9月4日 水曜日 天気は曇り
今日の事務所内はあまり明るくない。何やら暗い雲が立ち込めている。こんな時は地味に目立たぬようにじっとしているに限る。
午前中に、以前勤務していた旅行会社でシンガポールの支社長を勤めていたSさんが来る。Sさんは私が市ヶ谷の支店に勤務している当時、中国雲南省への研修旅行に熱心に誘ってくださったことがあった。が、当時の支店長は私を派遣する事に強く反対し、私は参加する事ができなかった。この研修には、東南アジア各国の旅行業界にかかわる実力者が多数参加しており、雲南省政府幹部が随行すると言ったとても貴重な研修であった。この研修に参加していたらきっと今とは違った環境に至った事になっただろうと、今でも時々悔やまれる。しかし、反対をしていた支店長は私がその旅行会社を退職した年に癌で死んでしまった。まだ40代という若さだったのに、、。
昼食には事務所の人たちにご馳走になる。洒落た作りのレストランに入る。テーブル席以外に北タイのカントークに似た床の席もある。この床が掘りごたつ式になっていたりして、外国人をかなり意識している。ウエイターも片言の日本語を話し、盛んに「この料理は辛くないよ」と教えてくれる。私としては辛いメニューが食べたいのだが、、。
午後、バンコクの秋葉原とも言うべき「パンティーププラザ」に行ってみる。私はOffice2000の日本語版が欲しかったのである。先日チェンマイで買ったOffice
97は英語版で、私には使いづらかった。それで是非とも日本語版が欲しいと思っていた。さすが、ここなら日本語版もちゃんと揃っていた。他に事務所のコンピューターがネットワーク化されておらず、ファイルなども共有化されていない。そこで、せめて社内書類の共有化を提案するために、私のパソコンと社内のパソコン一台をケーブルでつなぐ実験をすることにした。社内のパソコンにはLANカードもついていなかったので、カードも買う。
さっそく、一台のパソコンにカードを差し込み、設定をする。しかし、どうした事かフロッピーでドライバーをインストールしようにもドライバーを認識できないでいる。何度も試行錯誤の上、なんとかドライバーを認識させてのだが、なんとこのパソコンにはネットワークに関するアプリケーションが何もない。私のパソコンからPingを打てばちゃんと返ってくるのだが、ネットワークとしては認識しない。社内にはOS用のCD−ROMがないというので、これではお手上げである。今度OSのCD−ROMを持って来て再挑戦するしかない。
夕食にはSさんにインペリアルクイーンズパークホテルのレストランでご馳走になる。食べたのはシャブシャブ風なのだが、具にはタイスキのものが沢山ある。海産物も多く、市内のタイスキ食堂とは雰囲気も内容もまるで違う。が、周りを眺めてみて、どうやらレストラン内で我々は特別待遇を受けているようだ。席もリザーブ席に案内され食器も違う。他のテーブルは電熱鍋であるのに対して、我々は真鍮製のシャブシャブ鍋で、しかも炭火である。
夕食を8時過ぎまでとっていたので、チェンマイへの帰りのバスに乗れるかどうかギリギリの時刻になってしまった。ソムバットツアーの最終バスは9時半で、バスターミナルに到着したのが、9時半丁度であった。それでもなんとかバスに乗り込む事ができた。
朝食
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パートンコーと豆乳。 |
昼食
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タニヤ近くの洒落た店でバイキング。洒落てはいるがメニューが少ない。これで85バーツ。 |
夕食
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インペリアルクイーンズパークホテルのレストランでタイスキとシャブシャブを合わせたものをご馳走になる。 |