6月16日 日曜日 天気は晴れ
2晩続きで優泰のウルトラマン目覚し時計が午前3時に鳴り響く。鳴ると言うより目覚ましが「起きろ!」と怒鳴る。昨夜、絶対に夜明け前に鳴らさないように言っておいたのに、何てことだ。昨夜の米焼酎がまだ頭に残ったままで、ウルトラマン目覚ましを見ると午前7時をさしている。目覚まし時間を7時にセットしても、時刻を4時間も早回ししては何にもならない。目覚ましをセットした優泰は起きもせず、いびきを掻き寝返りを打っただけだ。私一人起きてしまったが、なんだか眠れなくなってしまった。
眠れなくなったはずだが、外がそろそろ白々としてきて、小鳥の鳴き声が子守唄となって、眠ってしまった。次ぎに目が覚めたのは7時過ぎ、リビングから響き渡るアニメ番組のやたらテンションの高いタイ語の声優の声だ。「寝不足と二日酔いで頭が痛いのにまったくもう」と頭に来るが、もう朝食の支度をしなければならない時間だ。今朝の運動は中止となる。まったく不本意である。
朝の運動は身体を目覚めさせていたようだ。今朝は運動をしなかったので身体がまだ目覚めていないらしい。昼近くなっても眠たいままだ。お母さんと一緒に午前中から昼寝までしてしまった。
優泰がビデオを見せろと言うのでピデオの用意をしていたら、巻き戻しをしているところでビデオの電源が落ちた。タイでは良くある事なのだが、電源部のコンセントの不良で電気の流れが不安定になったようだ。ビデオのカバーを外して電圧計で確認をしてみると3本あるヒューズのうちの1本が飛んでいた。ヒューズは250V1.25Aであった。あとで買物に行く時でも買ってくることにする。
昼食後買物に出かける。リンピンスーパーへ行き、お母さんに頼まれたヨーグルトを買い、雑貨屋でバケツを1バーツで買う。150ccのヨーグルトより安いバケツであった。これはビートルの洗車用とするが、さすがに10バーツのバケツはチャチであった。でも、水を汲んで雑巾を洗うには必要にして十分なバケツであった。
ビデオ用のヒューズだが1.25Aのものがなかった。店の人もやはりタイ人で2Aのヒューズを出してきて「これで大丈夫、このほうがヒューズが飛びにくいよ」なんて言ってくる。この店はテレビなどの修理を専門にする店なのだが、いったいヒューズの役目をなんと心得ているのだろうか?しかし、タイ人の感覚が身に付き始めている私は店員の言われるままに2Aのヒューズを買ってしまった。
ビデオはまた電源が入るようになった。バケツを持って駐車場へ下りる。明日は優泰を乗せてバンコクまでドライブに出る。本来は家族3人でバンコク、パタヤ、サムイと10日間ほどの旅行を考えていたのだがお母さんの快復が遅くて、結局バンコクの遊園地だけの3日間の旅行となってしまった。週末にはまたお母さんと私の滞在許可の延長申請をイミグレーションへやりに行かなくてはならない。ビートルの洗車は横着をしてバケツの水に液体ワックスを溶き、洗車しながらのワックスがけをすることにした。また、助手席の背もたれを外して屋根上にくくりつける。助手席にはコンピューターをセットして、明日のバンコクまでの700キロ(東京〜弘前に相当)ドライブ中にDVDを上映して走る予定である。上映演目はウルトラマンシリーズのオンパレードである。
夕食にはリンピンスーパーで買った生餃子を焼いて食べる。最近リンピンスーパーでは2種類の餃子を売っていて、ひとつは従来から売っている中国風の具沢山でデブデブ丸丸の餃子。30バーツで9粒入り。私はこの餃子が好きである。あっさりした味で美味しいのである。
一方今回はじめて買った生餃子は日本風で細長い。中身は少なく、なんとなく皮を食べる楽しみのような餃子である。同じく30バーツだが8粒入り。それはそれで良いのだがニンニクがやたらと効いている。私はニンニクに弱いので、ちょっとこの餃子は敬遠である。お母さんもニンニクが好きではないので、この餃子は専ら優泰が食べることになった。優泰の「日本の
」 と言う修飾語が付けば美味しいものと感じるようだ。食べ物でも何でも「日本の」と言う物をありがたがる。しかし、納豆とかは嫌いである。これはお母さんの影響。
朝食
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優泰はコーンフレーク、私は残り物のカニチャーハン。 |
昼食
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小屋がけ食堂より、優泰とお母さんはパッシーイウ(クウォッティオうどんの醤油炒め)、私は五目野菜炒め唐辛子入りライス。
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夕食
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餃子と枝豆、大根のナムル、氷を入れたシンハビールが苦い。 |
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