旧チェンマイ通信のページへようこそ。　(2001年から2004年まで、3年半の記録)

３月１０日　水曜日　　　　天気は薄曇　

　朝から電話が不通である。毎月好例の電話料金払い忘れによるストップである。これでまた電話による通信が午後まで不可能になる。この手のことに関して、どうしてここのスタッフたちは問題と感じないのだろうか、「マイペンライ、午後になればつながるから」と平気な顔である。幸いにも私の専用直通電話だけはつながっており、私の業務に大きな問題は無いが、店としての信用を大きく損なうだろう。

　午前中に、所用で何件かの外回りの用事を済ませた。このところ日中の暑さはもう本格的夏である。午前１０時過ぎと言っても、半袖のワイシャツに照りつける太陽の日差しが痛いくらいに暑いのである。そんななかで、ワタノータイパヤップ学校へ先日のテストの結果と出欠表、そして成績を持参する。テストも出欠も数字で現れるから、簡単だが、成績をどう扱うかで悩んだ。私は生徒の努力点を加味したいと思っていたのだが、学校の方針では、テストの結果が大事だと言う。A〜Dまでの４段階評価だが、テストの上位者から順にA,B,C,Dとつければ良いのかもしれないが、私は偏差値で計算することにした。
　偏差値の計算方法などもうすっかり忘れてしまっていて、インターネットでその計算式を確認しながら一人一人の偏差値をはじき出す。大体が高得点なので、偏差値が60を越える生徒はいない。その代わり、点数が良くなかった生徒は極端に偏差値が下がってしまう。あまり良い方法では無かったかなぁと思いながら、クラスの中からAが３人とDが３人決まった。なお、出席日数不足で単位を認められない生徒が数名いたが、１日足りないくらいの生徒は、私の裁量で出席日数を加算してあげた。しかし、どうしても足りない生徒が１名出てしまった。学校側に成績表の採点を説明した際に、この生徒について確認したら、スポーツ選手で、ほとんど遠征に出ていて、他の強化でも出席日数が足りないのだそうだ。

　空港にも立ち寄る用事があったのだが、発着便を確認していると、本日もオリエント航空は全面欠航している。この航空会社、どう考えても販売計画がずさん過ぎる。安ければ売れるとたかをくくり過ぎていたのだろうし、値段の設定も安過ぎて、採算に合っていないのだろう。だからと言って欠航が続けばお客の信用を失って、ますます乗客離れを招いてしまう。
　プーケット航空も今月いっぱいは午前のチェンマイ-チェンライ線を運休すると言う。搭乗者数が毎便とも数名というさびしい状態で、これでは燃料代はおろか着陸料にもならないだろう。来月になれば運航を再開すると言うが、是非とも頑張ってほしいところである。ここも販売面での弱さが目立つ。

　午後、K.K.トラベルにメーホンソン県にあるパイの町のツーリストマップを買ってくれと業者がきた。販売価格は２０バーツという。最近、パイを目指す旅行者が増えているから、こうしたツーリスト・マップは良いアイデアだったかもしれない。しかし、ビニールに包まれたマップを開封して見ると、これはトテモ値段をつけて販売するマップではないことが判明した。新聞紙大のマップの大半が広告で埋め尽くされ、マップに書かれている店やゲストハウスは広告主のものばかりである。普通なら　広告主の店先で無料配布しているようなレベルである。せめてパイ行きのバスの発着時刻や、周辺の観光案内でも充実してくれれば、売りようもあるのに、、。こんなものをチェンマイの旅行代理店を一軒ずつ回って売り歩いているのがあまりにも可哀想だったので、スタッフの教育用にと６部を買った。

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(2015年5月からのブログ)

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