6月20日 金曜日 天気は曇り
私のHPを見てくださっていると言う大阪からツアーで来たご夫妻と面会する。50代で、いずれ海外で生活をしてみたく、あちこちを見学して回っているのだそうだ。チェンマイも将来の生活の場の候補のひとつだそうだ。私に色々と話を聞きたいと言うことであったが、どちらかと言うと私のほうが話の聞き手に回っている方が多かったようで、ご主人は大手製鉄会社のサラリーマン、奥さんは介護マネージャーだそうで、どちらかと言うとご主人のほうが海外生活に対して積極的な印象を受けた。手土産に洋酒とタバスコの大瓶を一本持参してくださった。遠慮なく頂戴する
ツアーで北タイを回るツアーなのだそうだが、ツアーと言っても参加者はご夫妻の2人きり、しかも大阪発のツアー代金は3食付きで2人で12万円台だとのことであった。まったく世の中どうかしている。これでは主催もとの旅行会社も苦しかろうし、下請けの現地旅行会社やガイドさんたちは死活問題だろうと思う。日本の旅行業界はどうかしている。これでは航空券代にもならないだろうし、航空会社だってこんな金額では燃料代にもならないだろう。以前、全日空の操縦士さんから東京からバンコクで、ひとりあたり丁度ドラム缶一本分のジェット燃料を消費すると聞いたことがある。往復だとドラム缶2本分。ジェット燃料がいくらするか知らないが、灯油並と考えても、ずいぶんとイイ金額になることだろう。
ご夫妻は今日日中はほとんどフリータイムだそうで、夜9時の飛行機でバンコクへ向かうと言う。なんだ、お母さんと同じ飛行機じゃないか、、。その後私は郊外にある労働局へ行って労働許可の延長手続きをする。先日も労働許可書の発行でお金を払い、今回もまた6ヶ月延長手数料として1500バーツを支払う。この国で、私は収入がないので直接税をまるで払っていないが、この手の役所への払込金額は、平均すると月々結構な金額になる。延長手続きをした労働許可書の返却は来週火曜日とのことであった。
お母さんに韓国でおこなってもらうタイ非移民ビザの手続き書類に関して韓国のウェブサイトを検索していたら、韓国にあるタイ大使館で同伴家族対象の非移民ビザを取得するには、身元保証書や雇用招聘状以外に、英文で書かれた国民登録証が必要となっていた。韓国に住む韓国人は全員、国民登録をしており、IDカードを持っている。しかし、法律上でぱ現在日本に住んでいることになっているお母さんは、国民登録から抹消されている。なんとなく、この辺で文句を付けられそうな嫌な予感がする。しかし、この韓国のタイ大使館のホームページは私のようなA4ノートパソコンを使用しているもののことを考慮していないのか、フレームを使ったページは画面からハミダシ、スクロールをすることもできない。とっても見難かった。まぁ、韓国ではデスクトップが普及しているのだろうし、私のパソコンのようにTFT800×600なんてサイズは時代遅れなのかもしれないが、、。
LAN環境下でパソコンがウェブページの更新をしない問題は、プライマリとセカンダリのゲートウェイサーバーを入れ替えることで解決した。実はこのサービス、ネット接続が従量課金(時間)制になっているのだが、先日の停電で課金サーバーが故障して、現在はつなぎ放題になっているそうだ。ネット屋さんには恐縮ながら、こうして通信料を気にせずにネット接続できると言うのは、ずいぶんと便利なものである。ネットサーフィンをしていても画像の表示が速いのでストレスを感じない。むしろこのパソコンのCPUの処理速度の遅さが気になるくらいである。こんな便利なものをもっとナコンピンコンド内の人に教えてあげたい気もするが、加入者が増えるとせっかくのスピードが遅くなりかねないので、あまり宣伝することは止めておこう。
夕方、6時半にアパートを出発。空港へ向かう途中で、空港前の管制官食堂で夕食とする。リゾートホテル風で雰囲気の良いレストランなのだが、今日は客の入りが多いようで、湖畔に面したテーブルはすでに埋まっていた。パビリオン風の東屋の中にテーブルを設えてもらって料理を注文する。空芯菜をフライにして、唐辛子入り甘酢をかけるヤムパックブントートクロープを注文。これはお母さんに先日レモンツリーで食べさせて病みつきにさせた料理であるが、残念ながら、ここ管制官食堂のそれは、レモンツリーほどのものではなく、お母さんは一口味見をする程度だけであった。一方、パットパックサーヨートーという青菜の炒め物も注文したが、これは好評であった。ほんのちょっとほろ苦さを感じさせる青菜だが、後口がすっきりして美味しかった。たっぷりと夕食を食べ、8時過ぎに空港に入る。バンコクでの乗り継ぎはエジプト航空だけれども、荷物は成田まで預けられるそうだ。搭乗手続きはバンコクのエジプト航空でやらなくてはならないが、バンコクの長い国内線から国際線への連絡通路を荷物を持たずに歩けるだけ楽である。
8時40分にお母さんを搭乗ロビーに送り出し、優泰と2人アパートへ戻る。これから一ヶ月間、優泰と二人暮しである。まぁ二人暮しと呼べはかっこイイが、実質は一人子守りに明け暮れる毎日が始まるわけだ。飛行機代をケチって優泰も一緒に行かせなかったのは、ひょっとして失敗だったかもしれない、、。まぁ、そうならないように、優泰をしっかり仕込んで、少しは家の手伝いでもできるようにしよう。
朝食
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ご飯と豆腐の味噌汁、昨夜の残りの酢豚、ツナサラダ。 |
昼食
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ご飯と春雨入り春巻き、キャベツの味噌汁。 |
夕食
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管制官食堂にて、青菜炒め、空芯菜フライの和え物、カシューナッツと鶏肉炒め、はんぺんの揚げ物。 |
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