4月7日 月曜日    天気は晴れ   

 急なことではあるのだが、明日から優泰と2人で海へ行くことにする。以前からこのソンクラーン・タイ正月休みに優泰と海に行こうとは考えていたのだが、最近の優泰の学習態度、生活態度に問題ありと感じ、この時期に優泰を遊びに連れ出すのは得策ではないのではないかと言う気もして悩んでいたのだが、結論として優泰と二人の時間を過ごし、旅行をしながら指導をしていくのも一つの解決策ではないかと考えることにした。

 旅行に出ることに決めたと同時に忙しくなった。まず、来週やって来るトール君とリカちゃんのサムイ島行きの切符の代金払込をしなくてはならない。本当は土曜日に旅行会社へ払い込みに行く予定であったが、優泰のメガネを買ったため手持ちの現金が底をついてしまった。そして、昨日は日曜日で旅行会社も休み。本日、月曜日の朝一番に払込をしようと思い、お母さんをAUAのタイ語学校へ送るついでに旅行会社を覗いてみた。しかしシャッターが閉まっている。そうだ、今日は建国記念日の振替休日であった。これで支払いが明日になると、明日の早朝に旅行へ出発しようと言う計画がつぶれてしまう、、。、まぁ仕方ないか、、。カールフールの巨大スーパーへ回って買い物をする。私の海水パンツが昨年から破れてしまっている。新しいのを是非買いたいと思っていた。丁度今回海に行く機会に新しいのを買うことにした。しかし、スーパーの店内はソンクラーンの水掛祭りにあわせた水鉄砲やバケツなどは盛大に売られているが、海水パンツはほんの少ししか品揃えが無い。そしてとても高いので買うのをあきらめてしまった。カールフールで買ったのはビーチで遊ぶためのフリスビーとバドミントンセットだけである。

 部屋の蛍光灯が昨日からひとつ切れてしまっている。丸いループ管なのだがカールフールで探したがサイズの合うものが売っていなかった。売られているのは32ワットタイプばかりで、必要なのは40ワットタイプである。一般のループ管よりも一回り以上大きな直径が50センチほどのものである。チャーンプアクのバスターミナル近くの照明器具屋を何軒か回って見つけたのだが、えらく高いものであった。店の主人が奥から埃の降り積もったダンボール箱を開いて見せてくれたのは、たぶん製造から20年以上過ぎていそうなNECの蛍光灯でMade in Japanと書かれたものであった。タイではこのサイズの蛍光灯は一般に使われていないそうである。まぁ、日本でもこんな大きなものはあまり見かけないが、、。

 昼前に自転車で旅行会社前を通りかかったら、シャッターが半開きになっていた。中をのぞくとマネージャーのウィーさんがいたのでお金を渡し、切符を引き取ることができた。もちろん今日は休業日なのだが、たまたま店に立ち寄ったところだと言う。が、話をしているうちに、日本人らしい若者が店に入ってきた。ウィーさんは私に「連れですか」と聞いてきたが、もちろん連れでもなければ顔見知りでもない。休業日なのに応対するのかなぁと思ってみているとウィーさんは私に切符を渡し終えると接客をはじめた。

 夕方からはいつものラジオ局入り。飛び込みのゲストが4名あり。ウエスチンホテルで開催されている国際フォーラムの参加者で、インドネシアから来ているそうだ。しかし、飛び込みで来られて、インタービューをしろと言われても、相手のプロフィールもフォーラムの内容も事前に知らされていないのである。まったく行き当たりばったりの番組である。なおフォーラムの方は若者と麻薬とHIVについてだそうで世界64カ国から参加者があったそうだ。

 夜、恒例になった小屋がけ食堂のおばさんと「おしん」を見る。今日は子役おしんのクライマックス。筏で冬の川を下るシーンである。おばさんは目からポロポロと涙をこぼしていた。一年年季で米俵がひとつと言うのにも、かわいそうだと言うが、それに続いて、20年位前はおばさんの出身地チェンライでも娘の身売りは日常茶飯事であったと言う。娘たちも売られた後も両親への送金を欠かさず、チェンライにはそうしたお金で立った家が沢山あるのだと言う。しかし、送金元の娘たちの多くはエイズで死んでしまったそうだ。おしんの話とは共通点もあるが、違いも大きい。第一タイではほとんど餓死するような貧乏人はいないのだから。雪だって降りやしない。でも、売られていく子供たちの悲惨さには違いが無いのかもしれない。

朝食
ご飯に生ハムとキャベツ炒めもの。
昼食

生ハムとゴーダチーズの。スパゲティー

夕食
カレーライス。

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