5月13日 月曜日    天気は雨  

 雨天2日目である。涼しい。今日も1日プレゼン資料作りだ。午前中、雨が止んだところを見計らって、自転車で資料用の写真を撮りに行く。はじめに近所に数ヶ月前に開店した定食屋「九十番」へ行ってみる。私はチェンマイに来て以来、日本料理屋に入った事は無かったのだが、取材と思ってはじめて飛びこんでみる。もっとも、食事をするわけではないのだが、写真を撮らせてもらう許可もらい、壁にメニューでも書かれていないかと見まわしたところ、ホワイトボードに「都合により5月16日で一旦閉店します」と書かれていた。まだ開店して間も無いし、店を閉めるには早すぎる。どうしたのかと店主に聞くと、大家の都合だそうだ。なんでも、この店の入った建物のオーナーが銀行ローンを長らく滞納していて、建物が差し押さえになったそうだ。今後競売にかけられる事になるのだが、テナントが入っていると不動産価値が下がるので、出て行って欲しいと言う事らしい。

 カーフーや高級アパートなどを写真に撮り、YMCAへ向かう。来週から中断していたタイ語の勉強を再開したいと思い、情報を仕入れに行く。しかし、残念な事に私が次ぎに進級する予定であったレベル6が開講しないそうだ。人が集まらないからだろうか、、。他にタイ文字を習うクラスもあるそうなので、テキストを見せてもらったら、以前優泰が幼稚園で使っていたようなテキストであった。いくらなんでも今さら幼稚園並からはじめるのは大胆過ぎる。他に中級の英語クラスがあると言う。前回までに小学校レベルの英語のクラスをタイ語で受講してきたから、順当に行けばこの中級に進級するべきだろう。タイ語の勉強にもなるし、英語でも受講しようかなぁ、、。

 午後にチェンマイ大学の院生P氏(日本人留学生です)がチャーンの缶ビールを持って来る。彼自身はまったくアルコールを受けつけない体質なのに、義理堅い事である。彼は最近中古のモーターバイクを買ったそうなのでそのバイクを見せてもらう。外見上は特に問題の無いバイクに見えたのだが、セルモーターが回らないという。前輪のブレーキも甘いそうだ。ひとつずつ点検していくと、重大な問題があった。エンジンオイルが入っていないのである。ビートル用のエンジンオイルの予備があったので、それを注ぎ入れるとなんと1リットル近く入ってしまった。つまり今までオイル無しで走ってきたわけで、エンジンが焼付けを起こして使い物になら無くなるのは時間の問題であっただろう。が、オイルをいれてしばらくすると、車体の下にオイルの滴がたれ始めた。オイル漏れである。ビスが緩んでいるのかと思い、締め直してみるが、緩んでいるものは無かった。あと考えられるのはパッキンに問題があるのだろう。しかし、パッキンの交換となると私の手には負えない。ホンダの整備工場へ持ち込んでもらうように勧める。また、セルモーターが回らないのは、接触不良であった。その原因も、以前に修理をした形跡があるのだが、電線をつなぐのにコネクターやギボシを使わず、剥き出しの銅線を捻り合わせて、ビニールテープで巻いただけである。セルモーターへはバッテリー直結の電圧がかかるし、バッテリーからの水素ガスも漏れやすい所なのに、こんな配線は日本では考えられないが、やはりタイでは一般的なのだろう。私のビートルもギボシを使わずビニールテープの個所が結構あるのだから、、。

 夕食には閉店目前の九十番へ行った。優泰はせっかく日本の定食屋に来たのだから、家では食べられないものを頼めば良いものを「盛りうどん」などを注文していた。私は本日のお勧めと言う事で「餃子定食」にしたが、餃子は日本風の餃子でニンニクが効いていた。ニンニクが苦手な私としては少し辛かった。私にはニンニクの入っていないリンピンスーパーの餃子が良い。お母さんはサバの味噌煮を注文したが、本日は無いとの事で、トンカツ定食となった。7時前の時間で、私たちを含めて3組の客が入っていたから、営業としてはまずまずと言ったところだろうか、、。儲けが出ているかどうかはわからないが、閉店してしまうには惜しい店であった。

 

朝食

ご飯に味噌汁。

昼食
タイの即席麺。
夕食

焼きサバとご飯に味噌汁。

 

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