朝からペンキ塗り。3日ぶりの作業である。もう少し計画性を持って作業をしないと、何時までたってもペンキ塗りから開放されそうに無い。来週中には完成させてしまいたいのだが、来週も結構スケジュールがタイトになりそうで、作業時間が確保しづらいだろうなぁ。
作業の遅れは私だけに問題があるわけではない。浴室の改装を依頼してある職人たちも、私が作業をしていなかった2日間に作業をしていた形跡が無い。たぶん、私の姿が見えないから、そのまま休みとしてしまったのだろうか?ビートルの修理の際も依頼主が横にいると修理工たちが何人もで作業をしてくれるが、いなくなると別の車に取り掛かったりして、ビートルは放ったらかしになっていることが常であった。室内の作業でも似たような状況らしい。昼になって職人の親玉が見に来て「おぉタロー、今日は出かけないのか?」と聞いてくる。どうしてこの2日間のあいだ作業を中断していたのか問い質すと、別に悪びれる様子も無く「タローがいなかったから、別の現場に行っていたよ」との答えであった。まったく、、、。それから親玉は職人を呼んでくるからと出かけていった。
浴室の再改修は夕方までにほぼ完成した。見苦しかった剥き出しの水道管もタイルで覆われて、多少は良くなったが、私の採点では、せいぜい65点程度の仕上がりである。周りの壁の色合いを考慮せずにタイルを張っているため、覆って隠したはずのところが、よけい強調されているようにも見える。そして、温水器との接続部だけは依然として蛇腹状の管がくねっている。職人は「どうだタロー、綺麗だろ、最高だろ」と同意を求めてくる。確かに純白のタイルは綺麗である。でも、釣り合いと言うものがあると思えるのだが、、と、一人つぶやく。でも、これ以上の注文をつけたところで、65点以上の仕上がりなどは期待できそうに無い。「明日は何時ころに来てくれますか?」と確認すると、「明日は来ないよ、そうさなぁ、2、3日後にでも見に来るよ」とのお答え。まだ、浴室の作業は完成していないように見えるのだが、職人たちは早々と撤収の仕度をしている。職人たちは人がいいのだが、、、。
この職人たちもそうであったが、私はチェンマイでタイ人たちに「タロー」と呼び捨てにされている。アパートの警備員も、近所の食堂の連中も、「タロー」「タロー」と気安く私の名前を呼んでくれる。私が習ったタイ語では、名前の前に敬称である「クン」をつけて、「クン・タロー」となるのが良いと教えられている。これは親しみを込めてそう呼んでくれているのか、見下されているのか分からなくなる。ワタノー学校でも、当初は「アーチャーン・タロー(太郎教授?)」と呼ばれていたが、いつのまにか呼び捨てにされることが多くなってきたので、最近は極力、「タロー・センセー」と呼ばせるように指導している。私は、ここのタイ人たちを呼ぶときには極力「クン」をつけているし、学校内の先生には「アーチャーン」をつけている。食堂のおばさんや職人にも「ピー・○○」と○○お兄さんに相当する語をつけている。
昨日より、電話が普通になっている。この手のトラブルは年に何度も起きるもので、「またか」と言った感じである。トラブルの原因は色々、アパート内の電話線が痛んでいること、電話局の交換機の故障、電話局が勝手に電話料金滞納と判断して電話を止めてしまうケース。この最後のケースが曲者で、滞納と言っても、もともと請求書が我が家へ郵送されて来た時点で支払期日を過ぎていることが毎度である。しかも、止められた電話を再開するには300バーツも請求される。電話局に文句を付けても、「なら、再開しないよ」とそっけなく、郵便の遅配は電話会社の問題じゃないと言わんばかりである。今回のトラブルの原因はまだわからないが、今日中には復旧しなかった。
本日はAPEC関連の番組のため、ラジオ番組は中止。のんびりビールを飲むことができた。
朝食
|
ご飯と豆腐と卵の炒りもの。 |
昼食
|
インスタントやきそば(カップめん・日本製)。 |
夕食
|
小屋がけ食堂の空芯菜炒め、タイ式オムレツ。 |