昨日からの雨が、今日も降り続いている。天気予報では、今日の午前中いっぱいは雨が続き、雨が上がるのは午後からでしょうと昨夜言っていたが、雨は霧雨のようになって、午後も降り続いた。本日も都心へ出る予定になっていて、雨が降るとラビット・スクーターに乗って出かけることができない。電車に乗れば交通費もかかるし、時間もかかる。
本日の予定は就職面接である。一昨日の「不採用通知」で落ち込んでいたらば、早速励ましのメールまでちょうだいしてしまった。「ザマァ見ろ、バーカ」と言ったメールが来てもおかしくない状況の中で、こうした励ましのメールをいただくと大変嬉しい。まぁ、欲を書けば「当社で是非働きませんか」と言うお誘いもいただけると嬉しいのだが、、。
で、その不採用通知は、私にとって就職に対する考え方を改めさせる契機にもなった。年齢の問題。私がいくら新しいことにチャレンジしてみたいと希望しても、企業側は40歳を採用するにあたり、求めてくることは、ゼロからの新人教育ではなく、経験を活かした戦力であることを再確認してしまった。当然のこととは言え、チェンマイでの3年間に、ゼロからスタートのチャレンジを経験して来ていたので、夢をもう一度のような感覚になっていたようだ。
そんなわけで、本当は「もうこの世界はやめようか」と思っていた旅行業界への復帰も視野に入れて考えることにした。たとえ業界の賃金体系がお話にならないくらい安くても、何とか食べていける程度は稼げるであろうと結論を付けて、先日作成した企画提案書に関心を寄せてくださった旅行会社へ面接に行く。会社の場所は新橋。
傘をさしながら電車の駅まで歩き、さて、新橋にはどうやって行ったら良いだろうかと考える。私の乗る西武電車は池袋へ出る。その池袋から新橋へは当然山手線が通じているが、池袋と新橋ではまるで対角線上である。30分くらいの距離で、遠い。地下鉄は1本で結んでくれるものは無いし、距離的に近いのは、有楽町線の永田町(赤坂見附)で銀座線に乗りかえる方法だろうが、しかし、この乗り換えが大変である。距離にして500メートルくらい歩く必要があるのではないだろうか、、。結局、乗り換えのロスを考えたら山手線が便利なようだ。
新橋は烏森口を下りると、ティッシュ配りが何人もいた。消費者金融と、風俗系のティッシュ広告である。そして、面接する会社へ向かって歩くが、そこにもランジェリーパブだのの風俗店が通りに並んでいて、昼間っから客引きのニイさんが声をかけてくる。この雰囲気あまり好きではない。隣の有楽町駅とは大分印象が違う。
従業員規模が30名ほどの旅行会社で、創業してから30年以上になるそうだ。業務の主流は役所の業務渡航だそうだ。私は先に人を介して提出させてもらった企画提案書の趣旨に沿って売り込みをする。その場で採用決定となる。採用することを前提としての面接だったのかもしれない。しかしながら、私のやるべき業務は、私の提出したプロジェクト・プラン以外に、通常の旅行業務を期待されてしまった。まぁ、し方が無いであろうか、、。売上や利益が確約されないプランに付き合って給料を出してもらうと言うほど、世の中甘く無いことは心得ているつもりだ。その給料だが、以前日本のベンチャーで働いていた時の約半分、ちょうどその前に働いていたKツーリストと同額程度である。しかし、成果主義との事で、努力如何でなんとかなりそうである。月曜日から出社となる。朝8時に来るようにとの事だから、6時半過ぎには家を出なくては、、。もう寝坊などしていられない。