朝10時にPさんが訪ねてくる。バンコクへの引越しに関しての相談を受けているうちに、今チェンマイで乗っているバイクをどうするかという話になった。バンコクでの生活にはバイクはそれほど必要なものではないし、売ってしまうか誰かに譲渡することになりそうなのだが、いずれにしても、バイクの名義書換にはビザの問題が付きまとう。また、その辺を詰めていくうちに、バイクの車検が切れていて、税金も未納になっていることが判明して、急遽Pさんのバイクに二人乗りして検査場に向かう。バイクの車検も四輪車とほぼ同じようで、ウインカーなどの保安機器が作動するかと、排ガス濃度が規定以内か程度で実に簡単なものであった。検査場の納税窓口に並んでいた際に、大変面倒なことを指摘されてしまった。このバイクの登録はランプーンで行われているので、ランプーンの検査場で納税し、車検証の更新をしなくてはならないそうだ。ランプーンは隣の県ではあるが、検査場がどこにあるかも判らない。面倒だなぁと思っていると、検査場の女性係員が、郵便局で郵送して、代行してくれることを教えてくれた。
早速、郵便局へ回ってみると、確かに郵便局の局員が車検の合格証や強制保険などの書類審査をしてくれた。ただしそこまでで、車検証の更新はランプーンの検査場へ郵送処理するとのことであった。そして更新された車検証は自宅に郵送されて来るそうだ。所要日数は通常2週間ほどだそうだが、ソンクラーンのタイ正月休が間に入るので20日ほどかかりそうだ。月末の引越し予定まであんまり日が無くバタバタになってしまいそうな気がする。なお、バイクの名義書換には、パスポートと在留証明が必要だそうだ。
午後からは私のビザ手続きのために走り回る。一年間の滞在延長許可を受けるために、先月からパスポートをはじめ、労働許可証に必要な書類を番組の関係者に預けてきたのだが、本日確認すると、まだ手続きを何もしてくれていないことが判明した。これで間に合うのかなぁ、、。私の在留許可は今月の16日までである。先方に「間に合いますか」と確認してみると、今度の16日はソンランのタイ正月休が日曜日にかかるので、入国管理事務所はその振替休日で休みになっている。だから、17日に仮の滞在延長の手続きを2週間分して、その間に労働局から労働許可を取り付けると言う。滞在期限が切れた翌日でも大丈夫か心配したが、滞在期限の切れる日が入国管理事務所の休みにあたる場合は、休み明けに手続きをすれば大丈夫なのだと言う。まぁそんなものなのだろうか、、。なお、労働許可の書類には健康診断書が必要だと言うので、急いで健康診断を受けに行く。鉄道駅の近くにあるドクター・ウォン病院と言う病院に飛び込んで健康診断書を作ってもらう。一応聴診器を当ててくれたが、ほとんど問診だけで、料金は40バーツと格安であった。
本日もやたらと暑い。日中で歩いていたものだから、4時近くに部屋へ戻ると頭がズキズキと痛くなってしまった。Pさんと二人乗りしたバイクで脳天を焼かれたためであろうか、それともビートルのフロントガラスを通して差し込む強烈な日光のためだろうか、、。ちょっと休憩でもしたいなぁと思っていたが、O女史からお呼びがかかっているらしい。O女史の部屋へ行って用件を伺ってみると、今回の旅行で取ったデジカメ写真のプリントをしてもらおう写真屋に行ったところ、スマートカードで無いからできないと断られたそうなのだ。そこでどうしたらよいかとの質問であったが、デジカメを確認すると、撮影されていたはずのデータがすべてフォーマットされてしまって何も残っていない。これじゃプリントどころじゃない。せっかく撮りためた旅行中の画像が消えてしまって、O女史は御機嫌斜めのご様子である。
夜、「おしん」を見るために小屋がけ食堂のおばさんを呼びに行くと、「もう、自分のテレビでも見られるはずだ」と言う。聞けば、衛星ケーブルテレビのUBCが入っていると言う。しかし、UBCで見られるNHKには二種類あり、NHKワールドと言うニュース中心のチャンネルとNHKワールドプレミアムと言うドラマも見られるチャンネルがある。おばさんのテレビで果たして「おしんが見られるのだろうか、、。ニュースが終わり、放送開始時間の10時15分なった。おばさんの家のテレビをじっと注視していると、残念、ブラウン管に現れたのは経済関係の番組であった。おばさんと駆け足で私の部屋へ急ぐ、、。おしんは15分番組である。
朝食 |
ご飯と昨夜の残りのほうれん草と生ハムの炒め物、大根とにんじんのナマス。 |
昼食 |
インスタント日清焼きそば(日本製袋麺)。 |
夕食 |
レモンツリーにて空芯菜炒め、イカの挽肉詰めカレー煮、ソムタム(青パパイヤの和え物)。 |