5月18日 金曜日
今朝は、お母さんが優泰を寝かせておいてというので、しかたなくお母さんと2人だけで運動に出かける。私はランニングコース途中で見つけたパートンコー(タイの朝食でドーナツ風)とカボチャのプリン載せを買って家にもどる。
朝食にはパートンコーを食べるが、はじめは優泰がなかなかパートンコーを食べようとしない。チョコレートのコーンフレークを食べると言い張る。でも、私とお母さんがおいしそうにパートンコーを食べているのを見て、恐る恐る手を伸ばし、ひとつかじってみて、味に納得したのか、その後はいくつもパートンコーを食べ始めた。
朝食を食べ終わっても、優泰は幼稚園の支度をなかなかしない。トイレに入れば長々といつまでも出てこない。また、幼稚園へ行くのをぐずっているようだ。結局幼稚園の門をくぐったのは8時半近くなっていた。
午前中はメールの返信に追われる。あちこちからたくさんのメールが跳び込んでくるし、添付ファイルを開いて内容を確認するだけで結構大変な作業だ。黙々とPCに向かう。
昼食には小屋がけ食堂でインゲン入りバジル炒めライスと竹の子のカレー煮を食べる。中国の竹の子もそうだが、なぜタイの竹の子はこんなに臭いのだろう。どの竹の子もみな強力なシナチクの匂いがする。この竹の子で竹の子ご飯など作ったら臭くて風味なんて無くなりそうだ。しかし、この竹の子のカレー煮は食べ始めてしまえば臭いも気にならないし、大変美味しい。
午後もひたすらPCに向かい、データの分析とデータに基づくシュミレーションなどを作成する。途中3時半過ぎに優泰を幼稚園へ迎えに行くが、幼稚園から持ち物リストなどを渡される。当然ながらすべてタイ語で書かれており、こんばんはこれの翻訳で悩みそうだ。
結局仕事を6時頃まで続け、優泰が幼稚園から持ちかえった文字の練習帖(もちろんタイ語)の宿題に付き合う。点線で書いてある文字をなぞるだけだから簡単なのだが、最後に点線なしで書くところがあり、ここで優泰の鉛筆は止まってしまう。何度も練習をさせるが、なかなか書き方が判らないようだ。それと集中力がまるで無い。すぐ何かに気を取られてしまう。結局、新しく一文字書かせるだけで、もちろんその文字の発音も5分後には忘れられてしまったが、勉強をやめてプールでひと泳ぎする事とした。
夕食には日本米を炊いてもらい、ナス焼き、ほうれん草のおひたし、豆腐とカニかまぼこ入りのサラダを食べる。お米の炊き上がりが今ひとつだったが、それでも美味しく食べられた。
夕食後8時半過ぎに、道端のバーへ出かける。米焼酎(ラオカーオ)を少しなめ始めたところで雨が降り始め、天幕の下でバーの親父と話をする。もちろんタイ語だから双方言葉以外に想像力の力を借りての会話であったが、日本人にもタイ人にも良い奴もいれば悪い奴もいるということで合意し、付帯条項として、この近所に住む日本人のMR.O氏は、人を働かせて金を払わないとか、タイ人女性を偽装結婚させて日本へ送り込んでいるとか、他の客を交えて話が盛り上がり、結局「彼はヤクザだ」ということで結論が出たところで、私はバーを退散した。
どうやらMR.O氏はこの近所では大変な有名人らしい。