9月6日 木曜日
今朝は久しぶりにパートンコーを買って食べる。今日のパートンコーは少し油で揚げすぎたのか、皮が硬くなっている。
優泰を幼稚園に送り届け、今日は10時からYMCAでの英語クラスがある。今回はお母さんも同席する。前回と比べ生徒数も少し増えたようだ、授業は実に和やかに進み、ロールプレイでは私とお母さんでペアを組む事になった。しかし、教材のテキストの内容は小学校低学年向けの内容で、英語レベルでは日本の中学校2年生レベルのものを大人達がロールプレイするわけだから知らない人が見たら、真に滑稽に映る事だろう。
12時に授業が終わり、インターナショナルスクールへ向かう途中のカウマンガイ(茹で鶏載せご飯)の店で昼食を取る。この店のカウマンガイは先日の店と比べると少々味が劣るようだ。私はバーミーナム(タイ式ラーメン)をすする。
インターナショナルスクールでは、ミセスレイクさんとミセススパンポーンさんのインタビューを受ける。質問内容はお金や私の身元の事かと想像していたが、今回は優泰についての質問ばかりであった。そして、明朝改めて優泰を初等英語担当のミセスワルニーさんのところへ連れて来ることとなった。さてはて、優泰はちゃんと「面接試験」を受けられるのだろうか、、。
2時にはインタビューが終わり、今度は空港近くの入国管理局へ行く。お母さんのパスポートにあるタイの数次入国ビザに、初回入国時に係官が間違って「USED(使用済)」とスタンプを押してしまっており、そのため、タイに再入国するたびに係官からのチェックが厳しくなっていた。そこで、入国管理局に正式にこの「USED」のスタンプは間違えである旨の「お墨付き」をもらおうと言うわけだ。
入国管理局では、はじめUSEDとスタンプがあっても、説明すれば「マイペンライ(大丈夫)」だと言う。それはそうだが、それでは不便だからこうしてお願いしていると食い下がると、それならここではなく、空港警察の隊長に相談すれば良いと言って、紹介状を書いてもらう。そう言えば、たしかタイでは入国管理局は警察組織の一部だと聞いた事がある。つまり警察隊長にお墨付きをもらえれば、鬼に金棒だ。早速、空港ターミナルへ向かい、警察詰め所へ行く。詰め所ではまだ30代くらいの若い制服警官がにこやかに応対してくれて、紹介状を読み終えると、パスポートのビザ欄に何やら書きこみをしてくれて、さらにスタンプを押した紙切れを1枚添えてくれた。隊長宛の紹介状なのに、この若くて、親切な警官が書き込みをしてスタンプまで押してくれるとは、ひょっとして彼がその隊長さんなのかもしれない。だとすると相当のヤングエリートと言う事になる。アパートに戻って、優泰を幼稚園に迎えに行き、今晩の夕食の材料を買出しにショッピングセンターへ向かう。今晩は缶詰のミートソースを使ってスパゲティで簡単に済ませようと考えたが、スーパーの食品売り場をうろついていたら、何故かソースヤキソバが食べたくなってきた。キャベツは冷蔵庫にあるはずだし、ヤキソバの麺と豚肉を買えば簡単にできそうだ。麺はタイペイ・ブランドの蒸し麺が黄色く、ちょっとうどんのように太めだが、実に美味しそうだ。豚肉は薄くスライスした三枚肉が美味しそうだ。他にプチトマトがとても安かったのでこれも買い物カゴに投入。
アパートにもどって今度はコインランドリーへ洗濯に行く。20バーツを投入して洗濯機が回り始めると、洗い上がりまでの時間が40分と表示された。西日になったとはいえ、屋外でじっと洗い上がりを待つのはつらいので、リンピンイスーパーをのぞきに行ってみる。一概に野菜はあまり新鮮そうではないし、値段も高めながら、奥まったあまり人気のないところにあるパンコーナーだけは、美味そうなパンが沢山ある。明日の朝ゴハン用にとクロワッサン5個入りを23バーツで購入。
アパートに戻り、ヤキソバ作りに取りかかる。我が家には小さなフライパンしかないので、ヤキソバは2回に分けて作ることにした。キャベツとタマネギ、ニンジン少々を刻み、豚肉を細切りにし、フライパンで炒め、火が通ったところで塩胡椒。そして黄色い麺を放り込み、フタをしてしばらく蒸しあげ、ブルドックソースをからめて炒め、更に風味を出すためにケチャップとキューピーマヨネーズも少々。出来上がったヤキソバは実に香ばしい香りがした。同じ作業を繰り返して3人分のヤキソバが完成。麺が太すぎるのが難点かもしれないが、冠水が効いた玉子麺のほんのりとした甘さとソースのピリリとした辛さが絶妙である。今日はお母さんも嫌な顔をしないで食べてくれた。