6月18日 月曜日
優泰と体操をする。もうお母さんは完全に朝の運動から脱落している。本人は部屋を掃除するだけで十分に運動になっていると言うが、、。
ロータスで買ったフランスパンの残りと目玉焼きで簡単に朝食を済ませる。今週もまた1週間が始まってしまった。今週はバンコクへ行かなければならないので気が重い。蒸し暑くて、空気が悪くて、そして往復の夜行は本当にクタビレル。
優泰を幼稚園へ送り、しばらくPCに向かい、10時前にお母さんがYMCAへ行くのにあわせて一緒に家をでる。今日はバンコクへの切符と自転車を買おうと思っている。土曜日にロータスへ行って大体の価格をつかんだつもりなので、ワロロット市場周辺の自転車屋を覗いてみようと思っている。
堀沿いの道を歩き、ワロロット市場近くで自転車を見るが、値段が高い。ロータスでは1620バーツで自転車があったが、ここでは2000バーツ以下の自転車が見当たらない。これではとても買えないので、思いきってスーパーハイウェイ沿いまで出てみる。
まずはじめに、マクロという大型スーパー。月曜の午前中だからかお客は少ない。店の作りはロータスとそっくり。お目当ての自転車は1560バーツ。値段は合格点だが、色が派手過ぎるのが気に入らない。ハイウェイの先にカーフーという大型ショッピングモールの看板が見えていたので、ここまで来たついでにカーフーまで歩いてみる。しかしこれが大失敗。道幅が100メートルはあるうかと言うハイウェイの先に見えた巨大看板まで、実際の距離はとんでもなく遠かった。1キロくらいでは済まない距離だ。
やっとの思いで辿り着いたカーフーには多少はまともな色使いの自転車があった。しかし、値段がついていない。店員に「いくらだい」ときいたら2500バーツ以上の事を言う。冗談じゃないよ。それにこのカーフーはレンタルビデオのTSUTAYAが入っていたり、マクドナルドが入っていたりと、なかなかのショッピングモールなのにその中心のスーパーの商品は一概に値段が高く、特に食料品の品数はあまり多くない。どちらかと言うと雰囲気は日本のホームセンターだ。
また、とぼとぼと炎天下のハイウェイをマクロに向かって歩く。まったく惨めな気分。そして、色が気に入らないが、値段こそ一番と考えている私は早速一台を買う事にした。しかし、ネジはきちんと締めてないし、とても乗れる状態になっていない。店員にネジを締めてもらうが、組み立てそのものも恐ろしくいいかげんである。ナットで占めつけるボルトで、当然ワッシャが入っていてしかるべき所にワッシャが噛んでいない。ブレーキの取りつけもいい加減。店員も技術力が無く、何をどうして良いのかわからない様子で、でもサッカーは好きで来年のワールドカップを見に行くのか、とか中田を知っているかとか、自転車整備とは何ら関係内話題でお茶を濁してくれる。仕方ないので、特売で390バーツになっている工具セットを購入して自分で整備する事とした。
キャッシャーで自転車と工具代をなどを合わせて結局2000バーツ以上を支払って店を出てところで、早速自転車の車体に取りついている発泡ウレタンやビニールを剥いでみてまたまた驚いてしまった。日本的感覚だとこれらの包装は車体に傷がつかないようにするためのものだが、剥がしてみたら車体のあちこちに傷が付き、塗装がはげていたりする。どうもこちらでは傷を隠すために包装をしているのではないかと疑ってしまう。
それでも自転車があると快適である。坂道の無いチェンマイ市内は自転車で走るのに適している。通りをスイスイと走り、鉄道駅へ行き今回のバンコクからの帰りの切符を買う。都合よく金曜日の特急寝台ナコンピン号の下段の予約ができた。しかし、ついでに少し早いが7月4日に東京からバンコクに着いたときの切符も買おうと思ったら、生憎この日は3時の快速列車以外すべて満席とのこと。タイではこの翌日から4連休となるので、チェンマイ行きの切符はとっくに売りきれなのだそうだ。仕方が無いから飛行機をあたろうと思う。
次ぎにタペー通りの小さな旅行代理店で明日のバンコク行きの夜行バスの切符を買う。切符を代理店の人がバス会社に切符を取りに行っている間に、長くなっていた髪を切る。
家に戻ったのはもう3時近くになっていた。今日は半日自転車のことでつぶれてしまった。
溜まってしまった仕事を6時過ぎまでPCに向かってかたずけ、小屋がけ食堂へ夕食を買いに出る。今日のメニューは鶏肉と細切り生姜の炒め物、幅広うどんの醤油炒めである。アパートの前でスイカとパイナップルを切ってもらって持ちかえる。夕食にはシンハビールも一本飲んだが、飲み終えたらば飲み足りないので、また米焼酎を少し舐める。
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