暑い季節になってきた。そろそろ午後はプールで泳いだりしたいのだが、どうしたことか先月からこのアパートのプールは改修工事に入ってしまって、泳ぐことができない。工事もさっさとやってくれればいいのに、もう二週間近くも職人が来ておらず、工事が中断したままで、タイルがはがされたプールには土埃がたまってしまっている。来月になるとタイ正月になってしまって、職人たちも休みになってしまうだろうから、この暑い季節にプールで泳ぐことは無理かもしれない。ひょっとすると、これはアパート側の作戦かもしれない。本当なら利用者のいない季節にやればいいのに、利用者が多い時期に工事をすることで、プール清掃の手間や水の節約になるとでも考えている可能性がある。
夕方4時になっても優泰が戻ってこない。いつもならとっくに帰ってきているはずの時刻なのにどうしたことだろう。いつもの通学用のボロいバンが故障でもして立ち往生でもしているのだろうか、、。それにしても何にも連絡が無いし心配であったので、学校まで様子を見に行ってみることにした。ちょうど学校に近い交差点で、通学用のバンとすれ違った。バンに優泰が乗っているかどうかまでは確認できなかったが、他の生徒の姿はちらりと見えた。お母さんが待っている自宅へ電話を入れ、「今バンとすれ違ったけど、もし優泰が戻ったらすぐに携帯へ電話するように」と伝えて、そのまま学校へ向かう。学校の校庭にはまだ何人かの生徒の姿があった。しかし、優泰の姿は見当たらない。どうしたことだろう。先生に確認してみようかとも思ったが、校門の前で校長先生と副校長先生がまるで見張りをするように立っている。今朝のブッシュ演説もあって、アメリカに近いこの学校としては相当気を使っているのだろう。アメリカ領事館関係者子弟も多いし、イスラエル系もいる。そんなところへ、「まだ優泰が戻っていないんだ」なんて相談したら、先生たちを真っ青にしてしまうだろう。さっきすれ違ったバンに優泰が乗っていたとしたら、あと10分もすればお母さんから電話が入るはずだし、それを待ってからでも遅くは無い。
果たして、お母さんから電話が入り、優泰が戻ったと言う。ひとまずはこれで安心し、アパートへ戻って事の顛末を確認する。優泰の証言によると、「ドライバーさんがスーパーへ買い物に連れて行ってくれた」と言う。いったいどうなっているのか、、。どうも、話の筋が見えないので、明日の朝、ドライバーさんに確認してみる必要がありそうだ。
夕食を小屋がけ食堂で作ってもらう。優泰はオムライスが食べたいと言うので、小屋がけ食堂のおばさんにオムライスの作り方を説明して、特別に作ってもらう。ケチャップ味のチャーハンを炒めてもらい、それを玉子でくるのでもらうのだが、最終工程の玉子で包む段階で、包み方がタイ式オムレツのカイヤッサイ風になってしまい、完成したオムライスにフンワリ感は無かった。そして黄色いアーモンド形のオムライスでは無く、正方形をしたオムライスが出来上がった。
朝食 |
ご飯とワカメの味噌汁、野菜。 |
昼食 |
メーピン川沿いの中華そば屋にてイェントーフォーというスルメ風味のピンク色の汁そばを食べる。 |
夕食 |
小屋崖食堂の五目野菜炒め、鶏肉の炒め物。 |