6月7日 木曜日
久しぶりに優泰と体操に出る。お母さんはサボり。軽い運動とスクワットをこなし、ジョギングはいつものコースの半分まで走り、ロータリーで朝食用のパトンコーと豆乳、庶民的な手作り菓子などを買って、もどりは歩いて帰ってきた。
8時に優泰を幼稚園に送り、午前中の仕事を開始する。昨日に引き続き提案書の作成を行い、昼前には仕上げる事ができた。しかし、何たることか、メールの送受信ができない。どうやら私が使っているIIJへの接続がうまく行っていないらしい。トレースルートをかけると、未着や遅延がはなはだしく、ほとんど接続が張れない状態であった、どうもタイと日本のIIJをつなぐAボーンのネットワークに問題があるらしく、IIJ以外のWebなどは米国経由のルートを取っているのか、通常通りに閲覧できるし、IIJに置いているこのHPもまったく開けない状態になってしまった。IIJのサポートセンターへPCから電話を入れたが「障害の連絡は入っていない」との一点張り、「どちらのアクセスポイントをご利用ですか?」などと頓珍漢な事を聞いてくるのでうんざりしてしまう。
昼食にアパートの前でフライドチキンを買って食べようと思って階下に降りたら、入り口前でスイカを売っていた。1キロ10バーツと言い、小ぶりのスイカを秤に載せたらちょうど2キロであった。
いつも早朝から小型トラックでフライドチキンを売りにくる夫婦は、今日は早々と店じまいをしてしまったようで、しかたなくいつもの小屋がけ食堂で昼食を食べる事にする。お母さんは好物の豚挽き肉のバジル炒め載せライスの目玉焼き添え、私はビーフン細麺にルークチンというツミレを浮かべたもの。しかし、いざ会計と言った段で、財布には1000バーツ札1枚と、コインは26バーツしかない。代金は30バーツで、1000バーツでのつり銭はないとの事なので、またもや4バーツをツケにしてもらう。昼食後もメールの送受信はできない状況が続く。作成した資料だけでもホットメールか何かで送ろうとしたが、添付ファイルが大きくて添付がうまく行かない。結局あれこれ試しているうちに漸くAボーンの機能が回復してきたようで、少しずつメールの受信ができるようになってきた。もう時刻は3時を過ぎていて、日本では5時だ。せっかくの報告書が時間切れになったら洒落にならないなぁ とため息が出た。
届き始めたメールに返事を書き、夕方を迎える。5時半過ぎに仕事を終えて、夕食の惣菜を買いに出る。今日のおかずは野菜のオイスターソース炒めと鶏肉のトムヤムスープ、インゲンの豚挽肉炒めで、昼のツケを清算して59バーツを支払う。この小屋がけ食堂としては、豪華版なメニューである。
夕食前にシャワーを浴びていたら、下のタイ人のおばさん、コイさんが尋ねてくる。夕食時でもあるし、せっかくだから上がってもらうが、昼過ぎからは食事をしないといって箸(スプーンか)をつけようとしない。私はメコンウイスキーのソーダとリポビタンD割りを楽しむ。コイさんは何か話があるようではなく、ただ寄ってみただけのようで、特別な話は何も無く、1時間ほど夕食のテーブルについていたが、実家へ電話するからと帰っていかれた。
このように夕食時にふらりとタイの人が尋ねてきてくれるということは、この社会に受け入れられ始めている証拠なのか、それとも何なのだろうか?夕食後、少し飲み足りないので、道端のバーへ行く。マスターは車の運転の仕事が入ったとかでバンコクへ行ってしまっているそうだ。店番は奥さんの仕事。若いタイ人男性2人の先客がいて、米焼酎を2杯ほど飲んだところでほろ酔い加減となり、部屋へ戻り床に就く。