7月16日 火曜日 天気は晴れだったと思う(1日中エアコンの効いたオフィスにいたので外の様子が良くわからない)
安い宿だから文句は言えないし、昨夜は2時近くまでメールの返信などを書いたりしていたから、仕方ないのだが、まったく夜中遅くまで外から騒音が入り込むし、夜明け前から騒がしさが窓から入ってくる。それに宿屋の隣は何やら突貫工事で地下駐車場でも作っているのか、重機の振動が伝わってきた。5時前には念仏を唱える歌が聞こえてきた。念仏と歌とはイメージが一致しないが、台湾の寺院を知る人なら分かってもらえると思うけど、キリスト教会に賛美歌があるように、読教にメロディーがついて唱えられているのである。
口の中が腫れているようだ。昨夜タイのアルコールの強い酒センソンをストレートで飲んだ。ただ飲むのではなく、口の中にしばらく貯めて、唾液が湧くのを待って飲み込むのだが、この口の中に含んでいる時に、アルコール度が高いためか、熱いスープを口に含んだように、口の中が熱くなり、しびれる快感が止みつきになってしまった。ビリビリ、ジンジンと痛いほどの刺激が、唾液が分泌される事で、だんだん楽になって行く、、、変態的な趣味かなぁとも思ったが止められなくなった。そしたら、どうやら本当に火傷をしてしまった様だ。朝になってもやたらと口の中が痛い。
今日はH部長の所へ挨拶に行く。9時半にスリウォン通りのオフィスに行き、雑談やら仕事の話やらをする。何でも先日、前のバンコク市長のチャムロンさんから、バンコクのゴミ処理問題の相談を受けたそうで、チャムロンさんは日本でも最近市民団体などで生ゴミを有機土壌にするミミズを使ったコンポストに関心があるそうで、それを調べて欲しいと言うことであった。
私も事務所に挨拶に行ったものの、別に何か用事が特別あるわけでなく、早速ネットで検索をしてみた。なるほど、日本では自治体で補助金を出してコンポスト普及を支援しているところもあるようだ。しかし、自治体が回収したゴミの処理対策としてミミズを利用するのは、ちょっと無理そうだと言うことがわかった。一方、バクテリアを使い、生ゴミを攪拌分解する方法だとゴミが24時間で97%も炭酸ガスと水に変えてしまうのだそうだ。設備投資はかかるが、この方が現実的かもしれない。しかし、バンコク市民が分別回収をしっかりやってくれるかどうかの方が心配かもしれない。
結局、4時過ぎまでH部長のところで過ごしてしまった。「来週中にまた来ます。ゴミ処理についてもう少し調べて来ます」と言って事務所を辞した。シーロム通りから北バスターミナル方面へ行く77番の市内バスに乗る。事務所も5時過ぎには閉めるだろうし、チェンマイ行きのバスなら9時頃まであるから、退勤時間まで残っていても良いのだろうけど、5時を回るとバンコク名物の交通渋滞がピークになってしまう。荷物も持っているし、お茶を何杯もいただいていたのでトイレの心配もある。早めにバンコクを脱出するに越したことはない。
それでも、バスターミナルまでは1時間半もかかってしまった。いつものソンバットツアーのカウンターで6時発のチェンマイ行きの切符を買う。座席は最前部か後部のトイレ前のどちらかが選べたが、トイレ前ならば後ろの人に気を使わずに座席を思う存分倒していけると考え、トイレ前窓側の7Aの席を確保した。このバスは途中のナコンサワンを過ぎたあたりで夜食の粥がサービスで付くが、まだ4時間近く先だし、夕食にしては軽すぎる。出発前に何か腹ごしらえでもしたいが、、、。コンビニに入ったが、日本のようにオニギリや各種弁当があるわけでなく、スナック菓子や菓子パンばかりだ。クーポン食堂へ行って食べるには時間が足りない。面倒なのでカップラーメンを買い、お湯を入れてもらう。これをバスに持ち込んで食べることにした。
トイレ前の座席は失敗であった。トイレの臭いが漂ってくるし、エアコン装置があるために荷物棚がふさがっている。そのエアコン装置からの漏水もある。やっぱり、前の方に座るべきだった。カップラーメンを食べ、バス車内サービスの菓子パンをかじり、コーラをもらっている内に日が暮れてきた。
朝食
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宿屋裏のネリモノ工場兼クオッティオうどん屋でワンタン麺を食べる。スープは普通だったが、製造元だけあって具が美味しかった。 |
昼食
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H部長夫妻に日本料理店で焼きサバ定食をご馳走になる。 |
夕食
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新モーチット・北部バスターミナルでカップラーメンを買ってバスに持ち込む。 |
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