6月15日 金曜日
ちゃんと6時に起きられた。しかし、優泰は呼びかけても起きない。どうも起きているらしいのだが、寝たふりをしているようだ。お母さんもベッドから起き上がろうと市内。まったく二人してぐるになってダラダラしてやがる。いいさ、こっちはひとりで運動して体力つけて健康になってやる。
運動を終えて部屋に戻ると二人ともお気出していた。そして洗面台には優泰の下着とパジャマが水に浸けてあった。どうやら優泰はオネショをして、それが露見するのを恐れて寝てるふりをしていたようだ。まったく情けない餓鬼だ。
朝食にはキシメンとかかれたタイ産の麺を食べる。パッケージにはうどんではなくラーメンと書いてあるし、鍋物にして食べろとある。まったくナンセンスな麺ではあるが、これをザルうどん風にして食べることにする。もちろんショッピングセンターへ行けば、日清製粉のうどんや輸入品の讃岐うどんも売ってはいるが、なにぶんにもこの「キシメン」はこれら由緒正しい日本産と比べ1/4の価格で、しかも分量は倍も入っている。当然味のほうも、うどんとそーめんとラーメンのできそこないのような味で、こしと弾力に欠ける。でも、麺ツユだけは日本から持参したものなので、とりあえずは美味しくいただく事ができた。
プロバイダーの接続は復旧したようだが、プロバイダーのサポートページには故障のお詫びなどの記載はなかったようだ。朝食を食べて、しばらくPCに向かったり、バンコクへ電話を入れたりしているうちに時刻は9時を回ってしまった。今日は9時半に中古車屋に残金を払いにいくことになっている。しかし、手持ちのバーツでは足りないので、銀行で両替をしなくてはならない。銀行で順番はすぐに回ってきたが、こちらのお金にしたら大金なので、両替するのにずいぶんといろいろな書類にサインをしたりさせられた。両替レートもどうやら本店にでも電話で確認しているようで、やたらと時間がかかってしまった。
10時に中古車屋に辿り着き、残金を払い、役場へ提出するような書類に何度もサインをさせられて漸くキーを受け取る事ができた。しかし、来週の木曜日以降にまた来るように言われる。どうやら木曜日に車の登録が出きるようだ。もちろん今日から乗りまわしてもかまわないようではあるのだが、この辺の決まり事がどうなっているのかは私のタイ語レベルではさっぱり解らない。
アパートへ戻り、事務所に今日から車を駐車場に置く事の申請をし、滞納していた家賃と電気・水道代を払うと、今朝銀行から分厚い札束でもらって来た1000バーツ札の束が、すべて消えて、赤い100バーツ札と数枚の500バーツ札だけになってしまった。時刻は11時近くとなり、再びPCに向かう。
お母さんはYMCAで英語の先生と授業が終わったあと昼食を一緒にしてくると言うので、私一人でスパゲティを茹でて食べる。しかし、沢山茹で過ぎで食べ終わったら腹が苦しくなってしまった。食べ過ぎは禁物。
3時過ぎにお母さんは戻ってきて、4時前に優泰を幼稚園へ迎えに行く。エレベーターでいつもの子供に会った際、どうも遊びに来たがっている顔をしていたが、今日は先に宿題をさせてから遊ばせようと思っているので、部屋へ誘わない。
優泰の宿題が終わったところで友達のところへ行かせて、5時半には戻ってくるように言いつける。リュックサックにウルトラマンの人形などを詰めて飛び出していった。
優泰はちゃんと5時半には戻ってきて、3人で夕食を食べに出かける。こんばんは台湾食堂。注文したメニューは水餃子10個、焼き餃子10個、オムライス一皿。ここの餃子はモチモチした皮が特に美味しい。今日の餃子はふだんより生姜が効いているようだ。優泰は大きなオムライスをひとりで食べ尽くし、餃子も沢山食べた。私は昼に食べたスパゲティで食傷していたので、追加の餃子を注文しなかったが、優泰がオムライスを残す事を期待していたので、ちょっと食べる分量が足りなかった。
夜、優泰にウルトラマンの本を読ませてから寝かしつけ、通りのバーへ行こうかと考えていたが、結局となりの雑貨屋で米焼酎をひと瓶買ってきて、部屋でチビチビと舐めることにした。
ベッドに入ったのは10時過ぎであったが、ベッドのサイドテーブルからメガネを落としてしまい、レンズが片方割れてしまった。落差50cmほどであったが、床が大理石(もどき?)の為に意とも簡単に割れてしまった。明日はまたメガネ屋に行かなくては、、、。