8月15 金曜日    天気は晴れ

 今朝も弁護士さんと警察まわり。今日は簡単に書類の確認とサインだけの事務仕事。そのあと、別件で弁護士さんと依頼主さんとを我が家に呼んで相談をする。この依頼もなかなか面倒そうな問題ながら、別に刑事事件に発展する問題でもないし、逆恨みされて身の危険を感じるようなことでもなく、最初から最後まで法律と事務処理だけで切り抜けられる依頼なので、こちらとしては気が楽だ。その依頼主さんと昼ご飯を近所のショッピングセンターに入っている麺類専門店に入って食べる。クオッティオうどんから中華麺、パスタまでそろっている。依頼主さんはスパゲティーを注文していたが、タイらしく茹で過ぎの真っ白になった麺で、「こりゃうどんだね」と言っていた。私はシャンハイ・ヌードルの炒め物を注文。シャンハイとは中国の上海のことかと思い、さて上海麺とはどんなモンだったかと考えていたが、やってきたのはタイでクァイチャプと呼ばれる丸まった小さなライスペーパー風のものを炒めたものであった。なぜこれが上海だろうかと首を捻ったが、そう言えば中国の麺の中には猫耳麺と言うのがこんな麺だった気がする。

 本日も優泰を迎に行き、その足でムアンマイ市場へ行ってキュウリと大根、ジャガイモを買う。路上で売り買いされるこのムアンマイ市場はミニバイクから下りなくても野菜が買えるので便利である。ミニバイクに乗ったまま、「キュウリ1キロ」と声をかけるだけである。まぁ、山積みされたキュウリから、良いものだけを選ぶと言うことができないが、私の野菜を見る目など、無いに等しいので、選ばなくても同じだろう。
 車の塗装屋に回ってペンキの話をする。塗装屋の店主は、やはり車用の塗料を木材に塗るのは良くないから、どこかで木材用のペンキを探したほうがイイよと言う。なるほどそうかもしれない。気になっていた塗料に混ぜ込むティナーとか言う薬品も実はシンナーであることが判明し、気がかりがなくなっていたのだが、やはり車の車体に塗る塗料で木材に塗るのは、問題があるかもしれない。

 部屋の壁の隅に化粧板を張る作業をするが、これがなかなか大変な作業で、釘が上手く打てない。何本も何本も途中で曲がってしまう。天井近くの作業で、片手で化粧板を持ち上げ、反対の手でハンマーを振るうので、腕から血が下りてきてしまい、釘を一本打ち込むたびに腕が痺れてしまう。手で支えるのを止めると、せっかく打った釘が化粧版の重さで抜けて、化粧板ごと落下してしまう。あぁー、頭に来る。

 夕食をOさんとJoy o'clockで食べる。ビールが上手い。この食堂はメニューにタイの創作料理的なものがあって楽しい。テーブルに来たウエイトレスに「お勧めは?」と聞くと、ありきたりな料理名を上げるばかりである。これじゃダメだと思い、カウンターへまわって、再度注文をしなおす。その後、歩いてラーメン屋台へ行って先日から気になっている「ニギリずし」に挑戦してみる。値段は90バーツ以上する「ニギリモリ」と言うのを注文した。出てきたものは、マグロ、鯖、白身魚、イカの4種類で、全部で14カンもある。ニギリそのものは小さいのだが、シャリの握り方がまるで押し寿司か何かみたいにキツク握られている。それとシャリにほとんど酢が利いていない。食べ終わって、店の人が、味はどうだったか聞きに来たが、ネタはイイが、シャリがダメだと正直に指摘する。特に酢が利いてないのは、寿司じゃないと訴えると「タイ人はその方が好きだから」とのお答えであった。
 更にハシゴをしてオーキッドホテルのバーに入って洋酒を飲む。バンドが古いメロディーを演奏しながら、なかなか雰囲気がいい。アクアビットを注文したらあると言う。ものすごく期待をしたが、冷やし方が足りなく、薬草臭い香りが少し鼻についた。他にポルトとテキーラと言う節操の無い飲み方をしてしまった。本来なら終戦記念日でもあり英霊や戦没者、戦争被害者に思いを寄せながら、少しは謹慎すべきところを、飲んだくれてしまった。

朝食
ご飯と昨夜のシチュー。
昼食
シャンハイヌードル炒めとか言うタイ風パスタの炒め物。
夕食
Joy o'clockにてイカのエビすり身詰めをフライにしてたもの、海産物の和え物(ヤム)、エビフライのカレー炒め、鶏肉のチリソースがけ、、。更にラーメン屋台にてニギリ盛り合わせ。

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