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11月5日 月曜日

このところ食料品の買出しに出ていないためか、朝食用のパンもないし、冷蔵庫には玉子すら入っていない。パートンコーを買ってきても先日のように残されると寂しいので、今日は家族3人でコーンフレークの朝食である。

優泰とお母さんを学校に送りこみ、アパートへ戻って、昨日折ってしまった窓開閉用のハンドルを瞬間接着剤でくっ付けてみる。見た目は綺麗にくっ付いたが、実用には耐えず、ハンドルを回すといとも簡単にもげてしまった。やはり接着剤じゃダメだ。新品に交換すれば済む事ではあるが、以前運転席側を交換して600バーツもとられた苦い経験がある。今回は緊縮財政下でもあり、そんな支出はできない。自転車で溶接屋に持ちこんでみるが、「アルミはダメ」と簡単に断られてしまった。次ぎに運動場前のロータリーに並んだ自動車部品屋に飛び込んでみると、女主人が「中古部品がある」と言う。色合いも形状が同じものはなかったが、別にオリジナルに拘っているわけでもないので、いくつかサンプルを見せてもらう。しかし、選ぶ前に実際車に付けられるかどうか確認してからにしようと思い、値段だけ聞くと80バーツと現実的な金額を提示してきた。午後にまた来ると言って、YMCAヘ行く。

YMCAでは今日からタイ語のレッスンが始まる。どんな授業なのか楽しみである。まずはミンさんに挨拶をと思い、ミンさんを呼び出すと、なんとタイ語のクラスはレベル4が定員不足で開講できないから、私はレベル3と言う事になった。先生は日本語の話せるポーン先生。
授業が始まると、なんとおじさんが4人、女性が3人で会った。そのうち6人が日本人で、アメリカ人がひとりと言った構成である。そして意外なのは、YMCAで日本語を教えたり日本人受講生の手伝いをしているMさんもこのタイ語の受講生となっているのである。今までYMCAでの授業はタイ人たちに囲まれてやってきたのに、ここに来てこう日本人が多いと、なんか居心地の悪さを感じてしまう。授業は前半が単語で後半が文法であった。事前に知らされていたが、タイ文字は教えてくれていないので、黒板に書かれるのはすべてローマ字式の発音記号で、これに声調記号までくっ付いているものだから、見た目がベトナム語のように見えて、これまた違和感を覚える。私は極力ノートへはタイ文字に変換して書き取ったが、綴りを確認しているだけで精一杯であり、先生の説明を聞き取るだけの余裕はなかった。レベル3で適当だったのかもしれない。

昼食にはアパート脇の小屋がけ食堂でパカナー(菜っ葉)と揚げた豚肉の炒め物を作ってもらい、冷蔵庫に入れておいた昨日の残りご飯のおかずとして食べる。ここの女主人は私が何も言わなくても山盛りか二食分くらい作ってくれる。サービスのつもりかはたまた営業方針かわからないのだが、私は後者が理由と考えている。その訳は、請求してくる金額はいつもメニューに書かれた金額より多いのである。いつも利用している小屋がけ食堂は、この手の大盛り追加料はない。

午後、さっきの自動車部品屋に立ち寄ったが、工員たちは他の車にかかりっきりで、手すきの者がいない。ちょっと待つように言われたが、なかなか埒があかないので、また明日来ると言って店を出て、優泰たちを迎えに行く。

優泰を学校で迎え、日本語補習校へ送りこみ、これで1時間ほど時間ができたので、お母さんと最寄のショッピングセンター・カーフーへ行く。カーフーは巨大だが、やはり食料品などのバラエティーではトップスやリンピンに劣る。一体どのような経営方針に基づいた品揃えなのであろうか、、。

買い物を済ませカーフーの駐車場を出た際、エンストを起こした。スターターを回してもなかなかエンジンがかからない。エンジンルームを見ると、別に問題がありそうにも見えない。しかし、ガソリンがキャブまで回っていないような気がして、燃料フィルターを軽くたたいてからスターターを回すと、エンジンは回転をはじめた。しかし、回転が滑らかではなく、ちょっとぎこちない。こういう場合、アイドリングのような低速回転だと、エンジンが止まりやすいので、停止中でも常にアクセルを軽く踏んで回転数を高めに維持しながら運転した。補習校まであと500メートルほどのところで交差点に引っかかり、ギアチェンジをしようとブレーキを踏みながらクラッチを切ったその時、エンジンが静かになってしまった。信号が青に変っても、エンジンがかからず。交差点手前で立ち往生。ローギアに入れてクラッチをつなぎ、スターターを回して、スターターの力でビートルを路肩に寄せる。私はてっきりガソリンがキャプに来ていないか、キャプの目詰まりだろうと考え、エアフィルターを外し、吸気口を塞ぎながらスターターを回したりしたが、エンジンがかからない。

仕方なくお母さんを徒歩で補習校まで送り、2人には乗合ピックアップトラックに乗ってえってもらう事にした。私は自動車の修理屋を探した。運の良い事に立ち往生している交差点から100メートルほどのところで欧州車専門の整備工場を見つけた。時刻は既に5時近くなり、工員たちももう仕事を終える所らしく、手を洗ったりしている。親方風に事情を話すと、帰り支度をしていた若い工員を派遣してくれた。彼も私と同意見でガソリン周りを疑っていたが、キャブレターを分解し組み上げなおしても、事情は好転せず、もう彼にもお手上げであった。工場から仲間を呼び寄せ、ビートルを押して工場まで運び込む。親方がこれまでの事情を聞くと、点火系ではないかという。私も最近点火が不自然で、吹きあがりがスムースではないなぁと気にしていた。特にプラグは是非とも交換したいと考えていたのである。

若い工員は親方に指示されたとおり、点火系統をいじくり、ようやくエンジンは息を吹き返した。しかし、まだ不整脈がある。良く見るとイグニッションコイル周辺からスパークが飛んでいる。漏電だ。これはイグニッションコイルの交換が早道だ。それとこの期にポイントとスパークプラグも交換してもらうようお願いしたが、今日はもう部品が揃わないので、「明日また来いヤ」と言う事になった。その頃には既に工場の隅で工員たちがチャーンビールで酒盛りをしていた。私も誘われたが、これから病気を抱えたビートルで家路に就かなくてはならないので、辞退させてもらった。

アパートヘ戻るともう夕食の時間である。慌てて小屋がけ食堂に買いに行く。しかし、優泰はまだ宿題を終えていない。あれこれと理由をつけては宿題を先送りしていたようだ。タイ式のオムレツや五目野菜炒め、豚ひき肉と唐辛子のさつま揚げ風(ムーピッキヌー)を買ってきたが、宿題がひと段落つくのを待ったため、食べ始める頃にはちょっと冷め加減になってしまった。

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メオダムきまぐれ日記
(2015年5月からのブログ)

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