4月16日 火曜日 天気は晴れ
Kは昨夕どうやら熱射病にかかっていたようで、脱水症状を起こしてヒドイ下痢に悩まされていたのだが、寝る前に服用した薬が効いたようで、今朝はずいぶんと爽やかな顔をしていた。昼前からKの借りている小型四輪駆動車で優泰も連れてメーテンの先にあるモーパーの滝へ行く。この滝には昨年行ってた時、タイとしては最大級の落差のある滝であり、水量も多く、滝壷周辺は凄い水飛沫が上がっていた。そして、その滝壷は天然のプールとなっていて、水深が大人の胸くらいまであった。是非そこへ案内してチェンマイの自然の素晴らしさを見せてやろうと考えたのだ。
ファーン街道を北へ走る。ソンクラーンの水掛祭りは昨日までなのだが、沿道にはまだ遊び足りない村の子供たちがバケツに水を入れて待ち構えていた。チェンマイからはずれればはずれるほど、その数も増えてくる。オヤオヤ、メーテンあたりまで来ると子供だけでなく大人たちもピックアップトラックに乗りこんで盛大に水掛け合いをやっているじゃないか、、。
滝は水量が少なかった。今がシーズン的に半年に及ぶ乾季の終盤にあたるためか、長い事雨が降っていないので、これほど水量が少ないのだろう。巨大な滝も、落差こそはそのままながら、見たところは「白糸の滝」とでも言いたいほどの幅の狭いものであった。がっかりである。おまけに滝壷の水深も大人の膝くらいしかない。それでも滝壷周辺には沢山のタイ人たちがピクニックに来ており、滝は子供たちの絶好の遊び場となり、天然の「子供プール」の様相である。つまり、ここで最も喜んだのは優泰であった。
水量こそは少ないものの、滝の周りはだいぶ涼しかった。体感温度は20℃くらいではないだろうか?車から降りた駐車場あたりで気温が40℃近くまで上がっていたから、こんな滝でも空気の冷却効果は相当なもののようだ。30分ほど遊んでいるともう寒くていられない。タイ人たちはドブロクや焼き鳥などを持ち込んで滝を眺めながら宴会をしている。その光景は日本の花見とよく似ている。我々が持ってきた物は、氷水とひと袋のカッパエビセンだけである。まったく寂しい。私もタイ人グループに混じってドブロクを飲み交わしたいところだ。優泰だけはKの恋人のRちゃんに遊んでもらって大満足であった。何やら盛んにRちゃんに話しかけて気を引こうとしている。
夜は高級食堂のカムインハウスへみんなで行く。ここは雰囲気のよい隠れ家的食堂である。チークの床の広い部屋にゆったりと三角クッションとカントークと言う丸い座卓が置かれている。注文した料理は北タイ料理を中心に9品とスープ。ナムプリックのオードブル、トートマンプラー(サツマアゲ)、ソムタム(青パパイヤの和え物)、ヤムウンセン(春雨の和え物)、雷魚の姿フライ、鶏の香り揚げ(1羽分)、パックブンの唐辛子炒め、五目野菜のオイスターソース炒め、パイナップル炒飯、糊とセロリのスープ、もち米。飲み物もシンハビールを6本も開けた。ビールで腹がいっぱいになってしまったので、メコンウイスキーにスイッチしたかったのだが、タイの酒は置いていないとの事。ウイスキーはシーバスになるそうだ。その他にワイン類もあるがどれも1瓶が1500バーツほどもする。置いてなければし方がないと、私は食事中ながら店の外に出て雑貨屋でメコンの小瓶などを買い込んで来た。この店は高級と言う事でなのか安いタイの酒は置いていないのだろう。タイのビールもシンハとクロスターの2種類だけで、チャーンなどは置いていない。しかし、やはり、タイ料理には地元の酒が圧倒的に実力が発揮できて美味しいと思う。シーバスなどのスコッチなどは、食後にオンザロックでチビチビやるのが旨いのであって、日本のカラオケクラブで出す水のように薄い水割りにして食事をしながら食べても美味しくない。
食堂にはたまたま優泰の同級生の女の子も食事に来ていた。西洋人の大人たちは我々のように床での食事になれていないのか、テーブル席で食事をしている。が、その女の子は子供だし、床でのはしゃいだり遊びまわるのが楽しいようだ。優泰と2人で私たちの食事をしている周りで大騒ぎをはじめた。高級な雰囲気の食堂が、幼稚園の遊戯室並の状態になってしまった。私も満腹となったし、子供たちが騒ぐので、そろそろ引き上げることにした。会計は私の持ちこんだメコンを除き、2千バーツ少々であった。そして、私はほろ酔いかげんで自転車に乗ってアパートへ戻り、お母さんやKたちは、食堂さしまわしのベンツで帰ることになった。
朝食
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サンドウィッチをこしらえて食べる。 |
昼食
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メーテンの交差点近くの食堂で唐辛子炒めライスを食べる。優泰は鶏肉入りのバミー・ラーメン。Kカップルはクオッティオうどんと挽肉のバジル炒めライス。 |
夕食
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カムインハウスへ行って料理9品とスープを注文し、盛大に飲み食いする。 |
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