10月16 火曜日

朝食にはクロワッサンを食べ、優泰を学校に送る。

優泰を学校へ送り届けてから、YMCAの英語の宿題と予習を少しして、昨夜に引き続き「福笑い」の作成に取り組む。全部であと16枚も作成しなくてはならず、昨夜のように費用がかかっては堪らないので、フロッピーを持ちこんで、すぐ印刷できる状態にまで加工をする。

9時半に加工したフロッピーを持って、今度はコピー屋にあるPCプリンターを使って出力してみる。出来映えは上々なのだが、とにかく出力に時間がかかる。1枚出力するのに2分近く時間がかかっている。のんびり構えて待っていたらYMCAのクラスが始まる時間となり、昼に取りに来るからと言って急いでYMCAに駆けつける。

YMCAの英語教室も3回目になり、先生もようやくクラスの雰囲気に馴染んできたようだ。しかし、まだまだ発音指導ができていない。それでも、まぁなんとか和やかになってきた事は歓迎すべき事だ。

YMCA終了後、コピー屋へ出力したプリントの回収に行く。出来あがっていたが、代金が320バーツだと言う。かなり高い。タイではインクジェットのカートリッジのほとんどが輸入品であり、高額な関税ももかかっている事から、カートリッジひとつで千バーツ位する。そのためか一般のコピーなら安いのに、PCの印刷はべらぼうに高くなっているようだ。コピー屋の顔なじみのお姉さんに「ちょっと高すぎるからマケテヨ」とお願いしたところ、なにやら電卓ではじきながら、250バーツの線を提示してきた。まぁこんなモンだろうか、まだちょっと不満が残るが、今後もプリンター出力する機会が多いようであったら、プリンターの購入を考えたほうが良いかもしれない。

昼食には小屋がけ食堂の料理を食べる。お母さんはクオッティオ幅広うどんの醤油炒め、私はひき肉のバジル炒めで、肉の量を減らしてもらい、その代わりタマネギとインゲンを加えてもらう。こうして買い食いをしていると肉と野菜のバランスが肉に偏るのでこうでもして調整しなくちゃ、、。

今日は天気が良いため、屋外はとんでもなく強い日差しだ。日陰に入れば何ともないが、日向だとクラクラくる。ビートルのエアコンの効率を上げるにはこの直射日光も何とかしなくては行けない。私は屋根上の荷台にアルミホイルでも巻きつければ効果があるかと思ったが、お母さんに「アルミホイルじゃすぐにだめになるから良くない」と反対され、銀色をした断熱シートの方が良いと言われた。確かに断熱シートの法が効果があるだろうが、果たしてタイに断熱シートなどあるのだろうか、、。ひとまずは手短な近所のショッピングセンターへ行ってみる。セントラルデパートにも回ったが、断熱シートらしきものは見つからなかった。

ショッピングセンターでうろうろしているうちに優泰を迎えに行く時間となった。今日は優泰の友達のナオキ君とそのお姉さんもビートルに乗せてアパートまで連れてくる事になっている。ビートルの中で優泰は友達が一緒なのが嬉しくてたまらないのは、声をひっくり返しながらはしゃいでいた。

アパートへ戻り、しばらくするとナオキ君のお母さんとナオキ君の妹もやって来た。部屋の中がだいぶ賑やかになり、私はひとり自転車で断熱シートを探すと言う口実で外へ出た。本当に断熱シートを探すと言うのは口実に過ぎず、さっきまで降っていた雨のおかげで、外はだいぶ涼しくなって、サイクリングにはぴったりだ。チェンマイの周囲を気ままに自転車で流すのはとても気持ちが良かった。何軒かの荒物屋に立ち寄って断熱シートについて尋ねたが、どこにも断熱シートはなかった。

夕方、アパートへ戻り、5時過ぎにナオキ君たちをフローラルコンドミニアムまでビートルで送る。彼ら今度の休みに車で海に行くそうで、私たちが計画しているパタヤの少し先にあるラヨーンの海岸まで行くそうだ。が、驚いた事に、私たちがパタヤの海岸までの約900キロの道程を2泊3日で走っていこうと考えていたのに対して、彼らはナオキ君のお父さんの会社の都合もあってか、一晩でチェンマイからラヨンまで走る計画だそうだ。

夕食は今夜も小屋がけ食堂で注文。お母さんには私が昼間食べたようなインゲンとタマネギ入りのバジル炒めライス、優泰はタイ式オムレツのカイヤットサイ、そして私は豚挽き肉と唐辛子を刻んだものを小判状にして油で揚げたものを作ってもらう。これは先客が注文していたものを味見させてもらい、香ばしく揚がったその味が、B級にすばらしかったので、つい私も注文してしまい、料理の名前すら確認していない。

注文して出来あがるまでに15分ほど時間がかかると言うので、一旦アパートへ戻りシャワーを浴びる。本来ならこのB級に美味しいアツアツの揚げ物をビールとともに楽しみたいところだが、ぐっと我慢して、米焼酎の水割りで楽しむ。他にシュウマイも7つほど屋台で買ってきて、これも酒のつまみとする。ここで生活していると、アルコールとの縁が切れない。

 

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