１２月２１日　土曜日 　　　天気は晴れ

　胃炎を起してしまったようだ。朝からやたらと胃が痛い。優泰を日本人補習校へ連れて行き、そのまま学校が終わるまで待っていようかと思っていたが、あまりの胃の痛みに耐えかねて、アパートに戻ってきてしまった。

　補習校は半日授業のため、昼前におかあさんと一緒に迎えに行く。終業式を兼ねた終礼を見学していたら、優泰はちゃんと並ばず、後ろを向いてふざけている。全校生徒が揃っている中で、こんなだらしが無いのは優泰一人である。私は普段保護者会などで、補習校では日本の教科書に沿った勉強も大事ながら、日本の学校のように学校内ルールをしっかり学ばせることが必要だと強く主張してきたのだが、これではまったくイイ恥さらしではないか、、、。胃の痛みがさらに酷くなってきた。

　学校からの帰りに、ムアンマイ市場に立ち寄るが、やはりここは朝市のような存在だったのか、もうすでにほとんどの野菜売りが引き上げた後であった。常設の店からジャガイモやタマネギなどだけ少量買う。やはりここには朝なるべく早く来たほうが良いようだ。

　スアンドーク門近くのお母さんお気に入りのファーイと言う食堂に入る。私は食欲が無く、スパゲティを注文。ここのスパゲティは量が少ない。ほんの三口で食べ終えてしまうほどだ。パスタも茹で過ぎでウドン状態であるがソースはまずくない。シンプルこの上ないが牛肉の旨みが良く出ている。

　午後も不調のままベッドで過ごすことになる。文庫本のページをめくったり、うたた寝をしたり、まったくこの１週間、無意味な過ごし方をしている。日記もサボることが多くなっり、溜めてしまうと、たった２日前のことなのに、何があって、何を感じたか、そして何を食べたのかさえ思い出せなくなってしまう。ダラダラした生活をしているので、ボケが進行しているのだろうか、、、。一生懸命思い出しながら日記を書こうとしている横で優泰がビデオを見ている。ウルサイのでますます思い出せなくてイライラするので、耳栓をしながら日記を付ける。

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