旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

６月２１日　土曜日 　　　天気は曇り　　　　　

　優泰と２人の生活が始まった。今日は補習校もあるし、半日は子守りを補習校任せにできるからちょっとは楽だ。

　補習校のプリンターが先日より黒以外の色が何もでなくなっていることを発見し、いろいろとどうしたらよいかと考えてきたのだが、結局インクタンクを交換してみることにしたらこれが大成功。色はしっかり出るようになった。古いインクタンクにもまだ十分にインクが残っている雰囲気であったが、先生方に聞くと、もう長いことカラー印刷をしてこなかったと言う。してこなかったどころか、カラー印刷などしたことがないらしい。たぶんそんな関係でインクがノズルで固まってしまったのだろう。
　カラー印刷ができるようになったので、補習校の書架につける分類札を製作できるようになった。ボール紙を三角形に折り、そこへカラー印刷して分類札を貼り付け書架の上に取り付ける。この作業におよそ１時間少々かけ、完成させる。印刷については始めモニター上で確認した色合いと、実際にプリントして出てきた色合いとで差があり、何度か補修をしなくてはならなかった。それにしても、このヒューレットパッカードのインクタンクは高い。カラーインクが1350バーツである。そして注意書きを読むと、「使用後はお早めに使い切りください」と書かれており、品質保持期限が６ヶ月となっている。こんな高価なインクを半年おきに交換するなんてずいぶん不経済だなぁ感じる。

　昼食のためにいったん帰宅し、小屋がけ食堂で簡単に食事をとる。食堂のおばさんが「昨夜マミーが死んだ」と言う。マミーと言うのは小屋がけ食堂のおばさんの旦那がチェンライから連れてきた小型犬で、なつこい犬であった。話を聞くと近所の赤犬に背中を噛まれたらしい。昨日の６時頃に噛まれ、病院へ連れて行ったが、今朝４時頃に息を引き取ったそうだ。そう話しながらおばさんは目を真っ赤に腫らしている。相手の犬は、近所でも「良く噛みつく」と言われている犬で、動物好きの私にも吠えかかってくる犬なのである。そて普段は飼い主の家の庭の柵の中で吠えているだけなのだが、きっと昨日は柵から逃げていたのかもしれない。タイの犬はほとんどが放し飼いであり、犬に噛まれたなんて話はよく聞く。しかし、私個人としては、例えそんな犬が一部にいたとしても、日本のようにすべての犬が鎖につながれているよりも、自然で良いと思っている。だから、仮に小さい犬にこのような災難が降りかかっても、それは「運命だった」と考えるべきかとも思った。悲惨な結果になったが、要は子供の喧嘩のようなもので、親が口を出さないのと同様、飼い主同士もその辺は理解しあうべきなのかもしれない。でも、やはり愛情を注いで飼ってきた犬が「殺されて」しまったのだから、理解もヘッタクレもないだろう。おばさんは来る客ごとにこの事を憤りながら訴え、そして涙を流した。

　午後、補習校が終わり、優泰のカバンをチェックしたら今日おこなわれた算数テストの結果が出てきた。先週の漢字テストに続き、今週は算数テストがあることを知っていたので、数日前から算数ドリルをやらせて準備していたにもかかわらず、結果は惨憺たるモノであった。３枚のテストのうち２枚は白紙である。何とか書き込んでいる一枚も何箇所も×がつけられている。問題を見ても優泰ができないような問題ではない。先生に確認すると、テスト中優泰は何か考え事でもしているのか、鉛筆がまるで動かなくなる時間が結構あったという。３枚のテストだが、クラスの大半の生徒がやり終えていたし、時間が短すぎると言うことはなかったはずだと言う。いったい優泰は何をボケッとしていたのであろうか、、。わからない問題につまづいて何時までも悩んでいたのかとも思ったが、簡単な計算問題で構成されている一枚目には、悩まなくてはならないような問題は含まれていなかった。
　アパートに帰って、優泰に今日のテストをやり直しをさせてみた。時間も３０分以内でやるように命じた。結果はちゃんと３０分でやりあげ、間違いも１つしかない。まったく、学校で何を考え込んでいたのだろうか、、。

　補習校へ言っている間、お母さんから留守番電話にメッセージが入っていた。どうやら無事に日本へ帰りついたらしい。私のほうからも折り返しパソコン電話で電話をしてみたら、少々疲れたような声をしていた。義姉夫婦の家に厄介になるので、寝不足で疲れているのに、今晩あたり夜遅くまで話し込んだりして、体調を崩さないかちょっと心配になる。

　夕方、上の階の日本人夫妻からパソコンの様子を見て欲しいと言われて見に行く。こちらもプリンターのトラブルのようだ。インクの補充液に問題があるようだが、はっきりとした原因がわからない。７時までノズルのクリーニングをしたり、印字テストをしたが改善されず。明日購入元へ持ち込んで、確認をしてみようと思う。インクタンクの交換だけでなら、消耗品として仕方ないが、ノズル交換となったりしたら、結構な出費となる。保証期間内なので、販売店に確認させるに越したことはなさそうだ。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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