は解決したわけである。一応と言うのは、まだ完全でない部分も若干あり、滞在が認められているのはチェンマイ県内に限られ、里帰りも認められないと言うことである。まぁそれでも、とりあえずは所期の目的を達成できたわけで、メデタシメデタシである。昼前に帰宅すると、おおもとの依頼主である大阪人から国際電話が入る。そして、弁護士さんから受けた報告をそのまま伝える。
お母さんと優泰はどうも韓国系キリスト教会へ行っているらしい。私の本心としては、キリスト教があまり好きではないので、優泰を連れて行かれるのを好まないのだが、まぁ勝手にするが良いさ。飴で釣るのは韓国キリスト教の手法であり、甘い物好きの優泰が餌に食いつくのは自然の摂理かもしれない。と言うわけで、無人の部屋に戻って、腹が減ったので朝食の残りのトン汁をすすって昼食とする。それからパソコンに向かって滞っていたメールの返信やら公開日記を書いたりした。しかし、それも1時間ともたずに眠くなり、ベッドに入って休憩することにした。優泰は昼過ぎに帰ってきてから、夕方までずっと日本のアニメビデオを見ていたようである。ちゃんと宿題や毎日の課題をやっているのかと小言を言いたくなるが、そんなことを言い出すとまた胃が痛くなってくるだろうから、自分の健康のために、勝手にさせておく。お母さんがそばにいるのだから、私が出る筋合いでもないだろう。
朝食
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ご飯と青菜の炒め物、トン汁。 |
昼食
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ご飯とトン汁。 |
夕食
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ご飯と残り物の青菜炒め、韓国風のニラの焼き物。 |
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