10月27日 水曜日

 お母さんと2人で100円ショップへ行ってみる。お母さんも100円ショップは初体験である。2階建ての店舗を隅から隅まで眺め回しながら、見学していく。お母さんにも面白いらしい。「えぇ、ここだったら100円で買えたのにぃ」と先日義姉のところでダイエーに行き、同じようなものを買っており、それを後悔しているらしい。その腹いせによるモノか知らないが、100円ショップでの買物は3000円近くになった。

 昨日の雨も上がったが、天気予報では「今日は暖かなる」と言っていたのに、さほど暖かくなっていない。風も少し吹いている。区役所までラビット・スクーターで出かけ、国民健康保険証を受け取る。区役所では先週のうちに保険証の郵送をしてくれたらしいのだが、ずいぶんと以前に私が郵便局へ転出届を出していたために、郵送物はすべて「宛先人不明」で返却されていたらしい。また元の住所に戻ったわけだし、「転出先転送」の取下げをしたいところなのだが、郵便局によると「転送」のサービスは届出があってから1年間で、それ以降は「宛先人不明」扱いになると言う。そして私のケースはその既に宛先人不明状態で、取下げなどの手続きはできないのだそうだ。取り敢えず「元の住所に戻ってますので宜しく」と局員に先週お願いはしておいたのだが、、。
 同様のことが、郵便貯金のキャッシュ・カードでも発生した。先週作った郵便局の口座で、キャッシュ・カードが郵送されることになっていた。ところが、保険証同様に「宛先人不明」となってしまい、口座を開設した局では、「口座開設人の住所確認ができていない」と言うことになってしまった。郵便局側から「住所確認ができる書類を持ってくるように」と連絡があった。しかし、住所確認にしても、日本の運転免許は既に失効しており、タイ発行の国際免許では、確認もできない。そのこともあり、区役所へ直々に出向いて保険証を受け取ることにした。

 その国民保険証なのだが、今は一人に1枚ずつカード風の保険証となっていた。せっかくカード風にしたのだから、せめてICチップくらい入れて、機能性を高めておけば、将来保険証で健康や診察記録などと連動した働きもできるのに先進国のはずの日本の新しい保険証が紙のカードとはちょっとお粗末な感じがした。
 その保険証だが、発給されたのは私と優泰の2人分のみ、お母さんのが含まれていないことが判明。区役所の係員に聞くと、お母さんは外国人なので、区へ転入の届出があっても、健康保険の事務とは連動していないとのことであった。外国人登録と併せて手続きを取ってもらえば、すぐに加入できると言うことであった。そこですぐにでも加入手続きを取ろうかとも思ったが、「保険証が必要になったときでも間に合いますよ」と言う助言と、被保険者の保険料も馬鹿にならないと言うことに気がつき、コリャ急いで就職先を探して、会社から社会保険の手続きを取ってもらうのが得策であると気がついた。日本国民なら健康保険に加入するのは義務であろうが、お母さんは日本国籍ではなく、保険加入は権利に過ぎない。だから権利をしばらく行使しないだけと勝手に解釈しておく。

 このところ毎晩K.K.トラベル宛てにメールを送るのに時間がかかっている。後任者宛てのメール以外に社内の事務処理に関する助言から、営業面でのサポートまで、ほとんどチェンマイにいるときと変わらないくらいの業務量である。まったく、いつまで私を頼ってくるのだろうか、、。そんな訳で、深夜遅くまでメール書きに費やされてしまう。チェンマイと異なり日本のネットは安定しているが、我が家はダイヤルアップのためインターネットを使っていると電話料金がとても気になる。そろそろ時流に併せて常時接続のブロード・バンドにすべきかとも思うのだが、今後の就職先のことを考えると家の中でインターネットを必要とするのも今だけではないかと言う気がしてきて踏みきれない。

 本日、ネット上の求人サイトに名前を登録しておく。

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