7月15日 月曜日 天気は曇り 夕方から夜にかけて雨が断続的に降る
薬を服用して眠ったので、夜中にほとんど起きることなく、朝を迎えられたが、薬を使って寝ると、深く睡眠できないのか、それともまだ薬の成分が聞いているのか、目が覚めてもなんだか未だ眠たい。時刻は7時半になっており、私以外の寝台は全てもう座席に変っていた。となりのマレー人夫婦から「朝寝坊だね」と言われてしまった。車掌はウイスキーの飲み過ぎかと言ってきた。
汽車は30分ほど遅れて、バンコク中央駅に到着した。ガイドをしているFと今日は1日つきあう予定だ。Fの携帯へ電話を入れるとすぐに駅前まで迎えにきてくれた。これからFらバンコクで日本語ガイドをしている仲間ではじめようとしている事業へのアドバイスをすることになっている。すでに、事務所の場所は決まったので案内すると言い、Fの車で向かう。ラートブラウの交差点の近くの住宅地で、聞けばFの仲間のPの自宅にある広さが四畳半ほどのアトリエを事務所代わりに使うという。まぁ、それもイイだろう。売上予測も立たない会社が、無理してオフィスビルなど借りるべきではないと思っている。
事業の内容については、まだ非公開なので、このページ上でも公開は控えたいが、別に目新しい事をしようと言うのではない。ただ、バンコクの日本語ガイドたちは良い仕事がなくて困っているだけの事からはじめようとしている事業である。ターゲットは日本人観光客で、日本人としてのアドバイスと旅行業に従事していた経験からのアドバイスを求められているの過ぎない。しかし、正直なところ、タイ人たちとこうした事業展開やビジネスモデルについて話し合ったり、ビジョンについて説明させると、とても疲れる。なんとなく、場当たり的で、「儲けるためにどうしよう」と言うはずの話しが「儲かったらどうしよう」と言う話にすぐ摩り替ってしまう。
彼らの希望としては、会社設立後には、私に拠点をバンコクに移して欲しいそうだ。しかし、私の答えはNOである。それに現在、私の持っているビザは観光ビザで、雇われ仕事など出来ないのである。もっとも、もう少し煮詰めて、採算の取れる目途が立つようならば、投資の対象として考えてもイイかもしれない。投資をする事で、ツーリストビザからノンイミグラントビザへの昇格も可能かもしれないのだから、、。
結局、堂々巡りに近い状態が延々と続き、お開きとなったのは夜8時半過ぎであった。Fの車でバンコク中央駅まで送ってもらい、駅前のステーションホテルに部屋をとる。部屋の造りはスンガイコロクの亜州旅社より格が落ち、白いシーツはないのだが、物価の高いバンコクだから、贅沢は言えない。1泊250バーツ。これでも以前宿泊していた新華南嶺旅社の180バーツよりはずっと快適である。
朝食
|
車内に乗り込んできた売り子から豚挽き肉のバジル炒めと目玉焼きののった弁当を買う。 |
昼食
|
ガイドのPさんの自宅でご馳走になる。魚のチリソース、アスパラと海老の炒め物、グリーンカレー。
|
夕食
|
晩もPさんの自宅にて、キャベツとヤングコーン炒め、サラダ、卵焼き、グリーンカレー。
|
前日へ 翌日へ
|