11月12日 金曜日 雨

 昨夜から雨になった。久しぶりの雨である。雨であるがそれほど冷たい雨でないことが救われる。我が家の軒下で昨日パンクをしたラビットスクーターのパンク修理をおこなう。車輪を外し、ホイールからタイヤを外したが、別に釘かなにかが刺さってのパンクではなかったようだ。ただチューブも劣化していて、それで穴が開いてパンクしてしまったようである。パンクしたチューブには応急的にパッチを当て、擦り減ってミゾがなくなったツルツル坊主、しかも側面は乾期のタイの田んぼのようにひび割れたタイヤはもう使用に耐えないと判断、以前使っていて、あまりに不具合が多かったので、使用を停止し、野ざらしにしていたタイ製のタイヤを復活させることにした。泥まみれになっていたタイヤを水で洗い、装着する。このタイヤ致命的な欠陥があり、このタイヤで走ると、中のチューブがすぐにダメになってしまうのである。だから、本当に応急処置でしかない。

 午後にチェンマイの古巣となったナコンピンコンドのマネージャーの携帯へ電話をかける。用件は、以前私たちが入っていた10階の部屋へ、本日から新しい入居人が入るから宜しくと言うものである。ちょっと電話の調子は今1つだったが、何とか用件は伝えられた。それと、義姉の所有で、私たちが管理していた12階の部屋にも1ヶ月半のブランクでようやく入居者が入ったらしい。西洋人の夫婦だと言うことである。以前にも韓国人で入居を希望していた人がいたが、入居を断った経緯がある。家賃の値引きを依頼されたのが直接の理由だが、他にもこのアパートに住んでいた韓国人で部屋に関してトラブルが多かったこともあったのも影響していた。その後、義姉から、「私だって、韓国人で、以前日本で、韓国人を理由に入居を断られたことがあるから、韓国人だからって入居を断るな」とクレームを付けられた事があった。しかし、結局はこのように西洋人の夫婦が入ったと言うのだから、結果的には良かったのかもしれない。どんな人かは知らないが、夫婦ものなら無茶はしないだろう。私たちがチェンマイを去る直前に発覚したような西洋人による室内での違法薬物の密造などの心配も要らないだろう。
 他にも、電話では伝えきれないような内容をFAXで送ろうとしたのだが、アパートのFAXは故障でもしているのか、何回トライしてもエラーになってしまった。

 夕方前には雨は上がった。今週も、なんとなくこれでお終い。就職活動については目立った進展なし。財布の中身は若干軽くなり、小鳥のピョン子に関する朗報もなかった。こんな生活をし続けていたら、日本に何の為に帰ってきたのかわからなくなってしまう。来週は、就職のための活動以外、これと言ってやることが無い。それなのに、今後の1週間の天気はあまり良くないらしい。人間も冬眠ができるものなら、このまま春まで冬眠してしまいたいのだが、、。

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