10月19日 金曜日
さて今日は先生との面談日である。朝から気が重い。昨日優泰がもらってきた成績表は先生もこれほどひどい成績をつけなければならないのが辛かっただろうと思われるほどのものであった。それに、裏面に書かれたコメントも酷評であった。今日は実際にどのような事を言われるのか、、。
朝食にはピーノートの店でクオッティオうどんを買ってきて食べる。ピーノートは小学生ながら、朝からうどんのどんぶりをお客に運んだり、下げたりと店の手伝いをしていた。
午前中は特に何もする事がない。優泰のボロくなった運動靴を修理に出す事にする。靴の裏は磨り減って穴があき、縫い糸もほどけている。汚れて汚い運動靴だが従兄のトシからのお下がりで、優泰が気に入っている靴なので、なんとか修理してやりたいと思っていた。アパート下の修理屋に持ちこむと、靴底は踵だけ張りかえれば良いし、ほどけた糸は縫えば良いと引き受けてくれた。
11時過ぎに巨大スーパーのカーフーへ3人で行く。明日からのドライブ中に車内で食べるスナック菓子類を買い、ビートルの車内用小型扇風機を買う。スナック菓子は袋入りの食べきりサイズを何種類か買う。カッパ海老せんタイプはやはり王道である。ほかに良くわからないものを何種類か買う。どう見ても味よりも子供の関心をひきつけるキャラクターのパッケージに力を入れているようなものばかりだ。扇風機は200バーツにもならないアイコ製の小型を購入。昼食には併設のクーポン食堂で食べる。優泰はカニかまぼこの握り寿し。ただし、タイのすしもどきらしく酢が利いていない。また、握りもほとんど団子だ。私はクーポン食堂に入っているスカイラークでハンバーグ定食。スカイラークはどうやら日本のファミリーレストランと同じ系列らしいのだが、クーポン食堂のためセルフサービスで、メニューも10種類とない。私は魚フライ定食を食べたかったが、売り切れとのことで、安直なハンバーグ定食に落ち着いた。味は日本の寂しいファミレスのハンバーグの味がした。
2時から学校で先生との面談である。一年生の先生2人とESLの先生の3人で、優泰の素行についてかなり耳の痛い話を延々と聞かされ、その解決策として、一定期間お母さんを毎日授業参観に行かせると言ったものを提案する。
面談も終わりアパートに戻る際に、近くのガソリンスタンドでビートルのオイル交換をおこなう。本来の規定距離まではまだ200キロほど余していたが、早めに行う事とする。
アパートへ戻り、お母さんと今後の優泰への接し方について話し合う。なんとしても落ち着きのなさを何とかしなくてはいけない。とにかく今まで以上にコマメに注意をしていかなくてはならないだろう。
夕食には昨日の残りのカレーを食べようと思っていたが、夕方になって鍋のふたを開けたところ異臭が広がり、カレーの表面が白くなっていた。こりゃ食べられなくなってしまった。今晩も家族3人でカレーを食べようと思ったが、もう無理である。夕食には小屋がけ食堂へ出かけ、4種類のメニューを注文する。マカロニ炒め、五目野菜炒め、春雨の和え物ヤムウンセンそして豚肉のニンニクソース焼きである。家族3人で食べるにはちょっと量が多すぎたようで、だいぶ食べ残しを出してしまった。