8月6日 金曜日 天気は晴れ ところにより一時雨
朝の目覚めは早かった。5時前には目が覚めてしまった。昨夜寝たのが12時過ぎだったから、ちょっと寝不足かもしれない。職業ガラ、どこででもぐっすり眠れる体質であるべきと思うのだが、私の場合、神経質のなのか枕が変わると良く眠れなくなる。枕が変わるだけではなく、翌日にちょっとした気を使う仕事が控えていたりしても眠れなくなる。特に、今回のようなイミグレーションとの折衝は最も気を使うもののひとつである。
朝一番でイミグレーションへ行こうと、8時にはホテルを出発したが、イミグレーションまでは1時間かかった。距離的にはすぐ近くなのだが、渋滞に巻き込まれたのである。
イミグレーションはチェンマイと比べるとやはり大きかった。提出書類の確認をしてもらっていたら、預金の残高証明でケチがついた。預金残高証明に記載された金額と、通帳の金額が異なると言うのである。どうやら、預金残高証明を取りつけたあとで、お金の引き出しがあったことが原因らしい。イミグレーションの担当係官に「不備書類はこの残高証明だけですね」と念を押してから、再び渋滞するサートン通りから、シーロム通りのバンコク銀行本店へ向かった。このバンコク銀行もとんでもなく大きかった。立体駐車場へのスロープもグルグルと何周も回って登らなくてはならない。チェンマイのローカル支店の残高証明を、本店で発行してくれるものかとちょっと不安であったが、申請書を書いて、待つこと20分ほどで、チェンマイで発行された残高証明よりもずっと立派な用紙の証明書が発行された。まぁ、残高証明取りつけ後に、預金を降ろしていたのはこちら側のミスであるからし方あるまい。
再び、イミグレーションへ行くと、今度は別の係官が応対してくれて、日本の銀行からタイ国内銀行へ入金がなされたと言う証明書が足りないという。こちらはバンコク銀行のチェンマイにある支店が発行した東京三菱銀行からの振り込みがあったと言う証明書を持参したつもりであったが、係官が言うには、それは単なる支店発行の領収書で、必要なのは本店の発行する外国からの送金を受けたと言う証明書だと言う。あぁ、だからさっきそのことを含めて、不備書類が無いか聞いたつもりだったのに、、。もっとも、ここでそんなことを言ったら、印象を悪くされて、余計こじれそうなので、またも渋滞する中をシーロム通りのバンコク銀行本店へ向かった。
ところが、バンコク銀行の窓口氏が説明してくれたところによると、今回のケースの場合、バンコク銀行では東京三菱銀行からタイへ入金がなされたと言う証明はできないそうである。と言うのは、東京三菱銀行の日本国内支店から、同じく東京三菱銀行のバンコク支店宛に送金がなされ、バンコク銀行へは東京三菱のバンコク支店から入金があったで、タイ国へ入金があったと言う証明は、東京三菱銀行のバンコク支店が発行するものであるそうだ。窓口氏は大変親切な人で、東京三菱銀行まで電話を入れてくれて、その証明書に関する説明を東京三菱側の係員に行ってくれた。どうやら東京三菱側では、ロングステイのための証明書関係にあまりなれていないようで、バンコク銀行側の窓口氏は、証明書に書き込む文言を一つ一つ電話で説明してくれた。しかも、我々がその手続きのためにわざわざチェンマイから出てきたのだからと、一生懸命である。
窓口氏に教えられて、大急ぎで東京三菱銀行バンコク支店へ向かう。大変手回しが良く、三菱側も先ほどの説明に基づいて、すでにイミグレーション提出用の書式を整えてくれていた。しかし、東京三菱銀行の係員さんが言うには、通常はこの手の書類は発行の申請書を提出してから、3、4日かかると言うことで、今回のようにその場で作るのは例外中の例外であると念を押された。そして、国際入金担当マネージャー宛に「イミグレーション提出用に緊急作成して欲しい」と言う内容のレターを英文で書くように指示された。これで一安心したいところだが、イミグレーションの係官が要求したのはバンコク銀行本店の証明書で、それが東京三菱銀行の証明書でも問題にならないのかと、ちょっとまだ不安が残った。
何度目かのイミグレーションへ戻り、東京三菱からの証明書を提出する。係官に対する不安が的中し、「これは日本の銀行じゃないのか」と言ってきた。確かに規定ではタイ国内銀行の証明書が必要ということになっている。そこで、東京三菱銀行バンコク支店はバンコク市内で窓口業務を行っており、タイ国財務省に認められている銀行であることを説明し、係官に納得してもらう。そして、ようやく提出書類の不備が無くなったところで、「じゃ、申請書を書きなさい」と申請書をもらう。もらったところで、「あぁ、腹が減った、これからランチタイム、あとは午後2時に来なさい」と指示される。
昼ご飯にはまたもやシーロム通りへ戻り、タニヤにある築地と言うすし屋でランチの寿司を食べる。大盛りにしてもらって食べたが、以前に食べたときは、ちっとも美味しいと感じなかったが、今回は実に美味しく感じられる。日頃チェンマイであまりに酷い寿司もどきばかり食べているからだろうか。ランチで安いとは言え、大盛り一人前250バーツであるから、東京あたりの回転寿司程度金額だろうか。
2時に過ぎに本日4回目のイグレーションへ行く。「OK、じゃ手数料2000バーツ」と言うことになり、3時前に今回の手続きは完了した。次回は9月6日にパスポートと領収書を持って本人が出頭するようにとの事であった。いゃー、疲れた。暑さと、渋滞の中の運転で、バテバテである。ジョッキに生ビールで祝杯でもあげたいところだが、私にはこれからチェンマイまでお客様2人を乗せてビートルを運転することになっている。いやはや、トホホである。
チェンマイに到着したのは、12時少し前である。エンジンは信じられないくらい快調で、メーターはしばしば時速110キロを越えていた。帰宅後1人で缶ビールで祝杯をあげた。
朝食
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トンタラホテルのバイキング。 |
昼食
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タニヤ通りのすし屋「築地」にてランチ大盛り。 |
夕食
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トゥーンのドライブインでお粥。 |
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