7月3日 水曜日 天気は曇り ときどき雨
ニューヨークから義姉一行がやってくる。一行は4人であるが、構成員はお母さんの兄の嫁さん、その息子テオニ15歳)と娘(リサ12歳)、そしてニューヨークの学校へ日本から留学中の別の義姉の息子(トシ12歳)。チェンマイ到着は午前10時30分。お母さんと優泰をビートルに乗せて空港へ迎えに行く。アパートを出たところで雨になった。
彼らは定刻にやってきた。トシは昨年の秋からニューヨークへ留学しているのだが、日本語で話しかけると、なんだか話しづらそうであった。なんだか、もう日本語よりも英語の方が馴れてしまったようである。同じ頃からチェンマイの学校で英語浸けになっている優泰の英語力がまだまだなのと比べると、ずいぶんと差がある。しかし、まだ1年にもならないのに、これほど母国語を忘れてしまうものなのだろうか、、、。優泰にしても日本の同世代の小学一年生と比べたら、日本語能力ではかなり劣っているのかもしれない。
アパート近くのショッピングセンターに隣接したロータスホテルにチェックインする。6階の部屋であった。2部屋がコネクティングになっているので、4人の一行には使い勝手が良い。しかし、窓からの眺望は今ひとつである。プールが7階にあり、プールで眺望の3分の2がふさがれてしまっている。昨夜は11時過ぎにバンコク到着予定であったが、ノースウエスト航空が遅延したため、バンコクの到着が午前2時になってしまったと言う。ホテルに着いたのは明け方の4時近かったと言うから、ニューヨークから30時間近くかかった事になる。それでも子供たちは元気にはしゃぎまわっている。
昼食にはオート3輪タクシーのトゥクトゥク3台に分乗してメーピンホテルへ向かう。ここのバイキングはお母さんのお気に入りでお母さんはここのメンバーにもなっている。先頭のトゥクトゥクには優泰を含めた男の子3人が乗り込んで、走行中からかなりはしゃいでいるのが後ろから確認できる。
メーピンホテルのバイキングは私は初体験である。ランチバイキングとしては、室内が若干暗く、テーブルの配置が狭いかなぁと思ったが、それ以上に料理の並ぶ台の前にあるテーブルに陣取った日本人男性グループがプカプカとタバコを吹かしている。ウエイトレスたちも注意するには及び腰である。見かけからしてマナーとは無縁そうな輩だ。
午後からはドイステープの山に登って、そこのキンピカ寺院でも案内しようと思っていたのだが、昼食を食べ終えたところで土砂降りの雨になってしまった。これでは山に登ってもしかたがないので、ホテルへもどることにした。もつとも、ホテルへもどってしばらくすると雨は上がってしまったのだが、、、。今晩はカントークディナーショーへ行く予定にしている。夜も遅くなるだろうから私は優泰を連れて一足先にアパートへもどって、優泰に昼寝をさせる。
夜のカントークディナーショーはナイトバザールの南はずれにあるナコンランナーと言うシアターレストランである。以前からここのショーは派手で豪華だと聞いていたが、着いて中に入ってみたら、それまでのカントークディナーとはまるで別物であった。第一に、カントーク(丸いお膳)を使っていない。テーブルにイスなのだが、どう見てももともとは映画館の建物で、イスも映画館式である。そこへテーブルを持ち込んで、ディナーショーにしたといった感じである。お客の入りは悪かった。せいぜい50人いるだろうか、、、。料理はどこも同じな香辛料やハーブ類を押さえた外国人向けの北タイ料理であった。つまりちっともタイらしくなく、中途半端な味。そして、期待していたシューなのだが、これも客の入りが物語っているように、内容的には今ひとつであった。噂ではゾウが登場したり、かなりアクション的にも派手な演出をしているとの事であったが、登場した動物はおとなしいロバ(ポニーかもしれない)だけであった。踊り子も上手な娘もいたが、そうでもない娘もいた。たぶん開業当初は華々しかったのだろうが、営業が積極的でなくて、客の入りが悪くて、ショーの内容も低下してしまったと言うのが真相なのではなかろうか、、。
朝食
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昨日の残りの天ぷらを使って朝から天丼を食べる。 |
昼食
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メーピンホテルのコーヒーショップでお母さんお気に入りのバイキングを食べに行く。 |
夕食
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ナイトバザールの南はずれにあるナコンランナーでカントークディナーショー。 |
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