本日はプーチャモンコンと言う祭日で、王室では農業関係の祭事がおこなわれ、政府関係や銀行などは休日である。我が家のカレンダーには中国風の祝祭日の表記もあり、「春耕節」と書かれている。これから季節は雨季に向かい、畑や田んぼを耕す時期なのだろう。しかし、中国や日本なら「春耕節」でも良いが、ここチェンマイではちっとも春などではない。真夏を通り越した極暑期である。今朝も太陽がガンガンと照りつけている。
優泰の学校も休みになっている。そのため、私が優泰のお守りをすることになる。優泰にはあらかじめいくつかの課題が用意されている。サボったままの宿題、週末の漢字テストのための練習、借りてきてちっとも読んでいない本、、。むしろ、これらは優泰の課題と言うより、私が優泰にさせるべき内容で、私に対する課題のようなものだ。そして、これは忍耐力の勝負である。残念ながらこの手の勝負で私は優泰に勝ったためしがない。机に向かわせてもちっとも鉛筆が動かない。「早く始めなさい」と言ったところで「今考えてるの」と言い返されるし、「ウンコしてくる」とトイレに逃げ込まれては、長々と出てこない。そして30分くらいしてから「やっぱりウンコ出なかったからまたあとでトライする」と交わされてしまう。漢字の書き取りをさせているうちにカタカナを優泰が忘れていることに気づく。普段日本語を書いたり読んだりする機会が少ないのに加え、カタカナと言うのは本などでも露出頻度が低いので忘れてしまいやすいのだろう。こんなことを3時近くまで粘っていたが、気温の高さもあいまって、もう私も限界である。もうこれで百回目くらいになる「もうおもちゃで遊んでイイ?」と言う優泰のセリフに「あぁイイよ」と答えてしまった。本日も私の負けで、本読みをさせられなかった。
夕方に修理屋に向かう。自転車に乗って、炎天下の下ペダルをこぐ。アメリカ領事館前からナコンピン橋を渡る祭に、メーピン川を眺めるとメーピン川がビーチになっている。リンピンコンドミニアム前の川原が砂地になっていて、まるで砂浜である。川の水は茶色く、砂も黄土色ながら、たくさんの人が川に飛び込んで泳いだり水遊びに興じている。大きなゴム製の浮き輪もいくつも浮かんでいる。水深はそれほど深くないようで、川の中心部でも足が立つようだ。流れもそれほど速くないようだ。
ビートルのバンコクへ送られた部品はまだ見つからないらしい。「車が使えなくて困ってるのだけどなぁ」と修理工へ訴えたところ「車輪3つなら、今すぐにでも取り付けられるよ」と言う。「それじゃ走れないでしょ」とあきれて言い返すと、「トゥクトゥク(小型オート三輪タクシー)なら走れるんだけどねぇ」と冗談で交わされる。どうも、私は誰が相手でも押されっぱなしである。「また明日確認に来るよ」と帰り際に言うと「マイペンライ(平気さ)、毎日来てもいいよ」だって、、。
朝食 |
ご飯に冷蔵庫内の残り物のおかず、ほうれん草の味噌汁。 |
昼食 |
緑色の中華麺に中国風味噌を和えて食べる。 |
夕食 |
クリームチュー。 |