6月15日 土曜日 天気は晴れ
日本人補習校の当番日。補習校の当番と言うのは、補習校の用事をこなす当番で、1年生の父母が順番でやることになっている。主な仕事は始業ベルなど時間ごとに鳴らす事である。ベルは直径20cm以上もあり、これをカランカランと鳴らす。そして、授業終了後の戸締りである。
さらに今日は弁当の持参日である。朝の運動を終えてからキッチンに立って弁当用のサンドウィッチの製作に取りかかる。ツナの缶詰を使い、トマト、キャベツ、キュウリなどの野菜をマヨネーズで和えてパンにはさむ。スライスチーズと玉子焼きもはさんだ3段重ねのサンドウィッチでパンの表面をトースターで少し焼いて焦げ目を付ける。
補習校の生徒の数もだいぶ減ってきている。インターナシュナルスクールが夏休みになったので、駐在員の多くの子供たちが母親たちと一緒に日本へ一時帰国している。しかし、減ったと言ってもやはり休み時間などは騒がしい。狭い建物の中を走り回ったりする。もともと学校用の建物ではないし、子供が走りまわる事を想定して作られていない。教室の扉は全面1枚ガラスだし、床は滑り易いリノリュウム。ケガをする子供が出てもおかしくない。子供たちを注意してもなかなか止まらない。スウィッチ・オンになってしまう子供は優泰だけではないようだ。
しかし、授業中は退屈である。授業終了のベルを鳴らすまで何にもすることがない。書架から子供用の本を抜き取って読んだりする。絵本もあれば物語もある。ファーブルの伝記もあったので、それを手に取る。ページをめくるうちに眠くなってくる。昨晩は大阪から来ていたOさんとカムインハウスで食事をし、閉店まで酒を飲んだりしていたため寝不足気味でもある。ああ眠たいし退屈だ。事務仕事なりでもやっていた方が楽である。
夕食は北海道からタイ語の勉強に来ているTさんを誘っていた。Tさんからも「本日OK」とのメールが入っていたが、待ち合わせ場所などを伝えるべき返信メールが打てずに困った。いつもの事だがプロバイダーの接続が不安定である。ログオンできなかったり、できても送受信ができなかったり、今日は惨憺たる状況だ。何度もダイヤルし直すので電話代ばかりがかかってしまう。日本とは比べ物にならないくらいプロバイダー料金も高いのにこの状況では本当に頭が痛い。イライラしながらやっているうちにTさんから携帯電話に電話が入った。そうだ、メールでなくて携帯電話を使えば良かったのだ。6時半にアパート下で待ち合わせることにした。
Tさんとは初対面ながらなかなか魅力的な青年であった。私と歳は2歳しか違わないのだが、独身で現在は青年海外協力隊員を目指して酒もタバコも止めていると言う。もともと国家公務員だったのに、それを辞して協力隊を目指されるとは、生き方そのものも魅力的な青年であった。
朝食
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ご飯とほうれん草の味噌汁、目玉焼き。
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昼食
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サンドウィッチ、中身はツナ、玉子、野菜、チーズ。 |
夕食
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Tさんとコカでタイスキを食べる。
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